ホームAcoustic Steel Guitar とは


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coustic Steel Guitar とは


  • 1885年に、当時11歳であったライエ(オアフ島東岸で現在、ポリネシア文化センターのある地域)に住むジョセフ・ケクク少年がギターを弾きながら線路を歩いていたときの話です。(その頃はサトウキビ運搬の鉄道が島の至る所に走っていました)
    彼は一本の太いネジを拾ったので、それをギターの弦に載せてみたところ聴いたことのない音が得られました。家へ取って帰ったジョセフは小さなナイフの背や剃刀の歯を削り落としたものを作ったりして、この効果が得られるような実験を繰り返したそうです。
    これが、スチールギターでおなじみのグリッサンド奏法の誕生と言われています
  • この発見があった後、19世紀の終わり頃に、いかにしてギターの音量を上げるか、いろいろと工夫がなされました。
    まず、共鳴部分を増やすために、ネックをボディと同じ厚さにして中を空洞にしました。そして、グリッサンド奏法に対応して、ナットが高くなり、その結果、弦高が高くなりました。この弦の上を金属製のバーで滑らせて演奏しました。これが、ウッドスチールギターです。
    左指で弦を押さえる必要がなくなったので、フレットは指板の中に完全に打ち込まれ、音程の位置だけを示すものとなりました。
  • 1920年代、ブルーグラスの世界では、さらに音量を上げるため、ギターの共鳴板に金属製のスピーカーのような反響板を仕込んだギターが開発されました。いわゆる、レゾネーターギターの発明です。ハワイアン音楽でも使われることがあるので、当博物館では、レゾネーターギターについても展示しております。
  • これらの、Acoustic Steel Guitarの演奏は座った膝の上にギターを横たえ、左手にバーを持ち、右手に爪を付けて演奏しました。日本ウクレレ協会の小林正巳氏にお聞きしたところ、スチールギターの名手である山口軍一氏は、かつて、ウッドスチールギターを肩からひもで吊り、お弁当屋さんのようなスタイルで演奏されていたそうです。

それでは、今では大変珍しくなりました、Acoustic Steel Guitar の展示をお楽しみください。


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