jabonaの使い方

  1. はじめに
  2. 操作方法
  3. 異なるバージョンの併用
  4. カスタマイズ機能
  5. 盤面編集と詰め将棋
  6. コマンド
  7. 連続対局
  8. 棋譜解析
  9. 定跡表示
  10. 棋譜検索

1. はじめに

jabonaは、将棋プログラムBonanza用のGUI(Graphical User Interface)です。
Bonanzaと合わせて使うことによって、Bonanzaとの対局、Bonanza同士の対局を楽しむことができます。

2. 操作方法

  1. 対局
    対局を開始するには、[対局][開始]メニューまたは[開始]ボタンをクリックします。
    対局開始ウィンドウで先手と後手を設定し、[OK]をクリックすると対局が始まります。
    投了するには、[対局][投了]メニューまたは[投了]ボタンをクリックします。
    中断するには、[対局][中断]メニューまたは[中断]ボタンをクリックします。
    その後、対局を再開するには、[対局][再開]メニューまたは[再開]ボタンをクリックします。
    対局再開ウィンドウで(必要なら先手と後手の設定を変更し)[OK]をクリックすると対局が再開します。
    主な機能の説明については[ヘルプ]を参考にして下さい。
    また、[初期化]をクリックすると初期状態になります。


  2. 駒の動かし方
    駒を動かすには、移動元をクリックした後、手を離してマウスを移動し、 移動先で再びクリックします。
    持ち駒を打つ方法も同様に、駒台の(一番上の)駒をクリックした後、 マウスを移動し、移動先で再びクリックします。
    [オプション]メニューの[駒をマウスに合わせて動かす]がONのとき、 駒がマウスに合わせて動きます。

  3. 棋譜と局面
    対局を行っていないときは、ツールバーの局面変更ボタンまたは棋譜リストを操作して、 局面を変更することができます。
    変更した局面から対局を[再開]することができます("待った"など)。
    棋譜リストは、キーボードの"↑","↓","PageUp","PageDn","Home","End"で変更することができます。

  4. [編集]メニュー
    • [棋譜・局面貼り付け]:クリップボード内のKIF/KI2/CSA形式の棋譜または局面が貼り付けられます。 形式は自動判定されます。貼り付けた局面から[再開]ボタンで対局を継続することができます。
    • [棋譜コピー]:現在の棋譜が選択された形式でクリップボードにコピーされます。
    • [局面コピー]:現在の局面が選択された形式でクリップボードにコピーされます。
    • [読み筋コピー]:読み筋(ステータスバーの文字列)がクリップボードにコピーされます。

  5. 人間の制限時間
    人間に制限時間を設定するには、対局開始ウィンドウの[人間に制限時間を設定する]をオンにして、 対局者の人間側の[制限時間]と[持ち時間]を適当に設定します。
    人間の手番のとき、[警告時間]前になると、時計が赤になり、ビープ音が鳴ります。
    なお、両対局者が人間のとき(検討中など)は制限時間は無効です。

  6. 定跡最長手数
    主にコンピュータ同士で対局するとき、定跡手が長く続き過ぎることを避ける機能です。 例えば20とすると、21手以降は定跡を使用しません。 定跡の使用に制限を設けないときは[無制限]を選択して下さい。

  7. スレッド数
    並列処理に対応したBonanzaを複数のCPUまたはコアを有するPCで使用しているとき、 [スレッド数]に2以上の数値を代入すると、思考時に並列処理を行い、NPSの数値が高くなります。

  8. 時計
    時計の左の数字は一手の消費時間、右の数字は合計の消費時間です。(単位は[分:秒])
    なお、時計と棋譜の消費時間が1秒多く表示されることがありませすが、 エンジン内では正しく処理されています。

  9. ヒント
    [ヒント]ボタン(既定のBonanza)、 または[ツール][ヒント]メニューの適当なBonanzaのバージョンをクリックすると、 現在の局面に対する思考結果がステータスバーに表示されます。
    ヒントは局面や棋譜には影響しません。
    ヒントの右の数字は思考時間[秒]とスレッド数です。適当に設定して下さい。
    Bonanzaの思考を途中で停止するには、その右の停止ボタンをクリックして下さい。

  10. スコアグラフ
    スコアの履歴を表示したものです。中心より上は先手有利、下は後手有利です。 赤は先手側、青は後手側の送ってきたスコアです。 縦軸のスケールは[ツール][オプション]メニューの[スコアグラフ最大値]で変更することができます。

  11. 通信ログ
    [ツール][通信ログを開く]メニューをクリックすると、 最新の対局のBonanzaとの通信ログを見ることができます。
    ここで、1>, 1<は先手側への送信と受信、2>, 2<は後手側への送信と受信、 0>, 0<はヒントの送信と受信です。

  12. 棋譜詳細
    右上の[棋譜詳細]ボタンをクリックすると、現在の棋譜の詳細を表示・編集することができます。

  13. 思考条件
    右上の[思考条件]ボタンをクリックすると、現在の対局の思考条件を確認することができます。

  14. 統計表示
    コンピュータ思考後に左下に先後別にNPSとCPU使用率が表示されます。 スレッド数NのときCPU使用率はN*100%弱になります。

  15. 強制終了
    プログラムが何らかの理由で応答しなくなったときは、タスクマネジャー (タスクバーの空いたところを右クリック)でjavaw.exeとbonanza.exeを終了して下さい。

3. 異なるバージョンの併用

対局者リストには、既定のBonanza(バージョン4または3)以外に Bonanza4, Bonanza3, Bonanza2, Bonanza1 が含まれています。 これらはそれぞれバージョン4, 3, 2, 1です。
これらを使用するには以下の作業が必要です。
ファイル構造は以下のようになります。
Bonanzaフォルダ--jabona.jar, 2chkifu.bin, 2chkifu.hdr, bonanza.exe, book.bin, hash.bin, fv.bin(バージョン4以降)
          |--V4--bonanza.exe, book.bin, hash.bin, fv.bin
          |--V3--bonanza.exe, book.bin, hash.bin
          |--V2--bonanza.exe, book.bin, hash.bin
          |--V1--bonanza.exe, book.bin
          |--image--koma.gif, ban.jpg, dai.jpg, tatami.jpg (駒、盤、駒台、畳画像)
          |--sound--komaoto.wav (駒音)
jabonaを使用すると、これ以外にいくつかのファイルができます。

4. カスタマイズ機能

以下の外観を変更することができます。自作品を使用することもできます。
  1. 駒画像
    所定のフォーマット(8X4形式)の駒画像を
    ここ からダウンロードして保存し、[ツール][オプション]メニューの[画像ファイル]で選択すると、 駒画像を変更することができます。
    なお、ウィンドウサイズを変えると、盤と駒の大きさも変化します。

  2. 盤・駒台・畳の画像
    [ツール][オプション]メニューの[画像ファイル]でそれぞれ適当な画像ファイルを選択して下さい。
    盤と駒台では画像が自動伸縮され、畳では等倍率で繰り返し表示されます。

  3. 駒音
    適当な駒音ファイル(wavファイル)をsoundフォルダのkomaoto.wavファイルに上書きして下さい。

5. 盤面編集と詰め将棋

[編集][盤面編集開始]メニューで盤面を編集することができます。
編集を開始する局面を、[開始局面]、[現局面]、[詰め将棋]の3通りから選択して下さい。
盤面編集時は駒を自由に動かすことができますが、対局関係の操作はできません。
また、駒を右クリックすると駒の種類(成/不成、先/後)を変えることができます。
編集が終了したら、[編集][盤面編集終了]メニューをクリックして下さい。
このとき、手番を[先手番]と[後手番]から選択して下さい。(詰め将棋では通常先手番です)
[詰め将棋]のとき、Bonanzaは両方に玉がいないと不具合がありますので攻め方にも玉が必要です。
編集中または編集終了後、[ヒント]ボタンをクリックするとステータスバーに解答が表示されます。
詰み手順を再現するには、[再開]ボタンをクリックし、先手・後手にBonanzaを選択し、 [OK]をクリックして下さい。
なお、Bonanzaは詰め将棋プログラムではありませんので、解けない問題もあります。

6. コマンド

対局開始ウィンドウの[コマンド]は、Bonanzaのサポートするコマンドで、 GUIに含まれないものを文字列で指定する機能です。
例えば、"limit nodes 1000000" ("は入力しない)と入力すると、 探索ノード数が100万に設定されます。 これは、NPSが250KのPCでは制限時間を4秒に設定することと同じです。
なお、探索ノード数の下限はBonanza1/2/3/4では約1,000/100,000/100,000/10,000です。
また、"limit depth 6" と入力すると、探索基準深さが6に設定されます。 探索基準深さが1増えると考慮時間は約3-5倍になります。 探索基準深さを指定したときは、中盤以降の考慮時間が大きくなり、 また、考慮時間が局面で変わります。
なお、探索基準深さの下限は1です。
以上の二つのコマンド(limit nodes, limit depth)を指定したときは、[制限時間] [持ち時間]は無効になります。
また、メニューにない制限時間を設定するには"limit time 15 1"(持ち時間15分、切れたら1秒) などと入力します。
弱いBonanzaと対局するには、Bonanza1でノード数を小さくすることをお勧めします。
その他のコマンドについては、Bonanzaの説明書を参考にして下さい。

7. 連続対局

対局開始ウィンドウで[連続対局]をONにし、対局数に2以上の数字を代入し、 先手と後手にコンピュータを選択すると、コンピュータ同士の連続対局を行うことができます。
連続対局中は勝敗の途中経過が右上に表示されます。
[棋譜保存]がONのとき、棋譜(.KIF形式)が開始日時名のフォルダに保存されます。 棋譜ファイル名は"通し番号"_"手数"_"勝敗".KIFです。 ここで"勝敗"は先手勝ちのとき"S"、後手勝ちのとき"G"です。
連続対局を途中で[中断]し、[再開]することも可能です。

8. 棋譜解析

現在読み込まれている棋譜を、コンピュータで解析する機能です。
[対局][棋譜解析]メニューをクリックすると棋譜解析開始ウィンドウが現れます。 ここで、先手と後手を設定し (少なくとも一方がコンピュータであることが必要です。人間の手番は解析しません。 また、[投了値]は無効です。最後まで解析します。)、 [OK]をクリックすると、棋譜解析ウィンドウが現れ、棋譜解析が始まります。
本譜と解析結果が一致したとき○、途中の候補手と一致したとき△、一致しないとき×で表示します。 ・印は定跡と一致したことを表します。
スコアは解析結果のスコアであり、本譜を評価したものではないことに注意して下さい。 また、スコアはスコアグラフにも図形表示されます。
本譜と解析結果との一致率が先後別に表示されます。 括弧内の左が○について、右が○と△の和についての数字です。
解析結果は"kaiseki.txt"ファイルに毎回上書きされます。 [ツール][棋譜解析結果を開く]メニューで確認することができます。
駒落ちや、中途局面から開始した棋譜を解析することも可能です。


9. 定跡表示

棋譜データベースを用いて、現在の局面と一致する棋譜の次の指し手を表示する機能です。
[定跡表示]ボタンをクリックすると開始します。再度クリックすると終了し、通常の対局モードに戻ります。
矢印が次の指し手を表し、矢印の太さは棋譜の数に比例します。棋譜の数は数字でも表示されます。
任意の矢印の数字の位置にマウスを移動させると、データの詳細が表示されます。 ここで、左の数字は棋譜数で、棋譜数の多い順に表示されます。 右の年月日はその人が最初にその手を指した日です。 なお、その手を最初に指した人の名前の前に*マークが付きます(いわゆる"新手")。
次に、任意の矢印の数字の部分をクリックすると、その指し手で局面が進められます。
以上の操作を繰り返し行うことができます。
[編集][定跡統計コピー]メニューをクリックすると、 現在の局面の指し手のリスト(指し手、棋譜数、勝率)がクリップボードにコピーされます。

注意事項とヒント
次の手   棋譜数 先手勝率 (手数=0)
▲7六歩(77) 33789 0.531
▲2六歩(27)  8402 0.509
▲5六歩(57)   391 0.531
▲9六歩(97)    26 0.308
▲1六歩(17)    25 0.417
▲6八飛(28)    16 0.500
▲3六歩(37)    15 0.533
▲5八飛(28)    15 0.400
▲6六歩(67)    13 0.231
▲4八銀(39)    11 0.400
▲7八金(69)    11 0.455
▲7八飛(28)     5 0.400
▲6八玉(59)     2 0.500
▲8六歩(87)     1 1.000
▲6八銀(79)     1 0.000
------------------------
合計     42723 0.527
[編集][定跡統計コピー]メニュー

10. 棋譜検索

棋譜データベースを用いて、現在の局面と一致する棋譜を検索する機能です。
[ツール][棋譜検索]メニューをクリックすると棋譜検索ウィンドウが表示されます。
使い方は棋譜検索ウィンドウの[ヘルプ]を参考にして下さい。

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