世界の乗合自動車
BUS SPECIAL IN THE WORLD


世界代表といっても過言ではなかった、ロンドンの2階建て旧バス「ルートマスター」 (C)SETTYU2002.9

 気がついてみると、手元にちょっとおもしろいバスの画像が揃っていたので、ここで公開をしてみようかと思います。とは言うものの、小生はバスが好きでも専門知識は皆無といっていいほどの素人ですので、何年製造の何型でエンジンが云々・・・などという情報を皆様にご披露することは出来ません。その点はあらかじめご了承ください。
 では、ここでは現在走っていない形式のバスや、なかなかお目にかかれない海外のバスを画像でご紹介します。世界のバスを比較しながらお楽しみいただければと思います。


日本代表 =沖縄県=

 昭和53年7月30日、沖縄ではそれまでのアメリカ方式の交通ルール(右側通行)から現在の左側通行に変更されました。それはバス業界にとっては大変なことで、従来の乗降扉が車体右側にあったものがまったく使い物にならなくなってしまうため、一斉に日本式車体(通称730車と呼ぶそうです)に切り替えることになりました。
 平成16(2004)年のゴールデンウイークに、那覇交通(現在の那覇バス)三重城営業所の隣のホテルに宿泊をしましたが、たまたま部屋の窓から車庫全体を見下ろせ、そこにたむろする730車を見てのけぞってしまいました。子供の頃に乗った記憶のある型のバスがそのままの姿で何台も留置してあり、剥げた塗装とあらゆる箇所をパテで埋め込んだその姿は痛々しくもありましたが、現役で活躍していることへの驚きのほうが強く、早速写真に収めることにしました。
 あいにくこのときはバスに乗る機会がなかったために、次回のお楽しみということで再びやってきたのが平成18(2006)年2月でした。ところが事前にネットで調べると「那覇交通」が「那覇バス」になっていて、730車のさよなら運転などというサイトも見つけていました。もしやと思いつつも国際通りの牧志バス停で一日乗車券を手に待っていると、やがて前面1枚窓のいすゞ車がピカピカの白を基調とした新塗装でやってきました。すれ違うバスにも、つい2年前にはたくさん見かけたボロい旧型車をまったく見ることもなく、呆然と市内を一周したのでした。
 なのでここでは平成16年4月に写真に収めた数々をご披露しますのでお楽しみください。
 (下の各画像をクリックすると拡大してご覧になれます。なお他サイト等への無断転載は禁止します。)

ホテルの部屋から那覇交通三重城営業所全景を望む。 屋根には痛々しいほどのパテの跡が・・・。
国際通りを堂々と走る旧塗装車。しかし市内線で1つドアには無理があるようだ。          後部には昔からの愛称「銀バス」の文字が光る。
こちらは新塗装になった2ドア車。 那覇ターミナルで他社に囲まれて休息中。ひときわ古さが目立つ。
那覇バスターミナルで休む沖縄バスの新旧車体の並び。 主に南部地区を担当する東陽バスの旧型車が奥で待機。
第一交通グループとなった那覇バス三重城営業所のいまの姿。 なぜか名城ビーチ(糸満市)に放置されていた琉球バスの群れ。


イギリス代表 =ルートマスター(旧2階建てバス)=

 上の画像をクリックするとアルバムをご覧になれます。アルバムは外部サイト「CANON iMAGE GATEWAY」に飛びますので、ご覧になりましたら、ブラウザの「戻る」(画面上部にある矢印)ボタンを「エキゾチック・ジャパン!」になるまで数回押して、お戻りください。

 2002年(平成14年)秋に訪れたときには、ルートマスターの愛称で親しまれていた2階建てバスが市内にひしめき合っていましたが、2005年(平成17年)12月に惜しまれつつも定期運用から引退しました。
 結局引退までに50年近くもロンドン市内を走り回り、まるっこく親しみやすいデザインとあいまって世界的に有名になっていたのは周知のとおりです。しかし運転席が独立していてワンマン運転が出来ず、乗降口の造りからバリアフリー化もままならないことから、現代にそぐわないため、新型車に置き換えが進んだものと思われます。
 さて、小生は研修中の半日間のフリータイムの間に、地下鉄と共通の市内フリー乗車券を片手にこのバスに乗ってみました。しかし縦横無尽に広がる路線網のため乗り場が分かりにくいのと、ようやく乗り込んでも車内アナウンスがないためにどこを走っているのか分からず、目的地を通過してしまったかもしれないと思い、適当なところで降りてしまったのが失敗の始まりでした。自分がどこにいるのか分からず、バス停の路線図を見てもまったく検討がつかないので困りましたが、地下鉄駅まで移動すれば何とかなるだろうと思い直し、なんとか迷子からの脱出に成功した次第です。やはり旅行者には路線バスを乗りこなすのは難しいと痛感しました。


スイス代表 =トロリーバス(ルツェルンとローザンヌ)=

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 上記ロンドンのあとに訪れたスイスのルツェルンとローザンヌでは、日本では絶滅寸前のトロリーバスが市内を縦横に走り、市民の気軽な足となっていました。
 ルツェルンでは数十分だけのフリータイムでしたが、駅前を発着するバスの写真を撮り、間近ではじめて見るトロリーバスの無骨な姿に感心したものです。
 またロンドンの失敗にめげず、好奇心旺盛な小生はバスターミナルで読めない案内板や自動券売機をしげしげと眺めてから切符を購入し、思い切って飛び乗ったのがローザンヌのトロリーバスでした。あらかじめ駅の売店でバス路線図が載っている地図を購入したので、外の景色と見比べながらそう遠くはない終点まで無事乗り終え、さらに別系統のトロリーバスにも乗り換えることが出来ました。なお、乗り換えたバスは最前列の席が空いていたので喜んで座りましたが、しばらくすると老人が乗ってきたとき運転手に何か言われました。もちろん意味など分からないので数個先の停留所で降りるまで座っていましたが、どうやらその席は優先席(あるいは老人専用席?)だったようです。
 そんなこんなでトロリーバス初乗車を堪能しましたが、乗ってみた感じはやっぱりバスでありながら、静かなモーター音だけがトロリーバスを主張していたように思いました。


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