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   深川大会の光った応援とは?
 これまで数多くの大会や試合を見てきたが、今年の秋の深川大会では心にグッとくる応援シーンがあった。

 Cクラス1回戦、潮見パワーズ紅はキングコンドルズと対戦。試合は初回から緊迫したゲームとなり、最終回にあと1本が出ればあわや試合がひっくり返るという展開の中、惜しくも3−2で潮見パワーズは敗れてしまった。

 試合後、子供達は悔しさいっぱいにして、涙を流した。中でも一際顔中を泥だらけにして泣いている選手がいた。

 この試合の応援では、これまでとは一味違った応援シーンを見ることができた。それは、A3サイズほどの真っ白い画用紙に、出場選手一人一人の名前が、筆で大きく書かれているプラカードを手に、試合に出ない子供達(1年生〜3年生)が応援するというものだ。

 A君が打席に立てば、子供達はA君の名前が書かれたプラカードを持って、張り裂けんばかりの大きな声で、必死になって応援していた。その声は、ゲームセットが下される最後の最後まで止むことがなかった。同チームを応援する私としては、こういう応援はなんとも頼もしく、何よりも子供達が楽しんで、一丸となっている姿が嬉しかった。

 このプラカードは、この試合に出場する一人の選手の母の発案と手により、前日にしたためられたものだ。丁寧で、しっかりとした文字からは、我が子とチームメイトを心から応援する気持ちが溢れ出ている。

 試合後、顔中を泥だらけにして泣いていた彼こそ、今回の応援用のプラカードを作成した母の子であることを、後になって知った時、彼の胸中を思うことができた。

 潮見パワーズでの子供達をサポートする父母の力には、監督、コーチ一同敬服する思いである。また、子供達も何とかして、親の期待に応え、喜んでもらいたいという強い気持ちで、試合に臨んでいる。

 初戦で惜しくも敗れはしたものの、潮見パワーズの素晴らしい親子関係を、応援シーンから見ることができた。今深川大会で、どのチームにも負けないナンバーワンの光った応援であった。


 2009年 第46回 江東区深川学童少年軟式野球大会(秋季大会)

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