24系寝台特急「トワイライトエクスプレス」

日本を代表する豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」のページです。

京都駅を発車する大阪行き「トワイライトエクスプレス」。2007年4月1日・京都駅で撮影。

 鉄道は、移動手段の一つである。だから、たいていは“乗ること”が目的ではない。しかし、ほぼ100%が“乗ること”を目的とする列車もわずかながら存在する。その一つが、日本一長い距離を走る豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」である。

―歴史・概要―

 「トワイライトエクスプレス」が登場したのは、1989年(平成元年)7月21日である。当初はパックツアー用の団臨列車で、同年11月から一般の臨時列車に昇格した。人気は非常に高かったようで、翌年には1両が増車されている。大阪―札幌間1495.8km(営業キロ)を約21時間で結ぶという運用から、編成数の関係で最初は毎日運転ができなかったが、1991年(平成3年)から3編成揃ったため、その実施が可能になった。現在でも多客期を中心に毎日運転が行われている。2002年(平成14年)に全編成のリニューアルが完了した。

―車両・所属・運用―

 車両は、JR西日本宮原総合車両所の24系25形を使用しているが、車体色は日本海をイメージした深緑である。大阪―青森間で牽引を担当するEF81形(福井鉄道事業部敦賀運転派出所属)も客車に合わせた特別色となっている。なお、青森―五稜郭間は赤いED79形(JR北海道青函運転所所属)、五稜郭―札幌間は「北斗星」などにも使われる専用色のDD51形重連が牽引している。

―編成内容―

 編成は10両編成のうち、7両が寝台車、残り1両ずつが食堂車、サロンカー(サロン・デュ・ノール)、電源車(カニ24)となっている。寝台車は全て個室で、種類もA寝台個室から簡易個室のBコンパートまで様々だ。3号車の食堂車(スシ24、元サシ481)は、「ダイナープレヤデス」という名前で、ディナーコースを利用するには事前の予約が必要となっている。各個室で食べる「日本海会席御膳」も要予約だ。また、モーニングタイムを利用するには、乗車後に予約する必要がある。なお、21時以降と、ランチメニュー(下り大阪発札幌行きのみ)は予約なしで利用可能である。

 客車9両編成の中でも、1・2号車は「スイート」と「ロイヤル」のA寝台個室車となっている。特に1号車機関車(最後尾)側車端部に設置されているA寝台2人用個室「スイート」は展望室タイプで、部屋面積22.3uを誇るトワイライトエクスプレス最高級の部屋だ。なお、「スイート」「ロイヤル」には、全室にテレビやシャワー室が設けられている。また、「スイート」には、冷蔵庫などもある。

 5〜9号車はB寝台個室車である。内容は、B寝台1人用個室「シングルツイン」、同2人用個室「ツイン」、B寝台4人用簡易個室「Bコンパート」で、このうち7号車は「ツイン」とともにミニサロンもある。

―今後の動向は―

 今でも高い人気を保持し続けている「トワイライトエクスプレス」。長い時間をかけて走りぬけ、目めれば北の大地(下り列車)という展開は、まさに夜行列車ならではの旅の魅力である。豪華な個室とともに、これに乗らなければ体感できない贅沢な時間だ。

 しかしながら、車両は旧型の24系25形を使用しており、リニューアルしたとは言え、いずれは置き換えが必要になるだろう。五稜郭―札幌間は非電化区間を走るため、置き換えた車両は客車になるものと思われるが、その時は今よりもさらに“乗ること”に価値を置いた“贅沢な列車”になっていることだろう。

寝台特急「トワイライトエクスプレス」写真館

トワイライトエクスプレス編成。長崎本線入線時に撮影したもの。2007年10月27日・長崎県長崎市で撮影。

食堂車「ダイナープレヤデス」(スシ24、元サシ481)。2007年10月27日・長崎駅で撮影。

B寝台個室車両。2007年10月27日・長崎駅で撮影。

方向幕。2007年10月27日・長崎駅で撮影。

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