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ステップ2:現在人称変化


受動表現(1)

1、様々な受動表現

―bar, lich, sam, abel (ibel), faehig
  →動詞の語幹のあとにつけて、基本的に「〜されうる」のような意味の形容詞をつくります

-bar strafbar(処罰されるべき), sichtbar(目に見える) ★主に他動詞の語幹のあとにつけて形容詞をつくります。-lich, -samと競合することがあります。「〜されることができる」、「〜されるべき」。
-lich ertraeglich(耐えられる<ertragen), unaufhoelich(絶え間のない<aufhoeren) ★動詞の語幹のあとにつけて形容詞をつくります。「〜されうる」、「〜が可能な」。幹母音は変音することがあります。
-sam aufmerksam(注意深い),bedeutsam(重要な) ★動詞の語幹につけて、「可能性、能力」などをあらわします。
-abel (-ibel) akzeptabel(受諾されやすい), explosibel(爆発しやすい), transportabl(持ち運びできる),variabel(変わりうる) ★〜ierenに終わる外来動詞の語幹につけて形容詞をつくります。「〜されうる」。-ibelになることもあります。
-faehig leistungsfaehig(能力のある、性能のよい), zahlungsfaehig(支払い能力のある),widerstandsfaehig(抵抗力のある) ★語幹につけて形容詞をつくります。「〜の能力がある」。
・Der Versuch kann jederzeit wiederholt werden.
→Der Versuch ist jederzeit wiederholtbar.


lassen sich + Infinitiv 「〜されうる」

・Streitigkeiten koennen nicht immer vermieden werden.
→Streitigkeiten lassen sich nicht immer vermeiden.


sein + zu Infinitiv 「〜されうる、〜されることができる、〜されなければならない」

・Mit Chemikalien darf nicht gespaßt werden.
→Mit Chemikalien ist nicht zu spaßen.


geben + zu Infinitiv 「〜されなければならない」

・Fuer die Sicherheit muss noch viel getan werden.
→Fuer die Sicherheit gibt es noch viel zu tun.


bleiben + zu Infinitiv 「〜されなければならない、まだ〜されうる」

・Was noch getan werden muss, ist in einer Notfallregelung festgehalten.
→Was noch zu tun bleibt, ist in einer Notfallregelung festgehalten.

※このsein/geben/bleiben zu Infinitivはそれぞれ代替することができます。他にもstehen zu Infinitiv(〜されうる、〜されなければならない)などがあります。


bekommen, erhalten, kriegen(ugs.), stehen + 過去分詞 「〜してもらう、〜される」

・Die Verlage schicken den Lehrern Buecher zu.
→Die Lehrer werden (von den Verlagen) Buecher zugeschickt.
→Die Lehrer bekommen (von den Verlagen) Buecher zugeschickt.
・Es steht in der Bibel geschriben.

→上の例文からもわかるように、特にbekommen, erhalten, kriegenが使われた文は、3格であった本の受取人(Empfaenger)が主語となり、出版社が本を送ったことよりも、先生らが本を受け取ったことが重要であるように示すため、この受動表現を使い文章がつくられまあす。このようなbekommenなどを使った受動表現を“Adressatenpassiv”もしくは“Empfaengerpassiv”といいます。ちなみに上の例文のzugeschicktのような動詞を“Empfaengerverb”といいます。

<Empfaengerverben>
anbieten(提供する), aushaendigen(手渡す),bescheinigen(証明する),biten, bringen, ersetzen, erstatten(支払う、返済する), leihen, liefern, mitteilen, schicken, ueberreichen(手渡す、手交する), schenken, verleihen, zeigen, zusprechen(与える)など

機能動詞動詞構文(Funktionsverbgefuege)

→機能動詞構文の中にも本来の動詞の意味が弱められ、受動的な文になることがあります。

・Steuerbetrug wird bestraft.
→Steuerbetrug steht unter Strafe.
→この上の例文の“stehen”は本来の動詞の意味が弱められた機能動詞です。


2、ちょっと工夫した受動表現

●lassen Akk. Infinitiv 「…を〜させる」」
 
veranlassen(指示する、命じる),verlangen, erwarten, dafuer sorgenなどを使った受動表現の文章を上に示した形にかえます。

・Der Richter veranlasst, dass der Einbrecher verhoert wird.
→Der Richter laesst den Einbrecher verhoeren.

→この文章はRichter(裁判官)がEinbrecher(押し込み強盗)を尋問するのではなく、裁判官が誰か(例えばここでは警官)に押し込み強盗を尋問することを要求しています。だから一つめの例文のdass節以下にvon der Polizeiが省略されていると考えればわかりやすくなります。よってそれを書き換えた文章が→以下のようになります。

●lassen sich + Infinitiv

hinnehmen(受け取る、甘受する), zulassen(認める、容認する), erlauben, dulden(許す、黙認する)などを使った受動表現の文章を上の形にかえます。

・Der Erbrecher hatte es widerstandslos hingenommen, dass er festgenommen wird.
→Der Erbrecher hatte sich widerstandslos festnehmen lassen.










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