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笹下研究所・工作室

スキャナー用645フィルムホルダー

EPSON GT-8300UFで645フィルムを読みとる

製作使用法あとがき

1.目的

  最近、研究で使用するためにフィルムスキャンのできるイメージスキャナEPSON GT-8300UFを購入した。このスキャナは標準で35mmフィルムの読み取りができるが、ブロニー判以上のフィルムを読みとるには別売の透過原稿ユニットGT70FLU2(標準価格1万円)が必要であるとのことである。
  実際にスキャナに標準で装備されている透過原稿用のバックライトを見るとその幅は57mmあり、6×6は無理でも645であれば読みとれるはずである。もちろん原稿台にそのままフィルムを乗せてもよいだろうが、ここでは使い勝手を考えて645フィルム用のフィルムホルダーを作ってみた。

2.製作

下パーツ   製作したフィルムホルダーは上下二枚のパーツからなる。
  下に置くパーツの図面を右に示した。厚手のボール紙を使い、44mm×55mmのフィルム窓を三つ切り抜き、同じボール紙を8mm×20mmと8mm×40mmの短冊に切ったものを貼り付けてフィルムガイドとする。

下パーツの図面

上パーツ   これだけでも十分使えるが、さらに左の図面に示したパーツを上にのせて安定させる。
  こちらは厚手のボール紙に先程と同じフィルム窓を開け、さらにフィルムガイドと重ならないための切り込みをつけたものである。
  実際にはミューズハイバックボード、ハイブラック/ハイグレー/1mm A3サイズ(\200)1枚を使用してすべてを制作した。

上パーツの図面

3.使用法

  スキャナの原稿台の上に下パーツをのせ、フィルムガイドにそってフィルムを置いて撮影像がフィルム窓の上に来るようにする(写真左)。一度に三コマまで読み取り可能である。
  フィルムの上から上パーツをのせ(写真右)、カバーを閉めて35mmフィルムと同様にスキャンする。ソフトはスキャナに標準添付されているものがそのまま使える。
Photo1

4.あとがき

  フィルムに巻き癖がなければ下パーツだけでも良いが、ほとんどのフィルムには巻き癖がついているので、やはり上パーツをのせて押さえたほうが使いやすい。
  読み取りサイズが大きくなったため、画に明るさむらができるのではないかと心配したが、実際に使用してみた結果はほとんど気にならない。
  お世辞にも使い勝手がよいとは言えないが、材料費\200でとにかく645フィルムが読みとれるようになった。どこかの周辺機器メーカーでより使いやすいものを設計し、安く(\1,000ぐらいで)商品化してもらえればありがたい。
  本フィルムホルダーはGT-8300UF用であるが、エプソンの他のスキャナや複合機にも応用できそうである。

目的製作使用法

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