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Uke-Stick レポート
ドイツ生まれのサイレントウクレレ


1 はじめに

家でウクレレを気持ちよく弾いていると、家族から「テレビが聞こえない」とか「勉強ができないのはウクレレのせい」と非難されます。
また、夜中にウクレレを弾いていて、ドアに「うるさい!」と貼り紙をされた怖い経験のある人もいます。
ギターと比べるとウクレレの音は小さいですが、日本の住宅事情では思いっきり弾けない状況です。

アキオ楽器さんでは、ステルスというサイレントウクレレを販売していますが、高価なので気軽に買うことができません。
そんな折り、NUA(日本ウクレレ協会)で、ドイツ製のサイレントウクレレを共同購入する話が持ち上がり、早速申し込みました。

送料を含めてもFamousのFS-1と同じ程度の驚くほど安い値段です。
はたして、どんなウクレレなのでしょうか?
ちゃんと鳴るのでしょうか?


2 全体

ご覧のように、一見、”布団たたき”のような姿です(^^)
ヘッドがなく、ペグが下の方にあります。
全長は45cm(エンドピンを除く)ほどで、スタンダードウクレレからヘッドの分を取ったぐらいのコンパクトなサイズです。

ボディとネックは一体で、無垢の材から削り出されています。材質は、エレキギターでよく使われる、Alderです。
硬くて、ほどよい重量感があります(重さ365g)。


3 ネック

ネックはボディと一体化しており、指板はありません。
厚みは1.8cmと少し分厚い感じがしますが、握りやすい形状をしています。
ナットはなく、0フレットがナットの役目をしています。このため、弦高が低く押弦が非常に楽になっています。

フレットは14フレットまであり、ボディが小さいので、14フレットでも無理なく押さえられます。
また、ポジションマークが3F、5F、7F、10F、12Fの表面と側面にあり、とても見やすくなっています。

ネックの裏の上の方に穴が空いており、ここから弦を差し込み、弦を結んだ玉でとめます。


4 ペグ

ご覧のように、ボディにペグがついています。
ブリッジをとおった後、溝のついたアルミの円柱で弦が反転し、ボディ上部のペグで巻き取ります。
ペグは、安っぽいプラスチック製ですが、きちんとチューニングができます。
ただ、アルミの円柱を介しているので、巻き上げ時はスムーズですが、緩めるときはペグを緩めてもすぐに音程が下がりません。チューニングは、大きく緩めてから少しずつ巻き上げる方法で行います。


5 ブリッジ

アルミのブリッジの上にプラスチックのサドルが乗っています。
ご覧のように何故かアールがついています。フレットが平らだとサドルも平らになるのが普通ですが、ギター用の既製品を流用したのかもしれません。

このサドルの下に、パッシブタイプのピエゾピックアップが入っていて、サドルに伝わる音を電気信号に変換して、ボディ下部のジャックから出力します。

このジャックの位置が微妙に不便で、座って弾くとひざにプラグが当たります。立って弾く分には問題ありません。


6 ケース

標準で、ご覧のキャリングケースがついています。
緩衝材も入っていて、デザインもスッキリしています。まるで、ソロバンケースのようですね(^^)

そして、素晴らしい点が、この肩掛けベルトです。ボディのピンに止めると、ストラップに早変わりです。

もちろん、愛用のストラップを付けることも可能です。

これで、ステージの上を走り回ることでできます!!


7 演奏

Uke-stickは、音を反響させるボディがないので、そのままでは小さな音しか出ません。
アンプにつなげば迫力ある音が出せますが、家でそんなことをしたら本末転倒、サイレントを買った意味がなくなります。

そうだ、ヘッドホンをつないでみましょう。ジャックにヘッドホンを差し込んで弾いてみますと、何も聞こえません(泣)。
Uke-Stickのピックアップは電池を使わないパッシブタイプなので、アンプを通さないとヘッドホンでは聴けません。
でも、重たいアンプを引っぱり出すのは面倒です。

そこで、登場するのが秘密の箱、パンドラです。
この小さな箱は、マルチエフェクター、アンプシュミレーター、リズムマシーン、チューナー等が一体化した優れものです。
単四乾電池4本で駆動しますので、いつでもどこでも使えます。
実売価格は、15,000程度です。

KORG PANDORA

裏面:電池のふたを取った状態


Uke-Stickのジャックからシールドケーブルをパンドラへつなぎ、ヘッドホンで聴くと、もう、感激です。

パンドラの音(MP3 113KB)
最初はノーマル、2つ目はリバーブ、最後はディストーションを掛けています

もちろん、パンドラからアンプへつなげば、あなたはステージで目立つことは必至です(^^)
このパンドラには、ストラップに引っかけるアダプターがついています。

アダプター

ストラップに装着した状態


8 おわりに

はじめは、おもちゃだと思っていたUke-Stickですが、その実力はたいした物です。
事実、NUAの小林正巳さんは、2002年のハワイで行われたウクレレフェスティバルにおいて、このUke-Stickでステージに上がられました。

うちの娘は今年が受験です。このUke-Stickのおかげで静かに勉強ができると思っていたら、「これで、テレビがゆっくり見れるね!」と大喜びです(^^;

【参考HP】:RISA Musical Instruments

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