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Famous No.80・レポート
Nakanishiウクレレをご紹介します


1 はじめに

Famous FU-250でマホガニー単板の甘い音色に魅せられてから、次はオールマホガニー単板のukuleleに決めていました。注:Famous FU-250は表板のみ単板

Famous No.80は、日本が世界に誇る名工中西氏の手工品で、工芸品の風格があります。
ウクレレの神様オオタサン愛用のマーティン3Mモデルです。
音色は極めて甘く、そして、音の粒立ちもはっきりしています。


2 ヘッド&ペグ

ヘッドに輝く、S.Nakanishi&Co.のロゴが、このウクレレの生い立ちを静かに主張しています。
ペグは、Grover製の首が長めのものが付いています。ペグの回転は非常になめらかで、いままでのウクレレのペグとは一線を画しています。このためチューニングは極めて容易に行えます。

購入店のアキオ楽器の渡辺社長は
Grover製のペグは一番おすすめです。だけど、No.80のペグはテナー用のGroverなので首が長くなっています。私は首の短いGrover方が良いと言っているのですが、中西さんは聞いてくれないのです(笑)」

ここで、他のウクレレのペグと比較してみます。

Famous No.80
Grover
MAUIMUSIC SK
Schaller
Famous FU-250
Famousオリジナル

一目瞭然、写真中央Schaller製ペグが一番ゴツイです。これは決して緩みません(笑)が非常にチューニングがしにくいです。少し締めると、キィ!と音が出てチューニングメーターの針が急激に動きます。また、でかいのでローコードの演奏では左手の甲にあたり邪魔です。

写真右Famousオリジナルは緩まないようにおしりのネジを締めると、回しにくくなり、チューニング時に左手親指の付け根が痛くなります。しかし、コンパクトなので演奏の邪魔にはなりません。

写真左Grover製ペグはSchaller製とFamousオリジナルの中間の大きさで、演奏の邪魔にはなりません。回転は驚くほどスムーズ。


3 ネック

次にネックです。高級仏壇に使われる黒檀(エボニー)の指板です。中央に3本線のラインが入っています(デジカメの分解能力が低いので写真では1本に見えています)
フレット数は17。上のレ(D)まで音域があります。
ネックの厚さは非常に薄いので、ネックが軽くウェイトバランスが非常に優れています。幅も狭く、とても弾けやすい形状になっています。

購入店のアキオ楽器で試奏したときに、フレットの角が手に当たるので、渡辺社長に聞いてみると、
「中西さんにフレットの角を取った方が良いよ、と言っているのですが、聞いてくれません(笑)」
と言って、サンドペーパーでフレットの角を削って調整してくれました。
中西さんは一徹な方なんですね。


4 ボディ

表板、裏板ともに1ピースのマホガニー単板、側板は2ピースのマホガニー単板です。

縦横ともにFamousFU-250とほぼ同じ寸法ですが、バインディングが施されているために、引き締まって見えます。これもデジカメの性能が悪いためによく見えませんが、表の縁は5本、サウンドホール周りは4本、裏の縁は2本の白線が入っています。

厚みはFamousFU-250が61mmであるのに対し、No.80は57mmと4mm薄くなっています(ボディー最下部の計測)。当然、ボディーの厚みのあるFU-250の方が音量が大きいと思われますが、そこはオール単板の威力で、No.80の方が断然大きな音が出ます。

は最初から、マーティン弦が張ってありました。しかし、4弦はアキオ楽器でLOW-Gにしてもらいました。渡辺社長のお薦めはD'Addario Pro.Arite'のクラッシック・ギター弦(D-4th用)です。


5 ラベル

サウンドホールをのぞいて見ると、おなじみのFamousの金ラベルにNO80のスタンプが押されています。その下にS.Nakanishi&Co. NAGOYA MADE IN JAPANの焼き印が押されています。


6 おわりに

まるで、宝石箱の中の宝石のようなFamous No.80。
日本のウクレレもここまで来ると、ハワイ製に全くひけを取りません。

これから、どんどん弾き込んでいくうちに、どんなウクレレになるのか楽しみです。

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