メシがまずいぞヒマラヤ(カトマンズ&ポカラ)



とりあえずネパールだ。ヒマラヤのふもとの大変な僻地のように思われてるが、タイからだと飛行機で約4時間、往復3万円台。行かなければ損である。この国はタイよりさらに物価が安く、首都カトマンズにはこぎれいで親切なホテルが腐るほどある。1泊2000円あたりが大人の泊まる宿の合格ラインか?もちろん、5ドルくらいのゲストハウスもわんさとあるが、XXがXXなので今回はパス。



ちなみにROYAL NEPAL AIR はパヤタイビルの中だ。マーブンクロンを通りすぎて、チャトチャックに行く途中左手のでかいビル。ビルはでかいが、事務所はミニチュアみたいだ。
カトマンズーポカラ間のフライト、ドル建だし高すぎないか?あと、現地入りしてから自分でエアライン事務所へ出向いてリコンファームしなきゃいけないなんて、あんまりじゃないか?電話じゃリコンファーム受け付けませんなんて、驚いたぞ。



ネパールじゃ、1人1回300円くらいでこじゃれた暖炉のあるような店でメシが食える。ただしタイと違って決してうまい料理はでてこない。特に洋食はなんだこりゃという味のものが多い。そのくせ、どの店もメニューの数だけはものすごい。
ネパール人は顔つきこそインド人と似ているが、実直勤勉な人が多く、インド人と正反対だ。だから不器用なのにいろんな料理をおぼえて、メニューにくみこんでしまうのだろう。どんな店にはいっても中華・コンチネンタル・イタリア・インド・チベット・ネパール料理などがメニューにずらりと100種類以上、区分けされて載っている。気合いのはいった店だと、さらに和食・メキシカンなどがくわわる。まあ、いずれにせよ、なに注文してもマズイわけだが。ただし、インド料理やネパール料理を頼むぶんには大丈夫。うまい。滞在中ずっと豆カレー食ってりゃいいわけだ。

例外として「古都」という日本料理屋が驚くほどうまかった。調理法・食材ともに、なぜあんなヒマラヤの山あいで、あれほどちゃんとした和食がだせるのか不思議でしょうがない。「タメルの宝」と呼びたい。青年海外協力隊隊員も、わけのわからん長期滞在者も、ストーブにあたりながら、うまそうに食ってた。豆カレー食えよ、軟弱者!



カトマンズは山間の盆地ゆえ、昼は歩き回ると汗ばむほどだが朝晩の冷えこみはかなりきつく、着るものの調節が難しい。しかし、めげずにいろいろ行った。埃と排気ガスまみれの旧市街の商店路地や、ネパール独特の3重の塔みたいなつくりのヒンズー教寺院、ガンジス川上流で川に流す前に死体を焼いてる火葬場とか。インドと違って、人間焼いてるとこ
外人が写真やビデオに撮ってても誰も文句言わない。偉いぞ、ネパール。



カトマンズをあちこちまわってる間、何度も結婚式にでくわしたな。時期的に、大安吉日とかそういう時だったのかな?寄せ集めの楽隊のおやじが、ブンチャカブンチャカ演奏して新郎新婦を送り出すんだが、派手にパーっと盛り上がってるやつもあれば、祝福する身内の数も少なくひっそりとしたやつもあった。最初から最後まで泣きっぱなしの新婦もいたが……ひょっとして、あれは嫁入りじゃなくて、アル中でギャンブル好きの父親の借金のカタに売り飛ばされるとこ
だったのかな?



チベット人が多く、インド文化とは別にチベット文化がかなりはいりこんでいる。有名なボダナートの目玉寺院のあたりなんか、チベット一色。数年前、苦労してチベットのラサまで行って手に入れてきたマニ車や曼荼羅なんかの密教グッズを、そこらじゅうで売っている。高山病にまでなって入手したブツ達が、こんな所でやすやすと手に入るとは……。しかし、考えてみたら、横浜中華街の雑貨屋チャイハネでだって買えるもんな。そういえば、いかにもアジア雑貨の買い付けに来ましたという感じのやつが、でかい袋ぶらさげてタメルをうろちょろしていたぞ。日本に持ち帰って、あこぎな値段でさばくんだろうな。



ヒマラヤ山脈がすぐ間近に見えるポカラへ飛行機移動。バスで行くほど暇でも貧乏でもないのだ。(フライトは、早く行ってチェックインすれば、眺めの良い座席をカウンターのねーちゃんが割り振ってくれる。)ここでも宿は星の数ほどあるが、ヤワラーの旅社っぽいのは避け、4泊。



私は山男だが歩くのが嫌いなので、朝の5時にたまたま流していたタクシーの運ちゃんと交渉し、1000円で貸切にした。そのままタクシーでサランコットの見晴らし台入り口まで行き、丘のてっぺんまで登っておりてくる間、見晴らし台入り口で待っててもらう。丘の上から見たマチャプチャレ・アンナプルナなど8000m級の山々
は、天気にめぐまれた事もあり見事。「1番朝早く来て、戻って来たのはどの観光客より遅い1番最後だ」と、3時間待たせた運ちゃんは文句タラタラだ。



しかし、歩くのが嫌いだとなにもする事がないぞ、ポカラ。メシはどこで食ってもまずいし。そうそう、こじんまりした黒塗りの高級車と湖のそばですれ違った話をするの忘れていた。車の窓越しに中を覗いたら、どこかで見たようなオヤジが座ってる。もしやと思って、財布からルピー札を出して確認したら、紙幣に印刷してある顔と同じじゃないか。なあおい、ネパール、国王がポカラの別荘に休暇で来る時は、もうちょっと護衛をつけようよ。白バイ2台だけじゃ、「不用心」を通り越して「寂しい」じゃないか。タイだったら半端な数の護衛じゃないぞ。かたっぱしから、道路封鎖だからな。



最後に、たまには旅行情報らしい事も書いておこう。カトマンズで気にいって連泊した宿だ。

HOTEL PARADISE PLAZA
ラーニーポカリの筋向かいの路地をちょっとはいった所にあり、インドラチョークへもタメル地区へも歩いてすぐ。外観は悲惨だが、従業員の接客が気持ちよく、サービスが全体的に良いネパールのホテルの中でもひときわ良い。テレビとヒーターを部屋に運び込んでもらい、シンプル朝メシ付き、ホットシャワー付き2ベッドの部屋が15ドル。
PO BOX 347, KANTIPATH, KATHMANDU, NEPAL
TEL: 977-1-255153/249983
FAX: 977-1-255152
E-MAIL: paccom@casnov.attmail.com





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