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ステップ15:接続詞


<重要な接続詞>

種類 接続詞 意味 英語 前置詞と比較
1)並列の接続詞
→語順に影響しない
und そして and
aber しかし but j
oder あるいは or j
2)副詞的接続詞
→語順に影響する
deshalb それゆえに therefore j
so それで、それだから so j
3)従属の接続詞
→副文を作る。語順に影響する
dass 〜すること that j
weil 〜であるので because →wegen
wenn もし〜ならば、〜のときに if, when j
als 〜したときに when, as j
nachdem 〜したあとで after →nach
bevor 〜する前に before →vor





 このステップでは「接続詞」についてお話したいと思います。接続詞って何でしょうか?接続詞とは「ある文とある文、もしくはある語句とある語句を結びつけるための語」のことを言います。この「結びつけるための語=接続詞」を上の表にのせておきました。接続詞も本来もっとたくさんあるんですが、ここでは特に重要な接続しについてお話したいと思います。接続詞はあとからたくさん覚えられるので、まずは使い方とこれらの重要な接続しについてしっかり頭に入れていきましょう。
まずは、最重要動詞の現在人称変化でもお話した、動詞は文章の2番目にくるという定動詞第2の法則というものがありましたね。覚えていますか?これは「接続詞」についてお話する時に大切になってくるので、しっかり思い出してください。これは文章を書いたとき、動詞は第2番目の要素として書かれなきゃならないということでしたね。それを踏まえて接続詞について見ていきましょうか。
 接続詞には3種類があります。上の表にも書いたように、1つ目は「並立の接続詞」というものです。この「並立の接続詞」は、語順に影響しないで、単に文と文をつなぐだけの役割がり、「定動詞第2の法則」に影響を与えません。これについて次の例文をみてください。

Ich habe ein Auto, und er hat auch ein Auto. 私は車を持ってい、彼も車を持っている。
→Ich habe ein Auto. <und> Er hat auch ein Auto.
→*Ich habe ein Auto, und hat er auch ein Auto.

 上の例文は並立の接続詞「und」が使われています。「und」は英語のandにあたり、「そして」という意味です。「A、そしてB」という感じですね。上の例文は接続詞「und」を使って、2つの文を1まとまりに書いています。つまり、「Ich habe ein Auto.」という文と「Er hat ein Auto.」という文を「und」という接続詞を使って1つの文にしています。その際、先ほども話した「定動詞第2の法則」が大切になってきます。上の例文で青文字で書いた動詞は、定動詞第2の法則に従って置かれています。2つの文に分けてお話すると、「Ich habe ein Auto.」の文章の中でhabeはIchの次で文章の2番目にきているので、この定動詞第2の法則に従っていますね。これと同じように、「Er hat auch ein Auto.」もErの次に動詞hatがあり、この法則に従っています。この2つの文を並立の接続詞「und」を使ってつなげるとどうなるでしょうか?表に書いてあるように、並立の接続詞は「語順に影響しない」ということなので、undのような並立の接続詞は定動詞第2の法則には全く影響を与えず、ただつなげる役割を持っていることになります。だから「SV……+und SV……」という形になります。だからたとえ「und」が入ったとしても、「Ich habe ein Auto, und hat er auch ein Auto.」とはなりません。もしもundが定動詞第2の法則に影響されるのだったら、後ろの文は「Und hat er auch ein Auto.」で動詞が2番目にきているのであっていますが、undは文の語順の要素とは考えないので、これだとhatは1番目にきていることになるので間違えになります。これが並立の接続詞です。
 2つ目は「副詞的接続詞」です。これは表にも書かれているように、「副詞的接続詞」は、副詞から転用された接続詞であるので、語順に影響し、「定動詞第2の法則」に影響を与えます。これも例文で確認した方が早いでしょう。ここでは英語のthereforeにあたる「deshalb」を使ってお話したいと思います。下の例文のように、これもまた2つの文をdeshalbという接続詞を使って1つの文にまとめています。これが接続詞の役割ですね。1つ1つの文としてみたとき、「Es ist schlechtes Wetter」のistは文の第2番目にきていますね。そしてもう一つの文「Ich bleibe zu Hause.」でもbleibeという動詞が文の第2番目にきています。この2つの文章を「deshalb」を使って、結びつけたらどうなるでしょうか?deshalbのような「副詞的接続詞」は語順に影響するので、これも2つ目の文章の単語の一つと考えなけらばなりません。だから後ろの文章は「Deshalb bleibe ich zu Hause.」となり、bleibeという動詞は常に文章の第2番目、先頭にDeshalbが入ったので、ichを後ろに持っていって、このような文章になります。だから「SV……+deshalb VS……」となります。「副詞的接続詞」は「定動詞第2の法則」に影響を与えるということをしっかり頭にいれておいてくださいね。

Es ist schlechtes Wetter, deshalb bleibe ich zu Hause. 天気が悪い、それゆえに私は家にとどまる。
→Es ist schlechtes Wetter.<deshalb>Ich bleibe zu Hause.
→*Es ist schlechtes Wetter, deshalb ich bleibe zu Hause.
→この「es」は英語の「It is cold.」の「it」にあたり、esを主語にして自然現象などをあらわす時に使われます。

 最後に3つ目の接続詞についてお話したいと思います。3つ目は「従属接続詞」についてです。まず接続詞を使うということは2つの文を1つにまとめるためですよね。だからAとBという2つの文があるわけです。ここまではほかの「接続詞」と同じです。しかし、「従属接続詞」を使う場合、Aを主文といい、Bを副文といいます。接続詞のある方の文を副文といいます。この「従属接続詞」は語順に影響を与え、動詞は第2番目ではなく文の一番後ろにくるというところが非常に大切です。これは他の接続詞の種類とは全く違います。これについても例文を使ってお話したいと思います。「weil」を使ってお話します。weilは英語のbecauseにあたり、意味は「〜であるので」です。

Weil es schlechtes Wetter ist, bleibe ich zu Hause. 天気が悪いので、私は家にとどまる。
B(副文) A(主文) 接続詞がある方=副文=動詞一番後ろ

Ich bleibe zu Hause, weil es schlechtes Wetter ist. 天気が悪いので、私は家にとどまる。
A(主文) B(副文) j

 ではさっそくお話していきましょうか。まずここでは「従属接続詞」と呼ばれるものはweilです。そして、「従属接続詞」がある方を「副文」と呼びましたね。普通動詞は「定動詞第2の法則」によって、文の第2番目にこなければならいのですが、この従属接続詞の場合は動詞をその文の一番最後に持ってきて、「従属接続詞(ここではweil)と動詞(ここではist)でその文を挟む」ようにします。つまり上の文では「Weil………ist」と「従属接続詞………動詞(文末)」という形になっています。これが従属接続詞が使われている文の中での決まりです。ではAにあたる主文についてはどうでしょうか。これはBの副文と違い、従属接続詞がこの文の中にないので、「定動詞第2の法則」を守らなければなりません。上の部分をみると、「Weil es schlechtes Wetter ist, bleibe ich zu Hause」のbleibeはなにやらこの法則を守っていないように見えます。だって、カンマの次にあるということは後ろの文の中でbleibeという動詞がその文の中の一番目にあるじゃないですか。でもこれはしっかりこの法則を守っているんです。というのも副文の緑の括弧を見てください。なぜ緑の括弧でくくったかというのはわかりますか?これを後半の文(bleibe ich〜)の一要素として考え、この緑の括弧をまとめて一つと考え、主文の第1番目の要素と考えれば、bleibeが文の第2番目に置かれていると考えられ、「定動詞第2の法則」に従っているといえます。つまり「従属接続詞がある文(=副文)をまとめて一つと考え、これが主文の語順に影響を与える」と考えられます。だからこの副文は主文に「従属」しているので、その中で使われる接続詞を「従属接続詞」と呼ぶんですね。
 もう一つの文章はBの副文を後ろに置く方法です。まず普通に主文を置いています。この時はbleibeはichの次にあり、「定動詞第2の法則」を守っていますね。そして、後ろに副文を置いた場合も「従属接続詞(weil)と動詞(ist)でその文を挟む」という決まりはかわりませんので、この形をしっかり頭にいれておいてくださいね。
これで一通り、「並列の接続詞」、「副詞的接続詞」、「従属の接続詞」についてのお話は終わりです。
ところでこれまで3つの「原因・理由」を表す単語が出てきたのに気づきましたか?これらはほぼ同じ意味で使うことができます。

Wegen des schlechten Wetter bleibe ich zu Hause. 前置詞のwegen
Es ist schlechtes Wetter, deshalb bleibe ich zu Hause. 副詞的接続詞のdeshalb
Weil es schlechtes Wetter ist, bleibe ich zu Hause. 従属接続詞のweil
天気が悪いので、私は家にとどまる。


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