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針穴写真16

インスタントカメラ

インスタントホルダーを使う

製作したカメラの概要撮影例

1.インスタントホルダー

 面倒な現像が不要なインスタントフィルムは価格が高いのが難点ではあるが、針穴写真を気軽に楽しむには便利であるし、記録面が比較的大きいため画質についても35mmフィルムより有利である。また印画紙では難しいカラー写真が楽しめることも大きい。

 ピールアパートタイプのフィルムを使うのであれば、専用のフィルムホルダーさえ入手できれば良い。幸いフジのインスタントホルダーPA-145を入手することが出来たので、これを使ってピンホールカメラを製作してみた。


写真16−1 フジ インスタントホルダーPA-145 レンズ側(左)と後側(右)

 PA-145は証明写真用カメラFP-ULなどに使用されているインスタントホルダーで、時々ネットオークションに出品されるので入手はさほど難しくないと思われる。使えるフィルムはFP-100C(カラー)ないしFP-100B(モノクロ)である。写真16−1(左)に示すようにレンズ側の面には縦に横切る突起があるが、これを利用して位置決めと固定を行うことにした。


2.製作したカメラの概要

 製作したピンホールカメラの外観を写真16−2に掲げる。<ピンホールの位置1>と同様にピンホールの位置を上下左右に動かせるカメラとした。

 

写真16−2 製作したピンホールカメラ

 ピンホールの可動範囲は上下に±15mm、左右に±20mmで、投影距離は60mm程になる。カメラ本体からインスタントホルダーを外した状態を写真16−3に示す。

 

写真16−3 カメラ本体、インスタントホルダーとストッパー

 カメラ本体をインスタントホルダー側から見たものが写真16−4であるが、ホルダーが当たる面には段差があり、写真16−1(左)にあるホルダーの突起がちょうど収まるようにしてある。

 

写真16−4 カメラの本体内部

 インスタントホルダーはカメラ本体の側面から滑らせるように挿入し、ストッパーを上部の穴から挿入して固定する。この様子を図16−1に示した。


手順 上から見た図 写真

図16−1 インスタントホルダーの取り付け手順

 インスタントホルダーへフィルムをセットする手順や、撮影後の引き抜き−現像に関する説明は省略する。

 ピンホールカメラの製作では、フィルムの扱い方をどうするのかに頭をひねることが多いが、インスタントホルダーのような市販のフィルムホルダーを使えれば簡単に済ませることができる。実際、製作にかかった時間は<ピンホールの位置1>で紹介したカメラの半分程度と思われるが、その意味では大変ありがたい。


3.撮影例

 横長の構図での撮影例を写真16−5に掲げた。カメラを地面に置き、ピンホールは上いっぱいの位置にして撮っている。



写真16−5 横長の構図での撮影例 FP-100C 露出15秒

 FP-100Cの画面サイズは73×95mm で、解像度はおよそ画面サイズから期待される通りである。さらに縦長の構図での撮影例を写真16−6に掲げるが、こちらもピンホールの位置は上いっぱいにして上向きの視線で撮っている。



写真16−6 縦長の構図での撮影例 FP-100C 露出8秒

 期限切れのフィルムを使ったため、全体的に青みがかかった写真となってしまった。インスタントフィルムは保存性が悪いことも難点である。




インスタントホルダー製作したカメラの概要撮影例

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