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ステップ11:最重要動詞の過去人称変化


動詞の3基本形
不定詞 過去基本形 過去分詞
sein war gewesen
haben hatte gehabt
werden wurde geworden
(例)
lernen lernte gelernt

不定詞 sein haben werden
過去基本形 war hatte wurde
ich te war hatte wurde
du test warst hattest wurdest
er
sie
es
te war hatte wurde
wir ten waren hatten wurden
ihr tet wart hattet wurdet
sie ten waren hatten wurden
Sie ten waren hatten wurden
過去分詞 gewesen gehabt geworden





 まずは一番上の表を見てください。ここでは、最重要動詞の現在人称変化のステップでお話した、最重要動詞「sein, haben, werden」の過去人称変化についてお話したいと思います。すでにこのステップで「sein, haben, werden」の現在人称変化についてはすでにお話しましたね。これらは「基本的な現在人称変化」とは違いましたね。だから、これらの動詞の過去人称変化も基本の過去人称変化とは違います。でも違うといっても、もちろんめちゃくちゃではなく、規則があるので、それについてお話したいと思います。
 まず動詞の3基本形の一つ不定詞のseinについてですが、上の表の通り過去基本形はwarで、過去分詞の形はgewesenになります。そしてhabenは、過去基本形はhatteで、過去分詞の形はgehabtになります。gehabtは過去基本形の人称変化に従って変化していますね。そしてもう一つの重要な動詞werdenの過去基本形はwurdeで、過去分詞の形はgewordenになります。これらはとっても大事な動詞になるのでしっかり頭に入れておいてください。例えば英語のbe動詞もすっごく大切ですよね?だからドイツ語でもbe動詞にあたる、seinやこれを含めたこれらの動詞はとっても大事になるんです。
「sein, haben, werden」も最重要動詞の現在人称変化のステップでお話しましたが、これはあくまでも基本形で、これらは人称(「人」)に応じて変化しましたよね。これらの現在人称変化は確かに不規則ですが、何かと基本の現在人称変化の語尾変化の名残が残っていて、めちゃくちゃではありませんでした。それと同じように、「sein, haben, werden」の過去基本形は「war, hatte, wurde」ですが、この最重要動詞の過去基本形も人称によって変化させなければなりませんがめちゃくちゃではありません。またか・・・って感じですよね。でも仕方ないんです。この語尾変化がドイツ文法では重要になりますから。でもやっぱりらくちんに覚えたいですよね。だからなるべく楽な方法で覚えていきましょう。コツを頭に入れておくだけで、ずいぶんと覚えるスピードが変わってきますしね。
 では次の表をみてください。これは左から右へ、それぞれの人称(人)、過去基本形の語尾変化、そして最重要動詞について書かれています。そしてこの最重要動詞については、一番上から下に向かって、不定形、その次に過去基本形、そしてその過去基本形が人称によって変化していくのを示してあり、最後に過去分詞となっています。だから、最重要動詞について上から下へ、「不定形→過去基本形とその変化→過去分詞」という順で見ることができます。またここに過去基本形の語尾変化についてのせたのは、過去人称変化が不規則とは言ってるものの、すでにお話したように、過去基本形の語尾変化とかなり似ているのでのせています。だから心配しないでください。そんなに過去基本形の語尾変化と違いはありませんから。
では、具体的に「sein, haben, werden」」の過去基本形「war, hatte, wurde」について見てみましょうか。まず過去基本形の語尾変化をみてください。過去人称変化のところでも同じように過去基本形の語尾変化について、赤とピンクに色をわけてお話しました。なぜ二つの色に分けたのか?過去人称変化のステップでお話しましたが、「−te +現在人称変化の語尾」の重要性を表したかったのもありますが、それ以外にもこの最重要動詞の過去人称変化を効率よく覚えられるために二つの色にわけてみました。上の表をじ〜っと見てみてください。ピンクの語尾に特に注目してください。
 わかりましたか?そうです、最重要動詞の過去人称変化については、「過去基本形+過去の基本語尾変化の一部(つまりピンクの部分であり、ほぼ「−te」を抜かした部分になります)」となります。つまり過去基本形を覚えたら、その過去基本形に過去基本形の「−te」を抜かした、過去の基本語尾変化をくっつければいいんです。決してめちゃくちゃに変化してるわけじゃなく、上の表で言えば、過去基本形にピンクの文字であらわした語尾をつければいいだけのことです。簡単でしょ?いや、簡単じゃありませんよね。でもこれを頭に入れておくだけど、覚えるスピードがあがると思いますよ。
 具体的に「war, hatte, wurde」の変化を見てみましょうか。まずwarですが、一人称単数のichの過去形の時は、語尾が必要ないんでしたよね。だからそのままwarになります。同じように三人称単数のer (sie, es)もそうでしたね。次に二人称単数のduですが、これも「seinの過去基本形war + st(-teを抜かした部分)」なのでwarstになります。三人称単数についてはすでに説明しました。次に一人称複数のwirについてですが、これはちょっと考えなきゃならないかもしれませんが、もともとwirの過去基本形語尾は「−te + en」で、eeと続くと言いにくい理由から「−t + en」になったんでしたよね。だから、ここでも「過去基本形war+en」をつけて答えはwarenとなります。そして二人称複数のihrですが、これは単純に「過去基本形war + t」でwartになります。そして、三人称複数sieと敬称のSieについては、wirの同様の仕組みで、「過去基本形war + en」でwarenになります。わかっていただけたでしょうか?
 次に不定形habenの過去基本形hatteについてお話したいと思います。一人称単数ichと三人称単数er (sie, es)は過去形の場合語尾が必要ないので、過去基本形hatteと同じhatteになります。その一人称と三人称の間の二人称単数は「過去基本形hatte + st」でhattestになります。次に複数についてですが、wirについて、本来なら「過去基本形hatte + en」となり「hatteen」となりますがこれまた言いにくいですね。だからこれも簡単に「hatten」となりますんで注意してみてください。次にihrですが、ihrも「過去基本形ihr + 過去の基本語尾変化のピンクの部分-t」ということで、hattetとなります。最後にsieと敬称のSieについてもwirの時と同じように、「hatte + en」→「hatteen」→「hatten」となります。
 そしていよいよ最重要動詞最後の動詞werdenについて説明したいと思います。werdenの過去形はwurdeです。これももちろん「過去基本形+過去基本語尾変化の一部」という方法になるので、warやhatteと説明は同じになりますが、しっかり覚えていただくためにも、簡単に説明させていただきます。まずich, erの人称で過去の場合、過去の語尾変化は不要ですから、そのままwurdeになります。duの場合は「過去基本形wurde + st」でwurdestになります。wirの場合これまたhatteの時と同じですが、規則どおりにいったら、「wurde + en」なので「wurdeen」になりますが、「ee」は言いにくいので、「wurden」になります。同様にsieと敬称のSieにも言えるのでこれらの人称の場合もwurdenになります。残りのihrについては基本どおり「wurde + t」でwurdetになります。
 これで最重要単語の過去人称変化についてはおしまいです。いろいろ難しいこと言いましたが、要はそれぞれの過去基本形に-teを抜かした部分、つまりピンクの語尾をつければいいということになります。これってどういう事か気づきましたか?実はこのピンクの部分って、1人称単数と3人称単数の「語尾なし」以外は現在人称変化の語尾変化の形になっているんですよ。だから全然複雑ではないんです。だからこうやって考える事もできます。「過去基本形+現在人称変化の語尾」(1・3人称単数語尾なし)ということにもなるんです。だから何かと不規則といっても形は決まっているんですよ。


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