ホーム>>形容詞の格変化
ステップ7:形容詞の格変化


形容詞の格変化

男性名詞 中性名詞 女性名詞 複数
1格()  der gute  

ein■ guter
Vater das gute

ein■ gutes     
Kind die gute

eine gute   
Mutter die guten

meine guten     
Kinder
2格( des guten

eines guten
Vaters des guten

eines guten
Kind[e]s der guten

einer guten
Mutter der guten

meiner guten
Kinder
3格( dem guten

einem guten
Vater dem guten

einem guten
Kind der guten

einer guten
Mutter den guten

meine guten
Kindern
4格( den guten

einen guten
Vater das gute

ein■ gutes
Kind die gute

eine gute
Mutter die guten

meine guten
Kinder


<ポイント>
●基本的に1格と4格の形が同じでペアになる(の部分)
●緑の部分以外は全て形容詞のあとは−en
○定冠詞+形容詞−e
○不定冠詞+形容詞(男−er、中−es、女−e

参考:不定冠詞

男性名詞 中性名詞 女性名詞 複数
1格( ein Vater ein Kind eine Mutter
2格( eines Vaters eines Kind[e]s einer Mutter
3格( einem Vater einem Kind einer Mutter
4格( einen Vater ein Kind eine Mutter



 ここでは、形容詞の格変化についてお話したいと思います。形容詞の格変化には名詞の格変化のところで習ったように、…蟯Щ譟不定冠詞と名詞の間にはさむ形容詞と定冠詞や不定冠詞がなく、ただ名詞の前に置く形容詞があります。ここでは、特に重要な、不定冠詞、定冠詞と名詞の間にはさむ形容詞についてお話したいと思います。

 でも実は、あまり形容詞は扱いたくないのが本音です。なぜならドイツ語の文法を勉強する人みんな形容詞の格変化がややこしいという言うからです。私も形容詞を正確に使うことは慣れるまで非常に難しいと思います。それにこの講座は、「会話のためのドイツ文法」で、実際会話で形容詞を適当にいってもほとんどの場合は通じるというのが本音です。コツとしては、上の表をみてもわかるように、緑で書かれた部分以外は全部形容詞のあとに−en「gut+−en(「良い」という意味。英語ではgood)」をつけた型になります。だから会話の場合は難しいことを考えないで、全部gutenの型で言ってみればいいんです。だから、この形容詞の格変化を頭に入れるのが大変だって考える人は、この「コツ」だけ覚えて、次のステップにいってもいいと思いますよ。私も「じゃあこのスッテプおしまい!」って言いたいです・・・。でも勉強したい人のために、しっかりここから解説していきたいと思います。

 ここで扱うのはさきほども言いましたが、「定冠詞、不定冠詞と名詞の間にはさむ形容詞」です。上の表をみてください。そこでは、水色の部分と緑色の部分に分かれています。ここで重要なのは緑色の部分です。なぜなら、水色の部分ではこれまで名詞の格変化のステップで習ってきた「定冠詞(不定冠詞)+名詞」の間に、「形容詞+−en(例:gut + en ⇒guten)」をはさめばいいんです。だから、「定冠詞(不定冠詞)+形容詞(-en)+名詞」の型ですね。

 では、問題の緑色の部分について解説していきましょうか。なぜここを緑色にしたかわかりますか。「参考」の部分の「不定冠詞+名詞」の格変化の表と見比べてください。そうです、ein, eineがセットになって書かれている「不定冠詞+名詞」の緑色の部分と、形容詞の格変化の緑色の部分は同じようにセットで注目すればいいんです。こうやってまとめて頭にいれておくと、わかりやすいですよね。

 それではまず「定冠詞+形容詞+名詞」の型に注目してみましょうか。といってもこれも簡単です。青色の部分の基本の型は、「定冠詞(不定冠詞)+形容詞(-en)+名詞」でしたね。形容詞の語尾が-enでした。それが定冠詞の緑の部分は全て形容詞の語尾が「-e」になり、「定冠詞+形容詞(−e)+名詞」の型になります。これで定冠詞と名詞にはさまれた形容詞の格変化は終わりました。

 次に、「不定冠詞+形容詞+名詞」の型についてみてみましょうか。これは定冠詞よりちょっと難しそうです。でも心配はいりません。表をみてください。まず、「なぜ不定冠詞の形容詞の格変化はちょっとややこしいんだろう?」って考えます。それは、定冠詞では定冠詞だけでderは男性の1格、dasは中性の1、4格ってわかるので、定冠詞と名詞にはさむ形容詞の語尾は簡単な-eでいいんです。それとは違い、不定冠詞のeinをみてください。einは男性と中性の1格と中性の4格に使われていて、例えば「ein Kind」の単語がでてきたとき、この単語の性を知らなかったら、これが男性名詞なのか中性名詞なのかわかりません。だからこれをわかりやすくするために形容詞の語尾を工夫したのです。
男性の1格の「ein guter Vater」は、定冠詞だったら、derで男性の1格というのがわかりますが、不定冠詞のeinはわかりません。だからこれを男性名詞(の1格)とあらわすために、形容詞の語尾を工夫します。やり方としては、derの語尾の「−er」を形容詞の語尾にもってきて男性名詞を表す形にします。だから「der→ein guter Vater」ということになります。
中性の1格と4格についても同じように考えることができます。これも「ein Vater」の男性名詞と区別するために、中性名詞であることを、形容詞の語尾であらわします。やり方は、dasの語尾「−as」を少し変化させて「−es」にして、形容詞の語尾にもってきて中性名詞をあらわします。だから、「das→ein gutes Kind」となります。
最後に女性名詞ですが、これも基本的に同じ考え方でいいと思います。というのも、これは二つの考え方ができますよね。「eine gute Mutter」をみてみると、不定冠詞の次の形容詞は「die gute Mutter」の定冠詞のあとの形容詞の語尾変化と同じになっています。これは、定冠詞のdieもeineもeinと違い迷うことなく、一目みれば女性名詞だなってわかるので、不定冠詞eineに続く形容詞も単純に−eの形になっています。
もう一つの考え方は、男性と中性名詞のときに考えたやり方です。dieの語尾「−e」を形容詞の語尾にもってきて女性名詞を表す形にするやり方です。だから、「die→eine gute Mutter」になります。私はこっちの考え方のほうが簡単だと思いますよ!
これで一通りみてきました。このやり方さえ頭にいれてしまえば全然難しいことなんてありません。先ほどもいいましたが、難しいと感じる人は、このステップをとばしたり、あとで気が向いたらみてみればいいですからね。

 最後につけたしますが、定冠詞(不定冠詞)と名詞の間の形容詞の語尾は全て「−en」になることにも注意してくださいね。


前へ<<戻る>>次へ