E-MU 0404 SE の オペアンプ コンデンサー を交換してみたい人の為のページ

( 実際に交換してみた 編 はページ下のほうです)


 

クリエイティブより販売されている、E-MU 0404SE というオーディオカードがあります。

使われているチップも優秀で、音に関しても巷の評判はいいのですが、

使われているコンデンサーが、”Jamicon” や、”TEAPO” というとりわけ普通のコンデンサー(海外製品)なので、

ここを国産のコンデンサー、音響用コンデンサー、OSコン等に交換してみたいと思う方が結構いらっしゃるようです。



さて、今日WEB上にて、E-MU0404のコンデンサー交換の記事がいくつか見つかります。

拝見してますと、大半が全てのコンデンサーを交換されているようで、

アナログセクションだけでなく、デジタルセクションにも手が入れられているものも見かけます。



「とにかくジャミコンが格好悪いから全部交換したい」という主旨の方を除くと、

「カップリングのコンデンサーを交換したい」 との記述も多く見かけるので、

今後このような改造をされる方の為に、実際に私が回路を追って調べた結果を公開します


スパッと解りやすくいきましょう。



E-MU 0404 (SE含む)は、



 ・ライン出力はDC出力です。(出力にコンデンサーは入っていない)

 ・ライン出力オペアンプのロケーションは
”U9”(前期モデルは”U7”) です。

 ・ライン入力はAC入力です。カップリングコンデンサーは、
C5、C19です。

 ・ディファレンシャル部分のカップリングコンデンサーは、C55、C57、C60、C64 で、16V/47uF です。

これら交換の際は、極性等間違わないように注意してください。






ボードに載る全てのコンデンサーの数を合計すると、かなりの出費になる計算になります。

加えて、録音をされる方、RMAA等のループバックで少しでも良い結果を出そうという実験でないのならば、

入力部分のコンデンサーは交換しなくても出てくる音に何ら変わりはありませんので、少々無駄な出費とも言えます。

音を気にしてコンデンサー、オペアンプを交換される方は、以下の画像を参考にしてみてください。




青○:ライン入力 入力結合コンデンサー と、オペアンプによる差動入力経路

緑○:ライン出力 差動出力結合コンデンサー と、オペアンプによる差動入力経路

赤○:リファレンス電源、各チャンネル電源、デジタル部分等のバイパスコンデンサー (電解コンデンサーのみ表記)

全交換の予定のない方は、上記の画像を見て、どのコンデンサーをどのように交換してみたいのかじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

アンバランス出力のオペアンプの出力にはコンデンサーが入っていないのは、一目瞭然ですね。

コンデンサー交換で出力の音を変えるのが目的ならば、バッファ部分の交流結合コンデンサーを交換するのが妥当でしょうか。

また、入力の音を変える目的ならば、ボード上の方の二本がカップリングコンデンサーです。

 

もう少し解析した図を参考に以下に載せます。

PCM1804 や、AK4395 のデータシートとあわせて見ると回路構造がわかり易いかもしれません。

(抵抗値の表記のメモもありますが、画像に書ききれないのでやめておきました。)


・入力部分と出力部分をちょっと書いた図 (↓画像のモデルは前期タイプ。 後期も入力回路はほとんど同じです。)

 

後期(SE)モデルの出力部分↓

 

 


実際に交換してみた 編



グフがいっぱい


現在最終的に上の写真のようになっています。

完成から時間をかけて聴いてきましたが不覚にも良くなったと感じます。

コンデンサーを新調しようかとも思ったのですが、オーディオグレードはなんとなく少し気が引けるのもあって、

手持ちから日ケミ LXZ(低インピーダンス小型品)を使って、一先ず出力ライン関係のみ交換、

全てを一気に交換ではなく、交換しては聴いてを繰り返して作ってみました。

 

@ カップリング、出力段オペアンプの電源部分のコンデンサーを交換

(TEAPO 16V/47uF → 日ケミLXZ16/47uF)

大して違いは出ないと予想したが、結果は良好。特別癖っぽい感じはしない。くどくない程度にクッキリ感出る。



A 出力段オペアンプをLM4562MAに交換
(NJM2068 → LM4562MA)

当初は音が濃くてクドいような錯覚で戸惑ったが、冷え切った体で暑い風呂に入ったような錯覚だったらしい。

試しにNJM2068に戻して聴くと、LM4562MAは細かい音までぼやけずにクッキリしているのでそれが主張感がある感じに聴こえたみたい。

かといって硬い音過ぎるわけでもなく、柔らかすぎもしない。特別キンシャラするでもなく、妙な刺激感はないので良し。

低音は随分と変わった。簡単に言えばしっかり出るようになった感じ。

特徴だった薄めのキックに重みを感じるようになった。

やはりオペアンプっていうのは随分と音が変わるものだなと再認識。

(こればかりはきりが無いのであんまりはまりたくない)

特にスピーカーで鳴らしたときに物凄い差が出て驚いた。

交換後にうちのが仕事から帰ってきて、ただいま〜と部屋のドアを開けた瞬間、

スピーカーを不思議そうに見つめて、「ん? こんなに響いたっけ?なんか換えた?」

これには同じ印象を持っていたので、その違いを改めて認識出来たが、

高音が随分と綺麗に部屋に響く。どうやら前よりも余韻部分がしっかり聴こえる。




BAK4395の各電源のパスコン アナログ、デジタル共に交換
(jamicon 16V/10uF → 日ケミ LXZ 16V/47uF)
(jamicon 25V/100uF →日ケミ LXZ 16V/330uF)

音に安定感が出た。 とか言ってみるといかにもそれっぽいが実際はハッキリとわからない。

でも曲を聴いていて、良いなぁ と思う瞬間が増えたので、何かしら効果があるような気がする。(思い込みという効果があるとも言える)

ちなみにこのオーディオカードの隣には例のお方が住んでいらっしゃったりする。

 

参考になりましたでしょうか?