まずは左の写真の流量計を用いスライドバルブの高さ(開度)を調整します。
全閉時の微小開度を調整しアイドリング、極小開度時のエンジンの空気吸い込み流量を4気筒とも同じ流量にします。
先端のゴムの部分をファンネルアダプタに差し込み目盛りを読みます。ファンネルは邪魔くさいのではずしておきます。これが合っていないと何やっても駄目です。バラつくし安定しないですし。
2番を基準として(2番は調整不可)調整していきます。
バルブに針金を挟み同じ開度にするという方法もありますが私は実測流量で調整しました。

タンクを取り外すとこの通りキャブへのアクセスが非常にしやすいので仮設ガソリンタンクを取り付け作業します。

続いてパイロット系に着手します。
アイドルを2000回転に調整しPAJを変化させ回転数の変化をみます。
一番回転数が高くなるPAJが理想的な空燃比に近くまともに燃えている状態に近いです。
スタックは6000回転まで圧縮レンジですので見づらいですが内部設定を8気筒にすれば回転数が2倍になります。
キャブセッティングの時はそうした方が回転数の変化が分かりやすくなります。

PSを調整します。
アイドリングをギリギリまで下げPSを1/4閉め込み回転が上がった場合はさらに1/4閉め込みさがった場合は1/4開けます。

ここまでやってちょっと走ってきます。なかなか具合がよくなっていても開けはじめが若干バラつきます。
5速で意地悪してゆっくり開けて走れるようにします。

おお〜いい!とか思って次の日乗ると全然だめ。どうなってるのでしょう?
やたらバラつくしアイドリングは安定しない。

現在この繰り返しやってます。


2007,10,9更新

現在のセッティング
PJ :30.0  → 27.5
PAJ :120  → 115
PS: 0.75  → 1.0
MJ: 165  → 170

パイロットスクリューの戻し回転数が0.75と1回転を割ったのでPJを1ランク小さくする。
PAJも調整後115番に変更する。
MJもまだ決められないが概ねあっていると・・・おもう。。寒くなってきたのでエンジン保護のため少し大きくしました。

やっぱりアイドリングが安定しない。時間とってじっくり取り込む必要がありそう。
キャブだけの問題じゃないのかなあ。


2007,冬眠寸前

セッティングがコロコロ変わる。なんだかおかしい。
知り合いに借りたMJNをつけて軽くセッティング。

なんと、簡単に1000回転ぐらいでアイドリングが安定するではないですか!!

無印TMRであれだけ苦労したセッティングがすぐに出ます。MJNの特性だけではないでしょう。

前のオーナーもセッティングが出ないということでしたが私は『完全なセッティングが出しずらい』程度で考えていましたが全く出ないものかもしれません。 

とりあえず無印TMRはヨシムラで原因究明してもらいましょう。


Feb, 2010
皆様のブログをいろいろ拝見しているとTMRのオーバーホールはいろんなところでやっているようでその中でも非常に評判の良い銚子のMFPさんにオーバーホールをやってもらうことにしました。
走行距離はわずかですが全然だめなんで修理という意味合いも大きいです。

某大御所にいろいろ聞きましたが購入してから時間がたっている&治せるかわからないということでそんな不確実なことにお金を使うこともバカバカしいのでボディーに張ってある名前の大御所での修理はあきらめました。
私が求めてるのは分解清掃ではなくて機能異常があるので確認&修理ですから・・・。
TMRに名前書いてある以上、メーカーなんですからちゃんと修理受けつけてもらいたいものです。
ばらして組むだけなら私でも出来るんですよ〜!


で、話を戻して。
電話でいろいろ聞きましたがMFPの飯田さんはお話し好きな方で熱心にいろいろ説明してくれます。
いろんな相談に的確な答えがポンポン出てきます。超玄人といった感じですね。

TMRの開発に近かった方だそうで今まで数千台のキャブをOHしているそうです。

その場で頼ることを決め、トラブルシュート&見積のために発送しました。




その後、キャブを送った後に横浜に行く予定がありましたのでお休みに銚子までいって直接話をしてきましたが治りますよとのことでしたのでOH(修理)を依頼しついでにその場でTPSの取り付けもお願いしました。

いろいろ見てもらうと私のTMRは初期型だそうで走行距離も非常に少ない状態とのこと。
私の調整の悪い部分もあちこち指摘されました。



ついでにワイヤーホルダーの角度が悪く冷却水配管にワイヤーが接触するのでホルダーの角度調整もお願いしました。






April, 2010
どうせ雪もあるので納期を適当にしていたのですが、冬眠あけである4月には間に合いました。

取り付ける前にあちこち観察・・・各バルブがぴったり同じに調整されています。

フロートバルブもピッタンコ。流石です。

バルブが閉まったときの音もそろっています。全閉時の『チャキ』っていうあの音です。


上部カバー内のバルブ同期調整ねじはペイントロックされています。この部分の調整はいらないとのことです。

マニュアルには流量計の読みで高さ調整しなさいとありますがアイドリングよりも低開度のときの空気流量のばらつきを抑えたほうが低開度のマナーは良くなるでしょうからバルブ開度を合わせる方針とするのが正解なようです。


セッティングのときに迷ったんですよね。

アイドル流量で合わせるかバルブ高さで合わせるか・・・。

まともに考えるとバルブ高さですよね。もっと詰めれば微開時の実流量ですね〜。
測れないので微開時のバルブ高さ(開口面積)で合わせるのが筋、ということです。





TPSは外乱要素の少ない内側に付けてもらいました。














ワイヤーの角度も適切な向きになるようにアルミの受けを作り角度を調整してあります。

こんなきれいに作ってくれるとは思いませんでした。




エンジンはオイル交換すれば汚れを排出できるけどキャブは分解整備しかないんですよ。
その整備を怠ると気持ちよく走るセッティングの幅が狭くなっていく・・・。(byMFP飯田様)


定期的なOHと機械的な調整は不可欠。ということです。









april, 2010

さっそく取り付けてみました。


なっ!なんと・・・
普通にアイドリングします!!
やっぱりどっかのなんかがおかしかったんですね。
MFP飯田さんの宣言通り、治っちゃいました!!感激もんです。

こういった症状は稀に新品でもあるらしいので購入したら『アタリ』にするためにMFPに出す方もいらっしゃるそうです。

ニードルも幾らかそろえたので本格的にキャブセッティングに入れそうです。

M・F・P

〒288-0031

千葉県銚子市前宿町841-1

TEL 0479-25-5030


私が入手したTMRはほぼ新品の中古品でしたので工場出荷時のセッティングが分かりませんでしたので基本セッティングから始めることにしました。

基本セッティング

PJ-パイロットジェット     : 27.5
PAJ-パイロットエアジェット : 120
PS-パイロットスクリュー   : 2.25
NJ-ニードルジェット      : P-4
JN-ジェットニードル      : E52#4
JN段数             : 3
MJ-メインジェット        : 175

このまま走ってみると低開度では全然だめ、パイロット系を超えるころから急に元気良くなります。
マフラーの出口はカーボンで真っ黒、後ろ走る人からは生ガス臭いと不評です。相当濃いのでしょう。


セッティングパーツもそれなりに必要です。(元から装着されているジェットは当然購入しない)

PAJは110、115、125、130を各4個    @¥550   550×16=8800円
PJは22.5 、 25.0 、 30.0を各4個  @¥550   550×12=6600円
MJは155、 160、 165、 170を各4個    @¥500   550×16=8800円
(180は濃すぎると思うので要らないでしょう)

これくらいは最低いります。

ニードルはとりあえずこのままいきます。     @¥980
太さを前後2サイズ、角度も前後2サイズ買うととんでもない金額になってしまうので必要な時にとりあえず購入することにします。

時間が取れずず〜〜っと放置されていたキャブのセッティングのお話です。
このキャブはポン付けでも低速はだめですがそこそこ走ってしまいます。
故に放置になっていたのですがそれをやっちゃ宝の持ち腐れ。
セッティングを『気持ちよく走る』程度までは出しましょう。
全域にわたりキッチリ出すのはなかなか難儀な作業ですしニードル代金もばかにならないので
キッチリ出すのは低開度域、中開度はそこそこ、全開域はキッチリという方針でセッティングしたいと思います。

今回の作業の指南役は『バイカーズステーション』のキャブ特集とミクニセッティングマニュアルです。
バイカーズステーションの2006年8月号が実践的手順が出ていていいと思いますが過去15年くらいのバイカーズステーションから

○2000年12月号 キャブレターとインジェクション
○2001年1月号 吸排気系を考えテストする
○2001年2月号 簡単チューンナップとまたまたキャブの話+α
○2003年3月号 キャブレターの原理とセッティング
○2004年4月号 キャブレター特集
○2004年5月号 CR、FCR、TMR完全比較
○2005年7月号 だれでもできるキャブレターセッティング。

を参考にさせて頂きました。
新しいほどに記事がまとめられわかりやすい内容になっていると思います。
理詰めで調整しなければならないので原理の理解は必須です。
理想を言えば空燃比計をつけてセッティングしたいのですがマフラーに穴をあけセンサー取付けをしなくてはならずあのコルセ管に穴を開けるのも忍びないのでマニュアル通りの方法作業を行います。

吸気流量計測用フローメータ

TMRセッティング編

repair 〜 modification