大きいことはいいことだ…サイアムパラゴンOPEN 

◆日刊サイゾー『特集記事』

※2010年春の新刊 『バンコクで外こもり!』〜あなたにもできるユル気持ちいい海外逃避生活
※2011年春の新刊 『バンコク裏の歩き方』〜地獄テーマパーク、刺青寺、奇形見世物村……etc.

           (よいこのお友達のためのオマケ その1: タイの死体パン屋さん写真集
           (よいこのお友達のためのオマケ その2: 韓国ソウルの拷問博物館レポート


●2010年から2011年にかけてのサイアムパラゴン最新事情はこちらでどうぞ。
   http://blog.livedoor.jp/saraibkk/archives/1385158.html
  オープンしたばかりのクリスピークリームKRISPY KREME ドーナツに並ぶタイ人の大行列。
  フードコートのある地下フロアはAuBonPain、Swensen、Subwayなどファストフードも大混雑。

  すぐ隣のサイアムディスカバリーセンターにも、マダムタッソー蝋人形館がオープンするなどして...。


2005年12月9日、バンコクのど真ん中に、巨大ショッピングセンター『サイアム・パラゴン』が「ソフトオープン」しました。「ソフトオープン」というのは日本ではあまりなじみのない言葉ですが、要は「全部できあがっていないけど、9日のお披露目に完成が間に合ったテナントは商売始めたから、新し物好きなヤツはとっとと見に来てくれ!」みたいな感じです。数ヵ月後すべての工事が終了した時点で、今度は「グランドオープン」と称したイベントをやるわけで、2度にわたって派手な話題作りができ、宣伝効果が狙えるという、あざといシステムなのです。

エンポリアムと同じザ・モールの系列。BTSサイアム駅から直接行けるので、アクセス至便。いかにもタイ人WEBデザイナーが作ったという感じの、凝りすぎていて意味不明なオフィシャルサイトはこちら

「ソフトオープン」ゆえ、こんな悲しい光景も……駐車場入口はパパのベンツで乗りつけたハイソな家族が待ち行列を作っていますが、そのすぐ脇では、まだ完成していない正面の壁に取り組む日給500円のみなさんが、ホコリまみれのまま弁当かきこんでいて……現実は理不尽ですが、来世に期待してがんばりましょう。


地下2階には「オーシャン・ワールド」という水族館がオープン。その入口へと続く階段沿いには、人工の小川が流れています。当初、その小川の水量が多すぎたらしく、水が通路や階段にあふれ、雨季のソイの洪水みたいになって、ちょっとした混乱があったとか。私が訪れたときも、矢印のように、今にもあふれそうな高さまで水がきていました。テストランやデバグがテキトーなのはタイのお約束……。

ついでですが、オープン初日に水族館を訪れた某駐在員夫人の証言では、「キップ売り場のあたりからもう磯くさいニオイがひどくて、気分が悪くなったので、中に入らなかった。あんな磯くさい水族館は初めてだ。」との由。私が様子を見に行った時点では、ニオイはありませんでしたが、一体なんだったんでしょう。


大人450バーツ、子供280バーツの水族館は、なかなか盛況でした。料金にひるんで私は入場しませんでしたが……。

おみやげ屋さんをのぞくだけならタダだったので、行ってみました。ズラリと並ぶイカのぬいぐるみが気になります。なぜ、あえてイカなのか?大495バーツ、小295バーツ也。


水族館のすぐ上、地下1階は、「グルメ・パラダイス」という巨大な飲み食いゾーンになっています。

その一角にあるクーポン食堂は、抑えた照明の中に、魚の泳ぐ水槽がいくつも置かれており、中途半端な生簀レストランみたいな雰囲気が新鮮です。


歩き回っていると、ひときわ照明の落とされた薄暗いエリアがあり、何事かと思いましたが、大人の演出とかそういうことではなく、単なる停電でした。オープンしたばかりなのだから停電なんて当たり前って感じで、客も店員も平然としているのがすごい。iberryやDQのブースも停電地帯の中にあったので、アイスクリームが溶けちゃうんじゃないかと、こちらのほうが心配になりました。

「優秀な」という日本語の形容動詞を名前にしている掟破りな店も見つけましたが、渋い餃子専門店でした。

他にもエスニック・グルメが色々ありましたが、写真のチャイのお店は、「秘技・天空落とし」の派手な芸がタイ人客に見事にアピールし、飛ぶように売れていました。



おなじみの「富士」の他、OISHIプレゼンツの「歌舞伎」、SUMOプロデュースの「FUMI」、まだ未完成ですが「葵」「TOKYOグリル」など、このフロアの和食レストランの多さは尋常ではありません。タイ料理の店など、ありゃしないのです。タイのアッパーミドルに、いかに日本料理が浸透しているか、よくわかるテナント構成です。

在タイ日本人の希望の星「大戸屋」も出店していますが、カジュアルレストランとファーストフード風キッチンと惣菜販売、という3店舗に分かれて営業しています。左は惣菜販売ブースの店員さん。オリジナリティーあふれる着物の着付けが印象的だったのでパチリ。

日本にいるときは見向きもしなかったのに、最近の私はもう立派な大戸屋マニアです。この日も、わき目もふらずレストランに直行。カウンター席に通されると、幸か不幸か、隣ではピンクのTシャツを着た美貌のガトゥーイさんが鮭塩焼き定食を注文しているではありませんか。

おぼろ豆腐をすくうためのスプーンで味噌汁もご飯もすくい食いしたり、大きな手で鮭をわしづかみにしながら小骨をむしったり、ハシを垂直にご飯に突き刺したまま一休みしたり、鮭にそえられた大根おろしをデザートみたいに食後単独で口に放り込んだり……期待通り、彼女はいろんなパフォーマンスを見せてくれました。

おしゃれな細工を施したベトナム生春巻きを売る店や、原色のクリームが圧倒的な存在感を示すケーキ屋さんなど、見ているだけで楽しめるお店がいっぱい。地下1階は日本のデパ地下そっくりです。

だだっぴろいスーパーも併設されていますが、5%オフになるエンポリアム会員カードが使えますので、お持ちの方はレジでの提示をお忘れなく。


世界の食材ズラリのスーパーには、タイらしいお米のコーナーもありました。ディスプレイは素敵でしたが、客がまったくいないのは、これいかに。


そうそう、地下1階にはこんなお店もありました。四角に「金」の文字がまぶしい、ワンランク上のMKスキ「MKゴールド」です。

どこがどう「ゴールド」なのか確かめようと、メニューをチェックしてみましたが、よくわかりませんでした。品数が多くて、値段がちょい高め……程度の印象。でも、内装もじゃらじゃらしてるし、死ぬまでに一度は入ってみたいものです。


「お客様にご案内いたします……」という日本語館内放送(実は声の主を知ってたりして……)を聞きつつ、上のフロアへと向かいました。鉄筋の臓物が見えている工事中のテナントもありますが、1〜4階は8割がた完成しているようです。ファッション、リビング、雑貨、ITなど、デパートの基本にのっとったフロア構成ですが、広すぎて全体像がつかみにくいことこの上なし。

ランボルギーニだのマセラッティだの、館内いたるところに高級毛唐車が展示されていて、人だかりができています。5階・6階はまだ完成していませんが、シネコン、ボウリング、カラオケ、オペラ劇場、I-MAXシアターなどがオープンするようです。

キッズフロアでは、写真のように、凛々しいガンベルト姿の本田美奈子さんが、BANDAI アバレンジャー・ショウを仕切っていました。マリ〜リ〜ン♪

……黙祷。


=>B級ネタを羅列した目次はこちら…メイドインタイランドHOME

=>ローカルグルメからパワースポットまで…現地バンコクより発信中のBLOG

=>タイ在住者の滞在&生活情報・裏表…皿井タレーDIARY





※サイアムパラゴンについては、こんなメールもいただいてます...

> ちょうどタイ旅行の日程と重なったので、
> 開店2日目のパラゴンに行ってみまました。
> 外観も滝、イルミネーションと、ティピカル・オブ・タイだと思いました。
> すごいですね。全館オープンしたら、あそこで2泊3日くらい暮らせそうです。
> やたらと館内に高級車の展示が多くて、
> オープン記念にそのうちどれかが当たるってパンフにあったような気がします。
>
> まだ準備中の「シャネル」の文字が入ったシャッターの前で、
> 全員Tシャツに短パン、つっかけ姿の家族が立ったまま何か食べてたんですが、
> オープンしたらあの高級ブランドエリアに
> ドレスコードが出来るってことはないのでしょうか。
>
> そういえば、パラゴンはタイ・オオバヤシグミの施工なんですね。
> 偽装頭髪の一級建築士のせいで、今、日本人は建築物に敏感になっています。
>
> ところで、パラゴンでは、日本人らしく5千バーツ以上の買い物をしました。
> 付加価値税(VAT)の還付手続きをしようと、
> その事務所がどこにあるのか案内所で尋ねたら4階だと言われ、
> 4階のフロアに行って訊くと「だいたいあのあたり」程度にしか知らず、
> 誰もが「ゴー、ストレイト」とか言って、あるいは無言のまま、
> そっちの方を指すだけです。
> 同じフロアの中でたらいまわしにされて5分ほど歩きまわり、
> さらにいろんな人に訊きまわって、ようやく見つけることができました。
> 普段の私なら、ここで顔を赤くして怒り出しちゃうんですが、
> タイで休暇中にふさわしくノンキな気分になっており、
> 見つかって良かったわね、と夫と喜び合いました。
>
> 還付手続きを担当してくれた人に、
> 店の人が手続きの場所を知らないので、たどり着くまでに
> 時間がかかったんだよ、と穏やかに抗議したら、
> ニコニコ顔で、「そうなの。知ってる人はちょっとしかいないのよー」
> と言い返されました。
> 帰り際に再度、「外人のためにVAT Refundって案内板を掲げた方が
> 良いんじゃない?」と言ってみましたが、
> 「だってまだオープンして2日目だもん・・・ニコニコ・・・」
> 怒りも湧かず厭な気分にもならなかったのは、
> 私も休みの間にたっぷりタイエキスを吸収していたせいかもしれません。
>
> あ、あと、それからもうひとつ・・・
> パラゴンの化粧品売り場には、かなりの割合で
> ゲイ&オカマのBA(販売員)とデモンストレーターがいるのに気付いて、
> 隠し撮りみたいなことまでしちゃいました。
> 実際、すごくきれいな人や、くにゃ系のカッコイイ人も多くてドキドキしました。
> タイ社会の一面が実感できて良かったです。
>
> PS
> 今回の旅行で最も印象的だったことのひとつは、
> イスズのD−MAXっていう車が、
> 数年前にフェンディのマフラーをしてる女子高生にすれ違った確率くらいに、
> たくさん走っていたっていうことです。
> わかりにくいたとえでしたか?
> バンコクの道路でしょっちゅう見かけて、
> そのたびに「あ、またD−MAX!!」と、なぜか大変興奮しました。
> 日本では見たことありませんが、車体が大きくて、
> 後部には荷物が載せられて、しかも座席は二列で、
> 自分は欲しくないけど、タイ人はこういうのが好きなのかなと思いました。



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