中間試験





「や、山口博士、ついにやりました。発見!発見ですよ!」

「何だ。何が見つかった。」

「箱です!黒い箱です!あれはどう見てもこの世の物ではありませんよ!」

「すると......」

「そうです!今の世界が出来る前の人間が造った物を遂に発見したのです!」

「そうか!それでは私の理論「世界全滅説」は正しかったのだな。」

「その通りです。しかも我々よりも高度な文明を築いたようです。見て下さいこの箱を。」

「この箱をただの箱とはお思いにならないで下さい。この表面!こんなに沢山の文字が

刻まれている。小さすぎて見えないくらいです。」

「ううむ。しかし、この箱は何をするものなのだろう。調べて見る価値はあるな。」


二十年後

「よし、遂に完成だ。」

「山口博士。おめでとうございます。遂にあの箱を完璧に復元しましたね。」

「うむ。この箱のくぼみに右ひとさし指を置くのだ。そうすれば箱の中のプログラムが

再生するはずだ。記念にお前がやってみろ。」

「喜んで!このくぼみに指を......おお!」

「どうした!」

「なんかとても心地よい感じが。」

「どんな感じだ。」

「腹いっぱい食べて、酒を飲んで、美女に囲まれて、空を飛んだような気分にもなれる。

なんとも説明しがたい快感です!」

「ううむ。よし離せ。指を離せと言っているだろう!」

「ハァハァ、すみません。なかなかやめられなくて。でもこれを売れば絶対に売れますよ。」

「そうか。そうすれば研究のための資金にも困らなくてすむ。そうすればもっとこの人類に

必要な技術を見つけられるぞ!」



これは第三地球生命体、第三地球二千一年の会話の記録である。この会話で「黒い箱」と呼

んでいる「バズーラ」。これは第二地球生命体のテロリストが考えた人間堕落機械だ。これが

広まる事によって人は快感に溺れ、この会話の三年後に第三地球は滅びる。では何故この

科学者達はその様な物を人類に広めたのか。この時の歴史、第二地球、そして我々にも結び

付け、八百字以内で書きなさい。

(自分の意見も入れること)



第四地球五千百二十年 十月五十二日

社会科担当 ニトベイナゾウ

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