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チューナー考察


1 はじめに

ウクレレを弾くときに一番大切なことは、正しいチューニングです。
いいかげんなチューニングだと、コードもうまく響かず、どんな高価なウクレレでもきれいに鳴ってくれません。
ウクレレのペグ(糸巻き)は、摩擦力でヘッドに止めてあるため、どうしても弾いているうちにチューニングが狂ってきます。
また、温度の変化により、弦が伸び縮みしますので、弾く前はもちろんのこと、こまめにチューニングを確かめることが重要です。
それでは、どのように、チューニングをすればよろしいのでしょうか。
いろいろな方法を考察します。


2 耳

これが最高のチューニング方法です。絶対音感を持っている人は、耳だけでチューニングできます。
ただし、絶対音感は幼年期までに会得しないと、その後はどんなに頑張っても身に付きませんので、30歳のあなたには無理です。

しかし、相対音感は大人になってもトレーニングで獲得することができます。これは、相対的な音程、例えば、CとEの間がどれくらい離れているかが分かることです。
相対音感を持っていれば、3弦だけが狂ったとき、その他の弦との音程の差で、正しい音程に直すことができます。


3 音叉(おんさ)

かつては、もっともポピュラーなチューニング方法でした。二股の部分を膝などでたたき音を出し、根元の玉の部分をウクレレの表板に軽く当てると、A音が出ます。その音程に1弦を合わせます。
その後、4弦2フレと1弦開放、2弦3フレと4弦開放、3弦4フレと2弦開放を同じ音程に合わせていきますが、如何せん、相対音感がないと合わすことができません。残念!!

相対音感を持っていれば、音叉1本できちんとチューニングができますので、非常に手軽です。

音叉はA=440hzのものを選んでください。


4 ピッチパイプ(調子笛)

4つの笛をひとまとめにしたものです。各笛はGCEAに対応しています。1つずつ吹きながら、ウクレレの各弦の音程を合わせていきます。
これも、相対音感がなければ合わすことができません。しかも、夜、笛を吹くとヘビが出てくるのではないかという恐怖にかられます。
また、抗菌のプラ製のピッチパイプもありますが、気軽に他人と貸し借りをすることができません。可愛い女の子は、休み時間に誰かにピッチパイプを吹かれないように注意しましょう!!

小さいので、手軽に持ち運びできますし、弦を張り替えるときは、大体の音程をこのピッチパイプで合わせてから、チューナーを使うと便利ですので、1本あると重宝します。

購入される時は、必ずウクレレ用であることを確かめてください。ギター用やヴァイオリン用と間違えないでください。


5 チューナー

かつては高嶺の花であったチューナーも最近は手軽な値段になってきました。
音をマイクで拾って、電気的に音程を測る道具です。だれでも簡単にチューニングができるので、一度使ったらもう手放すことはできません。
このチューナーには、いろいろな物がありますので、ここでは、大きく3つの種類について考察します。

(1)ウクレレ専用チューナー

これは、ベストセラーのYAMAHA YT-220(定価4,095円税込み)です。
このチューナーの特徴は、ウクレレのGCEA以外の音には反応しないことです。ですから、初心者の方には、最も使い勝手が良いと思います。
初心者の方は最初のうちは、ピッチパイプで大体のチューニングをしてください。まったくかけ離れた音程になっていると、どんなに頑張ってもチューニングをすることができません。

4弦を弾くと、ディスプレーのGの文字が点滅して、Gに近いところに音程があることが分かります。ペグを少しずつ動かして、メーターが中央に来て、緑のランプが点灯したら、正しくチューニングされたことになります。
続いて、3弦のC、2弦のE、1弦のAを合わせてください。ここで、絶対に間違えてはいけないことは、GCEAの順番を間違えないことです。逆に1弦から4弦へGCEAと合わせてしまうと、弦が切れます。私の友人で、反対に合わせたため、2回弦を切った強者がいます(^^;

また、このチューナーにはINPUT端子とOUTPUT端子がついています。

内蔵マイクは周りの雑音を拾ってしまいます。となりでウクレレをガンガン弾く人がいると、チューニングができません。そこで、INPUT端子にコンタクトマイクをつなぐと、周りの音に影響されずにチューニングができます。また、家でひとりでチューニングするときも、ウクレレの音だけをチューナーに送りますので、針の動きがスムーズになります。

 

コンタクトマイクは、ウクレレのヘッドに取り付けましょう。
このコンタクトマイクはKORG CM-100(定価1,890円)です。
チューナーを買うときには、いっしょに購入されることを強くお勧めします。

OUTPUT端子は、チューナーを介してアンプへ信号を送ることができますので、ステージなどでピックアップマイクを使うときは、チューニングを確認しながら演奏をすることができます。

(2)クロマチックチューナー

クロマチックチューナーは、C、C#(Db)、D、D#(Eb)、E、F、F#(Gb)、G、G#(Ab)、A、A#(Bb)、Bと全ての音程に合わすことができます。使い方は、ウクレレ専用チューナーとほぼ同じです。例えば3弦のCを合わす場合、3弦を弾くと写真のようにディスプレーの右上に「C」の文字が表示され、今、Cを合わせていることが分かります。音程の表示を確認してから、針を中央に合わせて緑のランプが点灯したらできあがりです。

クロマチックチューナーの便利なところは、すべての音程を合わせることができるので、簡単にアメリカンチューニング(ADF#B)にすることができます。また、ウクレレ以外の楽器にも使えます。

このチューナーはKORG CA-30(定価3,360円)です。大変コンパクトにできていて、持ち運びが便利です。INPUT端子があり、コンタクトマイクをつなぐことができます。
KORGからは、全く同じデザインでギター用のチューナーがありますので、購入されるときはお間違えなく。

(3)最新のチューナー(コンタクトマイク一体化小型チューナー)

今まで私は、小さくて高性能なKORGのクロマチックチューナーを愛用していましたが、コンタクトマイクのコードがからまることが不満でした。

そんな折り、ウクレレ仲間のMACさんが、とんでもないチューナーを見せてくれました。
それが、KORG AW-1です。


Cに音程が合った状態。左端の穴が内蔵マイク

大変小さなクロマチックチューナーです。大きさは55(W)×25(D)×9(H)mmで、重さはなんと10gです。この写真だと大きさが分かりませんので、他のチューナーと比較してみましょう。

ピッチパイプとほぼ同じ大きさですが、厚みがないので、もっと小さく感じます。こんなに小さくても、マイクが内蔵されています。
それでは、どこにコンタクトマイクをつなぐのでしょうか?

同封のコンタクトマイクとドッキングします。そして、ウクレレのヘッドをはさんでチューニングします。

チューナー部分は2軸方向に動き、見やすい角度に簡単に調整できます。軽いので、付けっぱなしでも、演奏することができます。
液晶の反応が良く、ストレスなしにチューニングをすることができます。

コンタクトマイクとドッキングしても、この大きさです。
また、このAW-1には、頑丈なケースがついています。

持ち運びするときに、チューナーをしっかりと守ってくれます。

ケースに入れてもこの大きさです。
定価は6,300円と他のチューナーより高く感じますが、コンタクトマイク込みですのでお得です。

内蔵マイクがありますので、本体だけでも使えます。ポケットに入れると忘れてしまいそうです。


6 おわりに

これからは、取りまわし方の便利さでコンタクトマイク一体型の小型チューナーが普及してくると思います。そうすれば、値段は一気に下がってきます。
今回、ご紹介したKORG以外にも、SEIKOからも同様な製品がリリースされています。

チューナーは1台あればいいと仰る貴兄も多いと思いますが、家の中に数カ所に置いておけば、どこでもウクレレが弾けるというメリットがあります(^^)


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