「松葉」

てらてらと

松葉も光る

夏の陽射しに

 

<葛(Kuzu)>

 


「九月の稲光」

夕暮れの九月初めの雷光は
夏はまだまだ続くよと
雲の裏から呟(つぶや)いて

 

<稲(Ine)>

 


「朝の半月」

朝の半月雲の色
光に霞まずぽっかりと
海は底まで澄んでいて

 

<月見草 (雌待宵草(Mematsuyoigusa))>


「露草」

三日月の母体から
顔出す藍(あお)は
真の青

 

<ブタ菜(Butana)>



「丸み」

さらさらベールに包まれて
すべすべ滑らか
柔らか丸み

 


<露草(Tsuyukusa)>