ピエール・ド・ロンサール満開


ピエール・ド・ロンサール

これからバラをはじめようかと考えている初心者の方から、「お勧めの一季咲きのつるバラは何ですか?」と聞かれた際、真っ先に思い浮かぶバラがある。そのバラは3年に一度だけ開催される世界バラ会議にて、見事殿堂入りした銘花中の銘花、「ピエール・ド・ロンサール」である。
こいつをお勧めする理由は沢山あるが、とにかく育てやすいに尽きる。植えるときさえしっかり面倒見てあげれば、強力な生命力をもってグングン成長をはじめる。ヒョロヒョロと大きくなるタイプのバラは見ていて心配になるが、ピエール・ド・ロンサールにそれは当てはまらない。ピエール・ド・ロンサールが伸ばす枝は剛直で健康的。見ていて安心感があるのは初心者にとってありがたい。
病気にもめっぽう強い。農薬によるバラ栽培を強く推奨するボクでも、このバラに関して言えば多少放置したとしても大きなトラブルもなく、どんどんデカくなる品種だ。ちなみにボクは完全無欠の西日条件でこれを育てている。それでもこの開花をしてくれるのだ。バラに西日はダメなんて誰が言い始めたのか知らないが、ボクは西日全然OKという立場だ。

一季咲きゆえに年に一度しか咲かないが、開花時は手に負えないほど咲きまくる。そしてその花は大変美しい大輪花で一花の寿命がこれまた長い。なのでいったん咲き始めるとかなり長い間楽しめる。場合によっては秋に返り咲くという情報もあるが、正真正銘の一季咲きとして付き合うと誤解がなくていい。そもそもこいつに繰り返し咲きを求めるのは野暮ってものであろう。このバラは年に一度だけ咲きまくるからいいんじゃないか。秋に咲いたりすると春の一番花の価値が減ずる。

とにかく、初めてのつるバラとしては大変育てやすくて、結果が簡単に伴ってくれるのだ。ここまで育てやすいバラは我が家においては他にない。結果が伴えば自信になり、コンスタンス・スプライなどこだわりの品種に手を出そうという気にもなろう。
ピエール・ド・ロンサール・・・・・。唯一の難点は人気がありすぎて、もはや定番品種となってしまったが、やっぱりこいつはお勧めだ。

コンスタンス・スプライはすでに散ってしまったが、1週間ずらして満開となった。

香りはないが、手の届かないところで咲くので関係ない。圧倒的な開花力で押し切るのがピエール・ド・ロンサールの咲き方。

非常に分かりやすいキャラクターだ。

下記に現在開花中のその他の品種をご紹介。


春がすみ

我が家の一季咲きはこれだけではない。世界的に有名なサマースノーのつるバージョン、つるサマースノーの枝代わりピンク品種がこの春がすみだ。

サマースノーの枝代わりがスプリング・パルなので間違えて購入しないように注意したい。間違えて販売している店もある。


忘れてもらっては困るといわんばかりに咲いているが、これ位ではまだまだである。3年後には壁面を覆うほどに巨大化する予定。ちなみにこれも西日条件。


よく見ると、左下にオールド・ローズ、ロサ・ムンディがひっそりと咲いているのが確認できるが、勢力にここまで差が出てしまうと、もうどうでもいい感じ。夏に一時帰国した際、様子を見てバッサリいっちゃう可能性あり。

さらによく見るとクレマチスも絡まっていたりする。


レディ・オブ・シャーロット

開花報告からずいぶん経つが、未だにこのような美しい花を連発させているようだ。

そのポテンシャル、未知数だ。



サー・ジョン・ベッジャマン

イングリッシュローズの中ではかなり新しい品種にかかわらず、早速マイナーな品種の仲間入りをしそうな予感なのが「サー・ジョン・ベッジャマン」
香りがないことで敬遠されるか。

実際に目の前にするとイングリッシュローズの中では独特な印象を受けるが、敢えて強くはお勧めする品種でもない。

西日条件。


ティー・クリッパー

個人的にかなりお気に入りの品種、ティー・クリッパーも開花を始めたようだ。

大輪の花を咲かせ、バッサリ散る姿は潔い良いの一言。

西日条件。
ティー・クリッパーの拡大写真。

ブラインドを発生させやすい印象があるが、それを乗り越えた花芽からは素晴らしい花を咲かせてくれる。

ヘリテージ

この花びらの渦巻き具合は間違いなくヘリテージ。定番のピンクだが、見間違えようがない。

西日条件。


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