長野オリンピック/ジャンプ団体戦
 男子滑降、スーパー大回転、女子滑降など、それぞれ世界のトップ選手の妙技に堪能、満足し、それで帰京するつもりだったが、日本ジャンプ陣の大活躍(ラージヒルで船木が金メダル、原田が銅メダル)などを耳にして、ジャンプの団体戦がどうしても観たくなった。その2月17日当日、あちこち走り回ってようやく入場券を手に入れ、白馬のジャンプ競技会場に入った。この日も雪が舞い、風も強く、競技開始が遅れたし、開始後も強風で一時競技ば中断したほどだった。
 はじめて見るジャンプ競技だったが、百数十メートルの空中を飛ぶ選手たちを、ナマで見る迫力に息を呑んだ。日本ジャンプ陣の1本目は、原田の失敗ジャンプ(79・8メートル)もあって4位。2本目は岡部と原田がともに137メートルの大ジャンプ(ジャンプ台記録)で、場内騒然、大歓呼が沸き起こった。2番手の斉藤も124メートル、最後の舟木も125メートルを飛んで、日本チームの団体優勝が決まった。場内は大変な興奮に包まれ、万歳!万歳!が繰り返され、日の丸が振られた。近くにいた外国の人が、何人も「おめでとう!」と握手を求めてきた。 
 その後、日本のジャンプ陣にこれほどの活躍はなく、トリノオリンピックでも残念ながら精彩がない(団体戦はまだこれからだが――)。白馬のこの日のジャンプは、最高のスポーツ観戦だったし、いい時期に、いいドラマを見せてもらった、と思っている。
八方尾根、女子滑降競技コ/ス―ジャンプ会場は右前方
高さ138m、k点120mのラージヒル(白馬ジャンプ競技場)
2本目の原田選手の大ジャンプ(137m、ジャンプ台記録)
白馬ジャンプ場。中央が着地地点
ジャンプ競技の掲示板
競技終了後、ジャンプ競技場中央に集まった日本チーム
小林古径邸