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伊藤整 詩一覧

『伊藤整全集 第1巻』(新潮社、1972年)に基づく。
・フリガナは《》でくくった。

『雪明りの路』椎の木社、1926年

春日
暗い夏
雨の来る前
雨(雨の降る日)
十字街
風(風が激しく)

梅ちやん
夜まはり
夏の終り
白い障子
秋(赤い雲よ)
瓜姫
春を待つ
電信柱(なだらかな緑の山を)
その夜
霜の朝
雪の夜(吹雪が屋根で)
十一月
雪明り
餅をつく

私は甲虫
春の夜
少年の死んだ日
夕方(姉は小さな妹をすかし)
雪解
夕方(子供が 泣かずに)
春(この冷たい目をした)
あけ方

春宵
街で

社会
糧を求める
過敏
思想
言葉(友よ 何も)
気軽さ
逃れる
Anton Tchekhoff.
幕合
京都
忍路《おしよろ》
Yeats.
葡萄園にて
秋の恋びと
青葉の朝に
池のほとり
月光
山に来た雪
深夜の絵
十一月
雪の来る朝
雪の夜解散する群集
山鳴り
凍てついた夜
冬の詩三篇
  1(かすかな嵐の音がする。)
  2(山がなる 山がなる)
  3(でもね やがて桜も咲くし)
ひとりで思ふ
四月の暖い夜
果樹園の夜
悪夢
日ざし
丘の乙女
小樽は祭
ひとしから
夜明け
良い朝
あやまち
月は銀
小樽の秋
夜の霰
雪夜
故郷に目ざめる
昔の室
雪の夜も
月あかりを窺ふ
目覚めてはいけない
発熱
雪あかりの人
吹雪の街を
雪の朝
春(暗い夜中に)

ひとしから
壽に
林に来て
楽しい夜道
落葉松の風
ひとりしづか
あなたは人形
蕗になる
悪い蛙
月夜を歩く
林檎園の月
また月夜
かんこう
林檎園の六月
憂鬱な夏
山へ
夏になれば
九月
女性は笑ふ
大事な私
世間の顔(おまへの心には)
世間の顔(お前の顔は)
笑つてはならない
面倒な言葉
だまつてゐると
あいつら
頑なさ
見ざる・聞かざる・言はざる
みんなの分まで
野の風
目覚め


『冬夜』近代書房(発売インテリゲンチャ社)、1937年

霧の中
雨(虫たちは)
朝(夢のなかの)
もう一人の私
ふるさと
病む父
海の捨児
弟の日
いま帰れば
林で書いた詩
風を見る
後の日に
海の少女に
冬夜
田園故郷を失ふ
朝(朝もまだ)
盲唖学校通

雪を待つ
もう一度
春夜
月夜にめぐり逢ふ
緑の村


『伊藤整詩集』光文社、1954年
※初収録の詩のみ。


緑の循環路

鳴海仙吉の詩


『伊藤整詩集』新潮文庫、1958年
※初収録の詩のみ。

川崎くら子夫人を葬る詩


未刊詩篇

雪の夜(雪のふりしきつた)
静物
悲しかりし日に
骨牌の占ひ
私を刻む
縫物をする人へ
地上に
詩にかへる

願ひ
雪夜の場末で
母娘
風(風が出たのか)
三人
二階の姉妹
牧場で書いた詩
南京の感情
Aの語つた話
支那蕎麦
北方
心臓
青函丸
言葉(彼女は私の中に)
雲雀

忘却に就いて
橡の葉と昆虫
赤い吃水線
村にて
遠い明治のお正月

詩稿ノート I 一九二二年

まつり
星の夜
(岡に立ち並ぶ)
春日小曲
六月の朝
明るい雨
ある日の友情
(あゝ一つの魂の)
さびしき母の歌
(此の夜)
雨(地上の初夏の)
雨(この雨の音を、)

夜の都会で
短章より
(時は夕ぐれに)
(母となる寂しさ)
月の出
(友と話して)
(あなたが清く)
(泣けよ)
山せ
海で
ある日の願
子守唄(腹がいたいなら)
(夜中に目を)
子守唄(どこをどうして)
まり
電信柱(山には電信柱ばかり)
青い大根
秋(朝 妙な灰色の)
(さびしい海岸の)
(茶ぶだうが)
(愚かよな)
ある日
未完成の詩
  I 紫の女(空色の着物のあざやかな女)
  II 胃病患者(兎 兎 健康な兎)
  III(電報 電報)
二人の死
短詩 三
  一(山のなだらかさに、)
  二(雀ら朝の)
  三(今日よりの)
風、夜、広野
(あかるい青空)
(はんてんを)
(汽笛が)
雪のくる日
冬きたる
山鳩のお話
ふるさとの春
少年秘曲
愛の小曲
初夏
(彼処に)



詩稿ノート II 一九二三年

吹雪のくる宵
切り通し
吹雪の日
魚をこしらへる女
(ある少女に)
(ね ぴんと黙りなさい)
小樽
春がくる
(弟が泣く)
(棚も見える)
雪ばれ
(すべてを)
赤子に
憂鬱
窓で
春の街
(木々)

留守
生ひ立ち II
ほろし
桶屋さん
雨(雨とくさ くさ)
晩春

春(庭のせまい土は)
春の森
夕方の風景
(ゆうちやん)
山鳩
井戸で
(姉は)
(それは)
(草の芽の)
(何といふ)
(若い頃)
(提燈が一つ)
春暮
(この明るい)

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