

不世出の天才チェンバリスト、Scott Rossをご存じですか?
このページは、Scott Ross の音楽に打たれ、衝撃を受けた者が、
音楽そのものの力を言葉で伝えようとする努力の虚しさを承知の上で、
已むに已まれず立ち上げてしまったものです。

Since November 2001
Last updated on 22th Sep, 2011
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Scott Rossの人物について
スコット・ロス Scott Stonebreaker Ross は、フランスとカナダを中心に活躍した米国生まれのチェンバロ、オルガン奏者。その演奏は、古楽演奏にありがちな表面的な効果や学術志向にとらわれることなく、音楽の生き生きとした本質に迫るものであり、圧倒的技術によってそれがなされるところが大きな魅力である。
1951年の3月1日にアメリカ合衆国ピッツバーグ(ペンシルヴァニア州)に生を受けた。1956年に父親を失っている。翌年、6歳のときにピアノを習い始め、12歳からオルガンを始める。1964年に渡仏し、親兄弟と離れてニースのコンセルヴァトワール(音楽院)に入学。オルガンはルネ・サオルジャン、チャンバロはユゲット・グレミー=ショーリアックに学ぶ。卒業後は、パリ国立高等音楽院に進む。1971年、ブリュージュ国際チェンバロ・コンクールにジーンズに長髪のスタイルで出場し、優勝を飾っている。
1973年に22歳の彼は最初のレコード Monsieur Bach (= Mr. Bach) を発表し、カナダのケベック市にあるラヴァール大学で音楽科チェンバロ講師として勤務するようになる。75年には Rameauのチェンバロ作品全集を、77-78年にはFrancois Couperin のチェンバロ作品全集を録音し、共に高い評価を受けた。80年代中頃からフランスに拠点を戻し、録音とコンサート・ツアー中心の生活に転じる。1985年、最大の偉業である Domenico Scarlatti のソナタ全集(555曲)を録音した。1989年6月13日モンペリエ近郊のアサスで、エイズのために永眠。享年38歳。
ご案内
お知らせ
この度の東日本大震災において被災された方々へ謹んでお見舞い申し上げます。2011年3月17日
2009年6月13日、スコット・ロスの没後二十周年を迎えました。これを記念して当サイトもデザインを一新しております。
「レコード芸術」誌2002年10月号にスコット・ロスの特集(p.61)があります!
「論座」誌1998年9月号にスコット・ロスによるバッハ平均律演奏について,浅田彰氏による評論があります!
Domenico Scarllatti - The Complete Keyboard Sonatas 付録小冊子より
『未完の運命-スコット・ロス伝(要約版)』
Michel E. Proulx氏による Scott Ross の伝記です。 Scott Ross の人物像に迫る伝記としては今のところ恐らく唯一のもので、原著者の協力を得ながら、第1部の邦訳が(なんとサボり癖のために4年以上かかりましたが)ようやく完結!第2部の翻訳がようやく始動しました。
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序文
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第1部 伝記
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第1章『生い立ちと幼年時代』
ピッツバーク,幼年時代,父親の死,フランスにて
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第2章『ニース』
ユゲット・グレミー=ショーリアック,オルガン
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第3章『シャトー・ダサス』
シモーヌ・デマンジェル,シャトーのハープシコード
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第4章『パリ:音楽院と楽器工房』
パリ国立高等音楽院,マドリード通りの工房、ユベール・ベダール
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第5章『ブリュージュのコンクール』
最初の挑戦,ブリュージュへの帰還、音楽院を去る
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第6章『ケベック市』
ラヴァル大学音楽科,リモワルーへの転居、公認を得る、所長選への立候補
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第7章『コンサート』
フランスへの帰還,ケッベク市における最後の試み、切迫
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第2部 肖像
・第
1章『自画像』
・第
2章『周囲からの眼差し』
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第3章『周囲への眼差し』
チェンバロ演奏家、グレン・グールド、現代音楽、緊急事態、チェンバロ製作者
・第
4章『教育者として』
・第
5章『音楽家として』
魔法、見せ物としての音楽、指使いの技術、良い趣味、宣教師、それでもやはりオルガン
・第
6章『追憶』
・第
7章『趣味人』
音楽学、編み物、鉱物と火山、猫、料理、写真、植物栽培・ユリ、コンピューター、才能ある日曜大工、バロック以外の音楽
・第
8章『才能の矛盾』
・第
9章『結論』
・第
10章『楽器』
音源目録、YouTube音源試聴室や、パブリックドメイン楽譜へのリンクがあります。
映像に見るスコット・ロス
再発売CDのライナーノーツからの部分翻訳
私は特に古楽関係の仕事をしているわけでもない、ごくふつうの一音楽愛好家に過ぎません。ですからこのページも、あくまで独断と偏見に基づいて、作っていこうと考えています。
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「Scott Ross 礼讃」主人