「〜やんか」 これは、「〜のね」とか、「〜だよ」「〜のにどうしたの?」という柔らかな口調のの場合と、「〜じゃないか?」という詰問調の場合と二通りあります。

 (使用例) 昨日名古屋ドームへ行っとったんやんかな、ほんだら中日ボロ負けでさ

 (使用例) 買い物に行ってたんやんか、買い物に行ってあっちこっち見とったんやんか
      (行ってたんだよ、あっちこっち見てたんじゃないの?という意味)
 
 (使用例) あんなに言うといたんやんか(言っておいたじゃないか!)
X
Y
「〜や」や「〜さ」は「〜だ」と同じ意味、「〜ん」も「〜る」と同じ意味です。

 (使用例) 山へ行くんや、今からつくるんさ、これからすんのか?
Z
名詞など単語の母音を伸ばしたり、行動を促すときに伸ばすのも伊勢弁の特徴です。

 (使用例) 代表的なのが県庁所在地の津市:「津う」他にも「木い」「気い」「葉あ」
      「穂お」「根え」「歯あ」「実い」といった調子

 (使用例) さっさとしりいさ(さっさとしなさい)
       気いつけて行きいな(気をつけて行きなさいよ)
 
[
「〜で」「〜だ(や)もんで」は「〜ので」「〜だから」という意味の接続詞ですな。

 (使用例) パソコン買うたんで、一生懸命覚えとんのやにい
 
 (使用例) 昨日休んだもんで、忙しいんさ     
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「〜したった」「〜してしもた」は「〜してあげた」「〜してしまった」等の完了形。

 (使用例) あいつ、ようせんもんで、俺したったわ
 
 (使用例) ようけえ ぜに使うて結局損してしもたわ     
]
「〜んす」「〜やんす」は「〜される」や「なさる」等の敬語ですね。

 (使用例) 旅行に行かんす、これが過去形になると、旅行に行かんした、となります
 
 (使用例) 真面目に仕事をしやんすわ、過去形では、真面目に仕事しやんしたなあ、と
       なります

「みえる」「おいでる」は「いらっしゃる」の敬語です。

 (使用例) お客さんがみえるもんでな、先生が家へおいでるもんやさかいな、という
       具合です。
     
1. 伊勢弁の基本 P 2
伊勢弁講座入門編