インドネシア共和国 バリ州

Bali, Republic of Indonesia

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人口が2億4千万人のインドネシア共和国にある人口320万人のバリ州(バリ島)という小さな島に年に一度訪れます。初めて訪れたのは1997年ですから今年で実に10年目となりました。

世界的に有名な観光地なため、ハワイやグアムのようにエントリーは極めて簡単ですし、ツアーも数多いのですが、
私の場合は他の場所と違って不思議なことに何度訪れても必ず再訪を誓う、という不思議な場所になっています。
また、自分の渡航歴で10年連続して入国した国など他にありません。その魅力は容易には語れないにせよ、何かが自分に作用しているのは確かだと思います。

今回は記念すべき?10回目の訪問となりましたので、ほんの一部に過ぎませんが、その一側面を記録したいと思い、つまらないつまらない話としてこの頁を作成してみました。

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関西空港から11時発のガルーダ・インドネシア航空にて7時間弱のフライトで赤道を超え、バリのング・ラライ空港に向います。航空機が南下するにしたがい、眼下に広がる雲が変化して来ます。機内の温度も徐々に上げられ、到着が近いことを実感することが出来ます。フライトはざっと7時間、3千数マイルの距離です。バリ島のング・ラライ国際空港に到着し、機外に出ると南国の独特の匂いと湿気が一気に襲って来て気分も高揚しますが、今からが少し厄介なのです。

まず、ビザの購入するために並びます。いくらかを米ドルで支払い、シールとレシートを受け取ります。次にイミグレーションに並びます。パスポートと今購入したビザのシール、あらかじめ書いたおいたイミグレーション・カードの三点を提出。係がそれをパスポートに張ります。その後次のデスクの係が張られたビザにスタンプを押し、入国用のイミグレーション・カードを切り取り、出国用をはさんでパスポートを返してくれます。次に手荷物をX線に通さなければなりません。ようやく預けた荷物を受け取るターンテーブルに辿り着きます。ここで国公認のぼったくりポーターを断り税関検査で、あらかじめ書いた書類を提出し、晴れて空港の外に出られる仕組みです。素晴らしく非合理的なプロセスから開放され、今度は迎えに来てくれる友人を探すのですが、建物から出てきた自分は迎えの人がごった返している空港外は完全に逆光。おまけにインドネシアの人たちは少々黒いですから、こちらからは基本的に何も見えていないのも同然。しかし心配無用で、あちらが必ず見つけてくれます。


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さて、私の友人、インドネシア人の「イ・ワヤン・マルジャナさん」と会えたのは18時を回っていました。2001年からの付き合いで基本的にバリ島での通訳や移動はいつも彼にお願いしているのです。饒舌な日本語と人を安心させてくれる素敵なキャラクターの持ち主です。
前回は八ヶ月前の5月に来たのでそう久しぶりでもないのですが、それでも「ひさしぶりぃ!」などとのたまいながらも今夜から二泊するタバナン地区のホテルに連れて行ってもらいます。通過点のクタ地区の両替所に寄り、両替をし、途中の店で水(大2本)とスナック菓子を買い、決して良い状態とは言えない幹線道路を、日本では決して考えられない粗悪サスペンションの車でドッタンバッタンしながら、(途中で美しい日没を迎えつつも)ワカ・ガンガ・リゾートに到着したのは20時も過ぎた頃でした。

このホテルのロケーションですが、バリ島西南部の海の真正面にある棚田にコテージがほんの数棟とレストラン棟、スパ棟そしてフロント、という極めてシンプルなものです。今回は1号の部屋(と言うよりも1号棟)。まわりはひたすら田んぼで稲穂だらけです。窓からは田んぼと水平線。背後は田んぼと遠くのバリの山々。ようするにバリらしさ満点の隔絶されたハイダウェイ!その反面、水の一本すら買う所はありませんでした。
ただ、海もプールもレストランもそれはそれは素敵で、かつ時期的にも客は少なく、ほぼ独占状態でした。非日常の時間を過ごすには格別なロケーションのホテルという事が出来ます。ちなみに持参した国際ローミング携帯はこんなところでも電波良好でしたので仕事も出来ます。 
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~~エクステンション~~緊急体調不良~~
チェックインの後、レストランで夕食を食すも部屋に戻りしばらくしてから猛烈に気分が悪くなるという事態に。結局朝四時過ぎまで嘔吐の連続で地獄絵図と自己嫌悪のスペシャルタイムを過ごす羽目になりました。
手洗いに吐きに行った回数は5~6回だったと思います。吐いた回数は12~13回位。吐くものがないので、その最中に水分を取りながら嘔吐しました。
原因は不明ですが、恐らく旅行前までに蓄積した疲労に加え、胃に急激な刺激が加わったせいに加え、ここ数ヶ月アルコールを控えていたのに飲んでしまったビールからの刺激、そして飛行機の窮屈、閉所感から来るストレスによる胃酸過多に加え、空港からホテルまでの悪路1時間以上などのストレス条件が重なったせいだったと思います。
今後はアルコールは極力控えて、油(←椰子油だったりします)と香辛料のきついインドネシア料理も控えるべしと確信した次第です。到着数日間などは順応するために腹七部位にしなければいけないですね。何回来ても学ばない自分って・・・。



当然ながら翌日はぐったりです。元々休養日の予定していましたからひたすらプールサイドでだらけていました。雑誌を読もうとするとまぶたが閉じてきてうつらうつらする快感は最高です。日陰であれば暑いとは感じませんし。

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バリ3日目 Bali Barat National Park

今日はこのホテルをアウト、一路西部国立公園に移動します。(おかげさまで胃は大丈夫。朝食は普通に食べ)
10時に再びマルジャナさんのお迎えです。いざ西部国立公園へ。ジャワ島方面に続く幹線道路をひたすら西に向って走ります。

ジャラッ・プティ」という特別な鳥の保護育成センターに行くために、バリ島最西部にある国立公園管理事務所へ寄ります。国立公園内に立ち入るためには指定のガイドを雇わなくてはなりません。勝手な行動をすること禁じられているのです。
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ジャラッ・プティ (カンムリシロムクドリ) はバリにだけ生息する大変貴重な美しい鳥です。
ガイドの出す妙な声に反応して鶏冠が立って身体を動かすしぐさがとても愛らしく、鳴き声も音楽そのものです。
この鳥の鳴き声を聞いていると、バリ島で奏でられる音楽が例えば水が滴る音や鳥の鳴き声の模倣的描写によって完成されていることを実感することが出来ます。

多分つづく