第23話 物価と賃金について考える



インドネシアの物価

 インドネシアの物価は安い。びっくりするほど安い。お米も1kgで約3000ルピア(40円)ぐらいで買える。(もちろん大都市やスーパーマーケットでは高く、田舎にいくほど物価が下がります。)ミネラルウォーターも18リットルのタンク入りを買えば9000ルピア(約120円)である。1.5リットルのペットボトルであれば2000ルピア(約27円)である。卵は1個400ルピア(約6円)程度である。赴任した当時は正直いって、すごく安い!と感じました。
 ここでは普通に生活する分には1日500円もかからないぐらいです。(生活レベルを当地の庶民レベルに下げるとです)
散髪代も美容院で1回1万ルピア(約135円)ぐらいです。(ちなみにシャンプー1本もこのぐらいで結構高い)
道端の理髪店で1回5千ルピア(約67円)です。ということは、インドネシア人の平均月収もおおよそわかると思います。
「日本では散髪にいくと、最低でも1500円ぐらい(約10万ルピア)するよ!」というとびっくりされます。

はたらけど、はたらけど・・・・
工場地帯へ向かう産業道路と企業労働者の送迎バス


インドネシア人の賃金

 インドネシア人の賃金は劣悪である。(日本人だから、こう感じるのかも知れませんが・・・)ストライキや学生運動が盛んなのも分かる気がします。「こんな給料でやってられるかー!」という状態です。
 しかも近年の通貨危機以来、物価がだんだんと上昇しています。都市部では、水道代も電気代も電話代もどんどん上昇しています。インフレなので、年々給料があがらなければ庶民の暮らしはどんどん低下していきます。
それでも皆、テレビやオートバイ、携帯電話などのモノをほしがり、ローンを組んでまで購入する人が多いです。(これらの製品をもちこんだ先進国にも問題があると思います。)口では、「欲に流されてはいけない」といいつつも、テレビのCMや隣近所の人が持っているのを見ると、ほしがる気持ちも分かりますが・・・・
 ここでは、井戸で水をくんで、バケツで洗濯している主婦が、ポケットには「携帯電話」がはいっているような光景をみることも日常茶飯事です。最近の文明と、昔ながらの暮らしが変にごちゃまぜになっています。
 しかし、なぜ、先進国と開発途上国では、賃金にこんなに差があるんだろう???と感じます。同一労働なら、同一の賃金が支払われないと不平等な気がします。(品質によって差ができるのは仕方ないですが)、このままでは、日本人は「円パワー」を武器に世界中を旅行したり、世界中のモノ、土地、労働力を買いあさることができますが、インドネシア人は一生海外旅行なんて「高値の花」である。(まぁ戦前から戦後数十年の日本も同じであったかも知れませんが・・・)まぁ、インドネシア人もそれをわかっていて、日本人観光客から「ぼったくり」をするのだと思いますが。。。。
 もし、今のままなら、「日本で働いて金をかせぐ」ほうが良いです。しかし、「生活して、金を消費するならインドネシア」というほうが、贅沢な暮らしができるでしょう。(まぁ移動費が高いので、なかなかこんなことできませんが)
 欧州のように、アジアにも共通の通貨ができれば、この差はなくなっていくのかなぁ〜?とか、アジアの他の国が、どんどん工業に力を入れて、韓国、台湾、シンガポールのように発展していけば、物価の差がなくなるのかなぁ〜とかいろいろ考えてみても、難しいですね?_?
 ちなみにインドネシア人との会話で「日本だと物価がとても高いので、給料たくさんもらっても、すぐなくなるよ!(本当だが)」とか話をすると、「じゃぁ、日本で稼いでインドネシアで暮らせばいいじゃん!」とか言われた。(まぁ、そうかも。でも福祉や医療など、生活の「質」や「安全」が全然違うので、「ハイリスク、ハイリターンのチャレンジャーやなー」と感じた。)

勇ましい掛け声をかけながらあるいていきます
雨の中デモ中の大学生。何を要求してるのかな???

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