「台湾に影響を与えた50人」

069月、私は、台北市内で『影響台湾50人』(02年6月初版 190元 圓神出版社)という本を購入しました。 著者は1967年生まれの白進文氏。民主化が進む台湾では、国や地域の歴史探索がブームだそうです。主として青少年を対象とした本のようで、マンガで50人(一人4ページ)を紹介しています。 

 50人の選択を含め、監修は国史館の張炎憲館長が務められています。国史館とは,いわば台湾における国立歴史研究所に相当する機関ですのでこの本の内容は信頼できるものであると思います。なお、張氏は李登輝学校の講師でもあり、私は第5回学校にてその謦咳に接することができました。 

 以下に、50人を記します。そのうち日本人12人明治天皇を含め肯定的に紹介されています。他にカナダ人1人と 英国人4人が近代台湾に影響を与えた人であるとされており、人名の右はそれぞれ紹介されたページのサブタイトルを、※は下に香蕉のコメントがあることを示しています。

 ふりかえって、わが日本においてはどうでしょうか。

 公教育においても、歴史を担った人の生き方に学ぶ姿勢に欠けているようです。 

 また、NHKの連続ドラマでは江戸時代までの戦争の歴史は喜んで紹介しますが、幕末以降近代日本の歴史の中で、国造りに心血を注いだ人々を評価しない風潮があることは残念だと思います。

【一】   感動台湾歴史的人物

1

明治天皇

明治維新与台湾

8

蒋介石

軍事独裁下的台湾

2

後藤新平

台湾近代化的奠基者

9

雷震

自由主義的行動家

3

辜顯榮

争議両極化的人物

10

彭明敏※

発起台湾自救宣言

4

林献堂

台湾議会之父

11

蒋経国

我也是台湾人

5

蒋渭水

組織台湾民衆党

12

李登輝※

台湾民主之父

6

謝雪紅

台湾奇女子

13

鄭南榕※

燃焼民主自由的光与熱

7

莫那魯道※

原住民的精神領袖

14

陳水扁※

台湾之子

【二】   豊富台湾文化的人物

15

郁永河 台湾遊記文学的開創者

27

陳澄波※ 油彩的化身

16

李春生 研究台湾文化的商業人

28

呉濁流 亜細亜的孤児

17

石川欽一郎 台湾美術啓蒙之父

29

李梅樹 台湾郷土的写実画家

18

連横 台湾通史第一人

30

顔水龍 台湾工芸的前衛推動者

19

藍月桃甫 野獣派鬼才

31

藍蔭鼎 聞名世界的台湾水彩画家

20

森山松之助 奠定台湾近代建築様式

32

立石鐡臣 刻画台湾的風土

21

伊能嘉矩 研究台湾原住民先鋒

33

楊逵 壓不扁[王攵]的瑰

22

鳥居龍蔵 記録台湾原住民影像

34

雨賢 台湾歌謡的推手

23

森丑之助 台湾蕃界調査第一人

35

陳進 台湾第一位女画家

24

台湾新文学第一人

36

江文也※ 躍動的台湾舞曲

25

倪蒋懐 資助藝術文化的先駆

37

葉宏甲 創孩童夢想

26

黄土水 台湾第一位現代彫刻家

 

 

 

【三】一歩一●印的社会貢献者(●=[月谷卩])
38 甘為霖 台湾盲人教育先行者 45 磯永吉 蓬莱米之父
39 馬偕 融入台湾的傳教士 46 杜聰明 台湾第一位博士
40 巴克禮 台湾報紙的鼻祖 47 施乾 台湾乞丐之父
41 巴爾頓 台湾自來水之父 48 許世賢 嘉義媽祖婆
42 蘭大衛 切膚之愛傳福音 49 高俊明 基督精神愛台湾
43 井上伊之助 台湾山地傳教之父 50 李遠哲※ 回帰台湾的諾貝爾奬得主
44 八田與一 嘉南大[土川]之父

 

 

 

コメントを以下に記します。

7

モーナ・ルダオ 霧社事件(1930年10月)を起こした原住民タイヤル族の指導者

10

初の民選総統選(96年)で民進党候補者として立候補。06年大阪日台交流協会主催の講演会での分かりやすい日本語のお話が印象に残っている。

12

蒋経国の死去により、台湾人初の総統になり、96年の公選により引き続き総統として台湾民主化を進めた。日本語による著作多数あり。

私は98年『台湾の主張』を読み、日本に対する深い愛情に感動した。05年9月、斗六市内で開催された台湾団結連盟主催の集会にて、拝見・握手をしていただいた。06年9月及び07年8月の李登輝学校で氏ほかの講師陣からの講義を拝聴した後、修了書の手交を受けた。

13

1984年、週間「自由時代」を発刊し台湾独立を主張。88年現台湾駐日大使の許世楷氏の「台湾共和国憲法草案」を掲載したところ、国民党政府が逮捕しようと襲った4月7日、焼身自死により抗議した。その後、夫人である葉菊蘭氏は立法院議員に当選、行政院交通部長・高雄代理市長をし、来年の総統選挙で民進党の副総統候補に擬せられている。許文龍さんが設立した奇美博物館にはその胸像が後藤新平・八田與一とともに飾られている。

14

1950年台南の農家に生まれ、苦学して弁護士資格を得る。台北市長を経て、2000年3月、総統に当選、05年再選される。少数与党のため、国政運営に苦労を重ねる。

私は05年10月、烏山頭ダム訪問後に、幼年時代を過ごした家を見学した。

庶民の四合院造りの家です。キレイに外装が施されていました。親族がみやげ物を売っていたが、就任時と違い見学者は他にいなかった。

20

東京駅の設計者である辰野金吾の弟子とされる。台北の総督府(現総統府)の設計・監修をはじめ台北州、台南州庁舎等の設計に参画した。

27

画家 漫画家のグレゴリ青山さんが、雑誌「旅行人」(2003年 615号) 連載の「グ印亜細亜商會」の中で彼の絵の面影を探して嘉義の町を彷徨った経験を『電信柱の画家の街』として紹介しています。

36

04年公開の映画『珈琲時光』の中で日本で活躍した作曲家、声楽家として知りました。

50

ノーベル賞を受賞 00年の総統選挙で陳水扁氏を支持し政権交代に影響を与えた。