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詰め将棋を作ろう!

第3回   作成のポイント

A.Ferel

【良い詰め将棋を作るポイント】
一般化するなら”1つの駒に2つの役割を持たせる事”か。
  例:攻めの拠点が中盤以降の邪魔駒に成る。逃げ道限定の駒が途中で捨て駒に成る。
○駒を捨てる事(=妙手)。特に焦点に大駒を捨てると効果が抜群。但し、精算の筋は例外。
・(柱や)壁も可能な限り変化で働かせる事。動かない駒が多いのは見栄えが良くない。
・詰め上がり図で攻め方の駒が2(or3)枚である事。詰め上がり図がきれいになる。
・(初)手が広い事、詰め上がり図が見えにくい事、又は誘導すべき向きが読みにくい事。作意が不明瞭になって「難解だが良い作品」になる。
・作意が明快である事(例:邪魔駒排除)。超短編詰め将棋でのポイントの1つ。
・取れば詰んでしまったり、取らざるを得ない「捨て駒」を可能な限り用意する。超短編詰め将棋でのポイントの1つ。
・邪魔駒排除の筋を用意する。短編詰め将棋のスタンダードなテーマ。
・紛れ(=裏の変化)にも好手順を入れる。
・大駒による王手には中合い、移動合いの筋も入れる。手順前後で移動合いと合い駒の2択が発生するなら尚良し。
・詰め上がり図にて攻め方の大駒、玉方の金気(できればと金も)が無い事。攻め方の大駒を捨てる筋があれば尚良し。
・一つの駒だけ動かす時は、ジグソーパズルの様な緻密さ(=テンポ感覚?)を入れる事。
・初見の筋では不詰めであること。初見の筋とは別に詰み筋を用意する事。
・収束(=網を絞る手)は2手にする。収束が長いと間延びした印象を受ける。
・伏線を仕込む。「その場では何のためか意味が分からないが、前もってその手をやっておかないと後で困る事になる」手を仕込む事。詰め将棋を難解にするトリックの代表例。

・可能であれば
 a.読み筋を2つ以上用意してそれぞれの仮詰めを作成する。特に焦点に捨てる筋
 b.一つを本筋にする。
 c.他の筋には駒を配置して不詰め(ないし駒余り)にする。
この手法を採用すると、一つが不詰めでも他の筋に逃げられます。

【注意事項】
○例え完成したと思っても、一回熟成させて後で査読すべし。思わぬ余りが見つかる。
・桂馬を打つ時は、そのタイミングに注意すべし。手順前後で余詰めになる事もある為。
・桂馬は飛び道具なのに合い駒が利かない直接的な駒である。ご利用は計画的に。(ローンか!
・捨て駒の筋を採用する際、焦点に捨てる筋はきちんと読む事。余詰めになった時は悲惨そのもの。
・精算は出来る限り用いない。よほどの理由が無い限り中弛みになる。

【定義】
・退路誘導:攻め方の駒を打って(or動かして)退路に追い込む事。収束(後述)とは別にする事。
・退路封印:捨て駒を玉方の(玉以外の)駒で取らせて玉の逃げ道を直接塞ぐ事。
・収束   :1.(玉方の)投了の直前に退路誘導を連続的に行う事。
        2.「以下精算と定義」精算の別表現。逃げると早詰みになる場合に用いる。
          本筋で発生するのは筋悪。
・捨て駒  :「1から4の内、2つ以上の要素を盛り込むのが望ましい」
        1.退路封印に用いる。
        2.守りの駒の利きをそらす為に用いる。
        3.玉を危険地帯に誘導する為に用いる。
        4.邪魔駒排除の為に用いる。
        5.その他。質駒をあらかじめ用意する為とか。
・仮詰め  :最初に駒を仮配置した直後に、一時的に用意する詰み手順の事。
        完成度が低くてもこの段階では問題には成らない。
・余詰め  :作者が意図した最善の筋とは別の、より短い詰み手順や、駒余りの手順の事。
        又、作者が意図していなかった同手数、別系統の詰み手順もこれに含める。
        余詰めがある詰め将棋は失敗作とみなされる。
・読み抜け:「いずれも自分が最善の応手を認識できなかった場合に用いる」
        1.自分が意識していなかった対応(=指し手)を相手方にされて、
          不詰めが発生した時に用いられる。
        2.自分が意識していない手順で余詰めが発生する際に用いられる。