第1回研究部会

題目:GDSと流通SCMの動向
講師:藤野 直明(株式会社 野村総合研究所 上席コンサルタント)

日時:2005年4月14日(木)18:30〜20:30
場所:株式会社 富士通総研 5階の大会議室
講演要旨:
1)欧米では2005年初めから、流通分野において商品情報・企業情報のコードの統一と属性情報を含むデータ同期化のインフラであるGDS(Global Data Synchronization)の整備が行われる。
2)データ同期化の仕組みは、単なるマスタメンテナンスの省力化だけではなく、むしろ流通コラボレーションの基盤として重要である。
3)流通コラボレーションの代表であるカテゴリマネジメントとCPFRの2つは、欧米で開発されたビジネスプラクティスではあるが、わが国先進企業の ビジネスプロセスとその考え方が、大きく異なるわけではない。
4)流通コラボレーションの本質は、「消費者の購買行動についての仮説検証活動を ひたすら繰り返すことにより、潜在需要を顕在化させ消費者への価値提供活動を 高度化すること」である。
5)わが国でも、ようやく流通コラボレーションがはじまったと言えるが、本格的な流通コラボレーションが成功し、発展していくためには、体制の整備や人材の育成等に加えて、経営層の理解と関係者相互の信頼関係の構築が必須である。


ご講演資料は下記に格納しております。http://www.geocities.jp/scn_rf/file2005/20050414_SCN_fujino.pdf

<事務局から>
流通分野のサプライチェーンマネジメントには、関係する企業間のコラボレーションが不可欠です。海外では、流通コラボレーション(カテゴリマネジメント、CPFR等)の基盤としてのGDS(グローバルなマスタ同期化)が稼動し始めました。
このような背景を受けて、第1回の研究部会は野村総合研究所の藤野直明氏から流通分野におけるコラボレーションと基本的なインフラとしてのデータ(商品コードなど)の同期化と流通コラボレーションについて、欧米の現状と、わが国のこれからの課題について話して頂き、議論いたしました。37名の方々のご参加をいただきました。ご参加いただきありがとうございました。