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カマカ・レポート
NEWカマカをご紹介します


1 はじめに

カマカはハワイで最も歴史のあるファクトリーです。
そこで生産されるウクレレはハワイを代表するウクレレとして、日本でも多くのファンを魅了しています。
しかしながら、近年のウクレレブームにより、新品は予約をしてから1年以上待たされる状況で、ハワイにおいても入手が難しくなってきています。

今回、私は運良くお茶の水でNEWカマカを見つけることができました。まさに運命的な出会いでした。
サウンドホールからネックの付け根部分を見ると、ラベルに010023のシリアル番号と
JAN 1 1 2001 の刻印がありました。新世紀の23本目に作られたカマカです。

それでは、Kamaka HF-1 をご紹介します。


2 全体

ボディは全てコア単板です。表板には少しですがカーリー(虎目)が入っています。
表板、裏板、側板ともに2ピースで中央部でジョイントされています。
指板はローズウッドでフレット数はトレッドな12フレットです。
造りは堅牢で、非常に丁寧にできています。サウンドホールの中も美しく仕上がっています。
ひとつだけ難を言えばフレットが高いことと、バリが目立つので、セーハしたまま左手を動かすと引っかかります。これから、ヤスリで削ろうと思います。


3 ボディ

ボディの角はシャープな直角です。クラフトマンのきまじめな性格が出ていると思います。
表板の厚みは約1.2mmと薄く仕上がっています。
塗装は驚くほどきれいなラッカー塗装で、顔が映るほどの鏡面状態です。
上の写真でも部屋の障子が映り込んでいるのが分かります。
裏板はアーチ状になっています。


4 ヘッド

2001年からヘッドのKKマークが変更になりました。今までのはKKのシールでしたが、NEWカマカでは白蝶貝のインレイになりました。深みのある上品な輝きを放っています。
ペグはシャーラー製です。できれば、グローバーを使ってもらいたかったです。
それから、ヘッドの細かな改良点があります。

今までのヘッドは1本の材でできていましたが、NEWカマカは表面に1mm厚の板が張り合わされています。しかも、2ピースです。その板にも若干ですが、カーリーが入っています。
一種の化粧だと思います。


5 サウンドホール

サウンドホールからのぞくとラベルが見えますが、デザインがガラリと変わりました。
それから、細かい改良点ですが、以前のカマカのサウンドホールのエッジは丸みを帯びていましたが、NEWカマカのは、直角になっています。
力木は幅が細く、中央部分の先がペーパーナイフのように尖っています。今までのカマカの力木は見たことがないので、比較できませんが、他のウクレレと比べると不思議な形です。


6 音

まだ、製造後まもないので硬い音がしています。オールドカマカのような枯れた音は当然ながら期待できません。しかし、ちょっと艶のある乾いた音色で、音量も十分に出ます。
今後、年月が経つほどに良い音に成長していく期待が持てます。
ボディの鳴りは十分で、裏板から心地よい振動が伝わります。


7 弦

弦はカマカに付いているのですから、おそらくカマカだと思います。
この太い弦はテンションが高く、コア単板のボディを力強くドライブさせます。
しかしなから、この黒弦は指に痛いので、MARTINの白弦に替えてみました。
いけません。音に伸びはあるのですが、ボディが十分に鳴ってくれません。
(ただし、このことは個人の好みによる部分が大きいと思います)


8 おわりに

とうとう、念願のカマカを手に入れました。
これで、私のウクレレ増殖も収束に向かうと思います。
しかし、さるウクレレの先輩から、ウクレレは「カマカに始まりカマカに終わる」というお言葉をいただきました。
ということは・・・!ようやく、スタートラインについたばかりです。

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