タイ発・日本語フリーペーパーver.2006


◆『バンコクジャパニーズ列伝』 (文庫版 2012年9月末発売!)
  〜バンコクヘビーリピーターの真実!タイに住む日本人の実態!プラスαな観光客たち!

◆『バンコク裏の歩き方』〜タイの社会と風俗習慣、タイ人気質…バンコクの裏世界ルポ

◆『ソウル裏の歩き方』〜火病の国のいちゃいちゃマッチョを観察し続けた1ヶ月…これが今の韓国!

◆日刊サイゾー『日本脱出&海外逃亡・外こもり海外ニート特集記事




 ※「日本語フリーペーパーver.2000」はこちら (既に天に召されたフリペも載せたままになってますが…)
  WOMなど、2008年の日本語フリペ・コレクションはこちら


「プレミアライフ」


見覚えのある懐かしい表紙。ついにバンコクにも本格的なクーポン誌が登場か?と一瞬思いましたが、掲載されているクーポンの数はかなり控えめです。創刊したばかりだから、仕方ないですね。罪滅ぼしするかのように、さわやかコラムもちょびちょびあって、今後に期待できますが……本家「Hot Pepper」のほうからクレームとか来ないことを切に祈ります。

「外国人の友達に、27日に英語版が発行されることを伝えてね」との告知もありましたが、ウェブサイトのほうもタイらしからぬ洋風仕様です。



「ベイスポ」(現在では名称変更して「WISE・ワイズ」)

「デイリースポーツ特約、サンフランシスコで長く在住邦人に親しまれていたフリーペーパーがタイに上陸!」とのふれこみで、2004年に創刊されましたが、あっという間にバンコクでも定着してしまいました。良くも悪くも、メジャーリーガーがリトルリーグに乗り込んできた感は否めません。

「オススメの一品」の写真を見ながら、あぁ最近こういうの食ってないなあ……などとつぶやくのが私の楽しみなのですが、NHKワールド週刊番組表目当てで入手している人も多いとか。週刊の強みで、日本のスポーツ芸能記事や、NNA提供のタイ記事の鮮度が高いのもうれしいところです。



「newsclip」

紙質もレイアウトも、あくまで新聞スタイルに徹していて、信頼できそう。隔週刊ながら、政治・経済・ビジネスと、タイのあれこれを、すっきりちゃっかり学習できます。ニュースソースは?とか、独自取材は?とか、つまらないことは気にせず、ともかく毎号隅から隅まで読んでおけば、いまのタイ社会全般について、手っ取り早く「知ったか」することができます。これで無料なんて、とても太っ腹。

最後のほうのページで、ぬかりなく地元エログロ三面記事を取り上げているのも、大人の気配りというか、サービス精神が感じられてポイント高し。在タイの方はこちらで郵送申し込みができます。



「move」


実用的な情報にはあまり関心がないのか、地味なトピックとカルチャーな雰囲気と前向きなカレンダーにこだわり続ける硬派なフリペ。表紙から早くも清潔感が漂っており、そのストイックな誌面は、ナナやタニヤでスパークするリビドーお父さんたちに、「これでも読んでアタマを冷やしなさい!」と鼻先に突きつけてあげたくなるほど、まぶしいものです。

最近、後半がタイ語版という構成に変わったり、月に1度の発行日がずれたり、いろいろあるみたいですが、こだわりのファンはより一層の応援を。ウェブサイトのほうは、意表をついてお店の宣伝ばかりのような……。



「Bangkok madam」


タイトルはトホホですが、手作り感でなごめる、読者を駐在員奥様にしぼりこんだミニコミです。行動範囲の狭いおとなしめの駐妻狙いゆえか、スクンビットのソイ31、39、49など、登場するお店の所在も極めて限定的。間違っても、ランナムやガセートナワミンが紹介されることはありません。

レストランやSPAのレポートをよせるマダムの写真には、年齢はしっかり省かれているものの、「在タイ●年」というプロフィールは必ず添えられており、なるほどなぁって感じ。アヤさん(タイの日本人社会でメイドをこう呼ぶ)を原始人扱いする過激な文章でハラハラさせてくれたりもしますが、高級エステやお値打ちランチ情報をながめていると、優雅な気分に浸れます。



「Noise」


チェンマイのフリペ
「ヴぃあんちぇんまい」が、某誌を意識した縦型コンパクトサイズに変身して、本格的にバンコク進出。表紙には、「都会派の人たちに贈るローカルな情報誌です」という言葉があります。

本文記事のタイトル脇に、「大反響!」とか「話題沸騰!」などの言葉が踊っており、祭りのあとのような寂寥感が漂っていますが、タイ国内主要都市&日本行きエアラインの時刻表や、チェンマイ市街地図、タイ株入門コラムなど、内容は盛りだくさん……のような気がしないでもないです。




「ランナー・エクスプローラー」

ランナーはその昔タイ北部を治めていた王国の名前。北タイ・ガイドという誌面構成で、チェンマイ市内のホテル、日本料理店、観光案内所などで配布しています。

控えめなサイズと落ち着いた表紙が、かえって新鮮で好印象。ガムペーンペット遺跡を地図付きで紹介したり、メーホーンソーンのクンユアム第二次大戦博物館への寄付を募ったり……「お値打ちビュッフェ」情報ばかりのバンコク産ちゃらちゃらフリペとは一線を画す渋さに、鼻血が出そうです。地道に更新されているウェブサイトも、のぞいてみましょう。




「ちゃ〜お」

タイトルはイタリア語の挨拶、じゃなくて、チェンマイ方言の語尾からとったもの。これも、チェンマイで配布されている孤高のフリペです。「ちょっとディープな北タイ情報誌」と表紙にありますが、ちょっとどころか、かなり突っ走っています。

特に忘れられないのが創刊当初のこと。時代の流れに抗うがごとき白黒印刷に活字がぎっしり、ものすごい文字量で読み応え抜群、しかも恐ろしいことに、スポンサーゼロで、コラムと記事だけが誌面をべったり埋めつくす凄まじさでした。そういう不毛な状態が数ヶ月続いても、ひたすら発行し続けたその気迫……まさに趣味の世界!フリペの真髄を見たような気がしたものです。でも最近は、上品なカラー印刷で見やすくなり、広告も満載。いやーよかったよかった。



「Pa」


ありそうでなかった(?)パタヤ発の日本語情報誌が、2006年1月ついに創刊。タイトルの「パ」は、パタヤのパであり、パラダイス、パッション、パニックのパ。「さ、行こ!」なんて誘うときに、タイ語で「パッ」って言いますが、それとも掛けてあるみたいです。

「今月のパタヤ占い」のコーナーでは、”水瓶座のラッキープレイスはタラート(市場)”とか”牡羊座のラッキーアイテムはリポドリンク”とか、いい加減なことがテキトーに書いてあって楽しめます。見開きの「パタヤ完全マップ」もPC地図職人さん畢生の大作。「パタヤカップル−二人の異常な愛情」「ぱたやの夜更け−恋愛相談室」など、パタヤならではの黒いフレーバー薫るコラムからも目が離せません。



「FROM-THAI」

現地の企業やタイ産グッズを紹介し、「アジアン雑貨でビジネスを考えてみませんか」といざなう業界誌。スタイリッシュな楊枝立てやマンゴのキャンドルホルダーなど、強引に差別化を図った商品写真が楽しいです。「タイ経済を支える華僑と印僑」「タイの上座部仏教」「エコプロダクツへの試み」など、大人風味のコラムの合間に、「おもしろTシャツ紹介」などの脱力ページもたまに混ざっています。

もう少しポマードくさい誌面の
「U-Machine」というフリペもありますが、こちらは、三度のメシより中古機械が好きという中古機械マニアにはたまらない、製造業向け業界誌です。



「ビエンチャン味」

厳密にはタイではなくラオスの情報誌ですが、バンコクでも配布していたので、ついでにご紹介を……。

「シャキッといこう、同盟国より精力を」「青年よ、メコンを抱け」「人生いろいろ、ランチも色々」など、表紙を飾る意味不明なコピー群が圧巻です。精力増強効果のある怪しげなクスリ写真のすぐ脇に「パコパコ回想録」とあったので、一体なにごとかと思いましたが、「パコパコ」ではなく「バンパコ」の間違いでした。バンパコってラオスにある地名なんですね。

「求人−ラオスに骨を埋めたい方」など、有無を言わせぬワイルドな求人広告にも圧倒されますが、たった2枚の紙切れなのに、「1〜4月号・定価10,000Kip」となっているのも、迫力です。




「WIN SPORTS」

スポーツニッポンと提携しながらも、到底そうは思えないマニアックな空気が誌面に立ち込めていました。じわじわ盛り上がっていきそうな予感もあったのに、残念ながら、2005年4月の第20号で力尽きてしまったようです。創刊から7ヶ月……下天は夢か。

他にも、フジスーパーの入口でボールペンを配っていたのが思い出深い
「ダルマ」、日本の芸能情報にこだわりながらトンロー日本村の底力を見せた「ジャック」等々、惜しまれつつ世を去った短命の日本語フリペたちは、枚挙にいとまがありません。……みんな、遠い夜空の星になったんだね。タダで楽しませてくれて、本当にありがとう。ずっとずっと、忘れないよ!




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