
紅梅村を探す
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紅天女のふるさと梅の里、紅梅村。 この地はもちろん架空の場所だが、モデルとなる地域は実在する。 それは奈良県吉野郡天川村である。
原作では紅梅村へのアクセス方法として 「京都から電車で1時間、のりかえて30分、下野口から車で1時間」 と説明されている。 これを現実の路線で検索・再現すると 「京都から近鉄橿原線・橿原神宮前まで65分、近鉄南大阪線・下市口まで急行で29分、奈良交通バスで天川川合まで63分」 となり、原作がこのルートをほぼ完全にモデルにしていることが分かる。 参考までに北島マヤの住む吉祥寺方面から天川村へ向かうとした場合、平日朝8:16のJRに乗るとして、新幹線、近鉄線と乗り継いで14:06に下市口に到着、14:13発のバスに乗って15:19に現地に到着することができる。片道7時間を超える道のりである。 紅梅村で起こる数々のエピソードは、多くがこの天川村の風物で説明することができる。 ・天河神社は室町時代の南朝と縁起が深く、南朝の視点で語られる「紅天女」のテーマと一致する ・天河神社の縁起には天女が登場する ・天河神社は能とも関係が深く、能面を被った月影千草が舞いを披露した場面がイメージされる ・みたらい渓谷にはつり橋があり、北島マヤが転落しかけたあのつり橋をイメージさせる ・みたらい渓谷の風景は、北島マヤと姫川亜弓が競った「川くだり」をイメージさせる ・龍泉寺はその名のとおり龍神を縁起としており、北島マヤの「水の演技」をイメージさせる ・地域に温泉が多い。速水英介が湯治していたことがイメージされる ・下市口からの道路はカーブが多い山道で、速水英介の転落事故がイメージされる このように、原作の紅天女編は天川村とその歴史をベースに生み出されたものであると考えていいだろう。 ちなみにこの天川村、知る人ぞ知る観光名所である。 ・天河神社の社務所の内部を見せてもらい、速水真澄と北島マヤの切ない一夜に想いを馳せる ・美しいと評判の星空を見上げ、一生かなわない願いを星に願う ・つり橋にぶら下がってみて北島マヤの恐怖度を体感する など、マニアックな角度から天川を満喫してみるのもいいかもしれない。 (ただし、月影千草のようにつり橋を焼き落とすことだけはやめた方がいいだろう。) |