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今年も十曽(鹿児島県伊佐市)で開催します!
充実の6泊7日!合宿型ダンスフェスティバル!

http://i-dancejapan.net

Contact Improvisation
Festival Japan

日本で、国際的なコンタクト・インプロビゼーションのフェスティバルを開催するため、2006年10月にCIFJ実行委員会を立ち上げました。

1.国際文化交流や人物交流を行うこと
2.多くの人がCIに接する機会を持つこと
3.CIを世界的レベルでその芸術性を高めていくこと
4.プロフェッショナルダンサーのトレーニングとしてのCIの場を作ること
5.インプロビゼーションをベースに、他ジャンルの芸術(音楽、美術、写真など)とのコラボレーションを研究発展させること
6.CIの教育者を育成すること

という目的で、2008年3月に第1回を開催し、これまでに3回のフェスティバルを行ってきました。
それぞれ、プレフェスティバル、Week1、Week2、*ポストフェスティバルというプログラムを組み、英語を公用語にして、個人レベルでの国際交流の場を作り出す事、海外でのクラスの状況を作り出す事にも貢献してきました。


2010年3月に第3回を終えたところで、今後の方針やより良いフェスティバルの在り方を探るため、2010年8月に勝部・鹿島が海外にリサーチに出かけました。そこで得た事や、出会えた人たちと、次なるフェスティバル(名称は変わるかもしれませんが)に活かして、皆様にまたお会いしたいと思います。
それまで、楽しみにしていて下さい。

*2010年のみ

(2010年10月 文責:鹿島)

 フェスティバル後記

CIFJのWeek2神戸が終わって、早1ヶ月も経ちました。
もう諦めて、なにもしないでおこう〜、なんて気もしたのですが、折角、ブログの場所もあるのです、ちょいと遅過ぎますが、まとめてみました。

とは言っても、実は、ある所へ出した報告書を少々いじっただけのものです。ですから、良い事ばかり書いてあります!!!むふふ。そして、書き足りません。もっと書き留めるべき事があるのですが、オリジナル版に字数制限があって、今回はこの程度。

本音のつらつら書きは、写真も添えてまた後ほどに。
あ、まだ遅くないです、感想/ご意見がある方は、送って下さい。
参考にして次回には反映出来る事もあります。(びみょ〜)

「Contact Improvisation Festival Japan 2010をふりかえって」


3回目となった今回のコンタクト・インプロビゼーションフェスティバル・ジャパンは、そもそもの目的、「アメリカで40年近く前に始まったコンタクト・インプロビゼーション(以下、CI)を、ワークショップやパフォーマンスなどを通して研究発展させ、国内外からの講師・参加者と、国際交流をも目的とした場を提供する」を、十分に達成する事が出来た、と捉えています。欧米、アジアより招聘した世界的に活躍するアーティストたちは、持てる資質を惜しみなく提供し、国際的レベルでフェスティバルを牽引して行ってくれました。かつ、彼らの深い交流が、参加者にも大きな刺激となり、より親密な場を創りだす事に大きく貢献していたと思います。

プレゼント

フェスティバル開催直前の3月13日、講師、ゲスト、パフォーマンスに出演予定の音楽家と、オーガナイザーチームで事前ミーティングを行ないました。これからの2週間に備えて、まず率いて行く人達が楽しまなければ、という考えから、話し合いは最小限にとどめ、インプロジャムセッションを2時間程。本当に気持ち良い時間が流れ、素晴らしいダンスが生まれたのです。遠く海外から、日本でのフェスティバルにやって来る彼らに、お礼の気持ちを表すとすれば、【素晴らしい才能の持ち主たちを出会わせる事!】と考え、今回は講師・ゲストの人選を慎重に行ないました。互いが互いにプレゼントになる。これは人間の存在と共存の基本であり、素晴らしいことです。【贈り物】と【居る】と【現在】が多義語の【プレゼントpresent】。まさにこの事をシンプルに理解出来る今回のフェスティバル講師・ゲストチームだったと思います。お見合いババアのミッション、遂行!と考えます。

参加者

今回も、高校生から60歳代、海外はアメリカ、台湾、韓国、フランス、アルゼンチン、イスラエルからと、幅広い参加者を得ました。日本で個人レベルの国際的な場を持つことは、有意義であると考えます。共に踊る事で一人一人が実直な草の根交流を行なっていけたと思います。とりわけ、神戸での合宿型Week2では、Guggenheim House邸の程よい不便さの中で、お互いが協力し合って5泊6日を過ごし、寝食を共にしました。【同じ釜の飯〜】は、朝ご飯だけではありましたが死語ではありませんね。また、ここでの出会いにより、参加者が自発的に交流を発展しつつあると、オーガナイザーにとっては嬉しいレポートも届いています。

英語と日本

多くの日本人にとっては大問題でもある【英語でコミュニケートすること=国際化】に、皆が協力しながら果敢に挑むチャンスとなっていたようです。このフェスティバルでは、基本的に【通訳】という役割の人を設けていません。日本に居ながらにして海外留学体験をするつもりで、皆が自分の出来る事を最大限に発揮するという主旨だからです。英語の得意な人は、周りに分からない人がいれば助けてあげる。理解出来ていない時は、黙ってないで手を挙げて意思表示する、など単純ですが、意外に日本社会(特に大都会)ではなかなか起こらないことです。たった2週間の会期で答えを出すのは早急過ぎますが、心身でコミュニケートする事(=CI)と同じ様に、言葉(英語)での伝達やディスカッションも、大きな課題であるとの認識を各自が持つ事となったと思います。
つまり、「日本的」である事には、日本人が見習い改善すべき事と、海外に向けて自分たちの良さを立派に派生させて行く事の双方が混在しています。今回、講師たちからの感想を概観すると、日本でのフェスティバルに大変満足していたということです。自分たちには計り知れない部分が、気に入ってくれたりしています。無意識のうちに日本人的であることが振りまく良い事が、がたくさん有ったのだと確信しています。

パフォーマンス

招聘講師と、ゲスト、地元の音楽家、実行委員会メンバーによるパフォーマンス(東京:3月20日、神戸:3月28日)では、どちらも即興ならでは、の予期せぬ流れ、協調性のある上質なグループ作品を展開し、程よい制御の中での自由とユーモアと盛上りがあったと思います。オーガナイザーでもある私自身は、即興パフォーマンスというものが、世間でどのように捉えられ、期待度は高いのか否か、等々、ともすると大きな杞憂が頭をもたげる時もあります。今回共演した国際的ダンサーたちは、そのような不安を微塵も見せず、本人がまずその時空間を楽しみ、それを周りに伝播し、会場中をポジティブな空気で包んでくれました。きっと彼らの哲学は、【人生とは、即興そのものであり、前向きに生きるとは即興を信じる事である】。その事を改めて教えてくれた様に思います。

講師

5人の招聘講師と、アジアからの3人のゲストたちは、それぞれが専門分野を異にしていますが、初顔合わせにも関わらず、非常に急速に親交を深め、お互いの研究に対しても楽しみながら協力的であったことは非常に嬉しいです。講師・ゲスト間のハイレベルの交流は、オーガナイザーの狙いの一つでもありましたが、予想以上の成果を生み出す可能性を感じました。また彼らが参加者へ情報提供や、今後の活動への呼びかけ、課題の提案をしてくれた事は、今回のフェスティバルも、ほんの通過点に過ぎず、恒常的なCIへの関わり、つまり生涯学習としてのCIを示唆してくれるものと捉える事が出来ます。

オーガナイザー

国際的な会のオーガナイザーとは、人と人の狭間にあって、各国々の文化習慣の良い事を交流し易くして行くことなのだ、と思います。逆に悪い部分・弱い部分は、知りつつも飲み込んであげる寛大さも必要だし、とことん向き合うも必要。その「とことん」、にはエネルギーと知恵とこまめなコミュニケーションが必要。つまりオーガナイザーの資質って、多くを求められるのね、と今更ながら青ざめます。そして、有り難い事に、実際、その需要から自分が学んだ事は計り知れません。ただし、脳みそレベルでの理解はあっても、【体得】したかと言われれば、まだ!です。CIと一緒です。全身全霊が理解して修得するべき国際力は、残念ながら、今の自分はまだまだです。

事の始まり、そしてこれから

思えば4年前、地中海からの暖かい風が吹く2006年1月、イスラエルCI Festivalでの講師ミーティングでのこと。私は「日本でもこのような国際フェスティバルを開催したくなった。なんとか頑張ってみる!」と、無謀にも思いつきを口にしてしまいました。予想以上の反響で、同席していた多くの講師たちが「協力する!自分も日本でのフェスティバルに参加したいよ」と身を乗り出してくれました。それが後には引けないきっかけとなり、自分たちの力で、国際的なCIのフェスティバルを日本で開催する事となりました。2006年秋に実行委員会を設立し、2008年3月に第1回、2009年2月に第2回フェスティバルを開催しました。今回は、一つの区切りとなる第3回であり、次回は、暫く研修を重ねた後に興そうと考えています。それは、いろいろが足りなくなったからです。自分の中の「理由」でしょうか。「動機」でしょうか。もっと現実的なものでは「財力」。それらを補う為には、「遊学」でしょう。自分が参加者もしくは講師の立場で、他国のフェスティバルを周り、そのノウハウやエネルギーや、人脈、情報を得る事で、自分の中のモーティベーションを上げられるのではないかと考えています。

CIの場

このフェスティバルに参加した人達は、あまり他では得られない体験をした、と感想を述べてくれました。自分自身の意志と輪郭をしっかりと持つ事や、その上で、人との交流を容易く行なう事が、この機会に得られる事の特徴だと思います。このダンスは、自分たち以前には存在せず、言葉に変換し難い心の襞を伝え合いながら、その瞬間に自分たちで創り出すものです。繊細でクリエイティブな身体表現。人と人が直接繋がれる事がこのダンスの得意技であり、国際フェスティバルの形態をとるこの企画は、様々な文化、歴史、思想、芸術的背景を持つ人々が、短いながらも集中した時空間に集い、エネルギーを交換しあう。個人個人のレベルでの交流は、細くとも、長く強く繋がり続けるとの実感も持って、私達は研修後の次回フェスティバル(のようなもの?)を目論んでいます。

ご参加下さった皆さま、お手伝い下さった皆さま、素晴らしい求心力で心をとらえ踊らせて下さった講師の皆さま、様々なご協力下さったあちらこちらのたくさんの皆さま、本当に、有り難うございました。刹那的なダンスが稼業の私たちですが、皆さまのお気持ち、ご助力、一生懸命な姿は、ずっと心に留まります。一人ではできないこのダンス、きっとずっとこのように皆さまのエネルギーを浴びて、交流して活動を続けて行く事でしょう、どうぞよろしくお願い致します。

2010年4月末 記:勝部

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