第11回研究部会

題目:企業経営におけるSCMのポジショニング
講師:橋本 忠夫(多摩大学大学院教授[元:サントリーロジスティクス株式会社 取締役会長])

日時:4月14日(金)18:00〜20:00
場所:青山学院 青山キャンパス 総研ビル 9階16会議室

講演要旨:
 トヨタ看板方式やQC活動等日本発マネジメントは一部実在するものの戦後の経営は総じてアメリカからの一方的輸入・流行・衰退の繰り返しであった。SCMも同じ路線の単なる流行なのかどうかは、“企業経営におけるSCMのポジショニンク”をどこまで明確化できるか&その内容が産学関係者の多数にコンセンサスが得られるものかどうかにかかっている。
 企業としての現場の大部分はSCMそのものであるが、現場の重要性を説く経営者は“本社で考えていることと最終末端業務のギャップ”の指摘がほとんど。全体最適志向に伴い現場はどんどん複雑化しているので、マネジメントとしては日常管理こそ第一優先としなければならない。にもかかわらずそれを単純業務として軽視するなかで企業の存続が問われる大事故は発生している。SCMの現場とは最終末端業務というイメージではなく今日の糧を稼ぐ基幹業務・ライン(または日常)業務であるという認識が必要である。そしてその成果であるオペレーショナルエクセレンスを最重要企業競争力の一つと位置付けるべきである。
 オペレーショナルエクセレンス獲得のためには、日常管理とともにそのベースとなるシステムの設計力やビジネスの構想力が重要となるがその構想力を阻害する思考パターンとして「取り合えず思考」と「階層思考」を指摘/説明する。
 情報システム開発は今後アウトプット中心からインプット中心への路線変更が必要となる。

 ご講演資料のうち、講師に許可をいただきましたスライド2枚とタイトルスライドの計3スライドは下記に格納しております。http://www.geocities.jp/scn_rf/file2006/20060414_SCN_hashimoto.pdf

<事務局から>
 講師プロフィールは下記のサイトにて紹介されています。http://tgs.tama.ac.jp/teacher.php?cmd=DispDetailTGS&t=000113

 新年度最初の研究部会は30名の皆様と問題共有ができたと思います。講師からのご希望でHPに資料は残さないこととなりました。事務局から今後の議論で利用したい最小限の2枚につきましてはご了解いただき引き続き掲載いたします。掲載しているスライドは、オペレーショナルエクセレンスを獲得するために考えるべき「人事考課の基本」、および今後SCN研究部会としてソリューションマップ検討で参考とさせていただきたい「経営システム」のページになります。