エアアジア…格安航空の激安フライト 


◆日刊サイゾー 『特集記事

※2010年春の新刊 『バンコクで外こもり!』〜あなたにもできるユル気持ちいい海外逃避生活
※2011年春の新刊 『バンコク裏の歩き方』〜奇形水牛村から刺青寺まで、全てのマニアに捧ぐ

           (よいこのお友達のためのオマケ その1: タイ・バンコクの死体博物館
           (よいこのお友達のためのオマケ その2: 韓国・ソウルの拷問博物館



ある朝目が覚め、無性にホッケンミー(福建麺)が食べたくなる。だれにもよくあることですよね。そんなときは、格安航空会社でひとっとび。バンコクからペナンまで本場のホッケンミーを食べに行きましょう。

まずは、マレーシアに本社のあるエアアジアHPでスケジュールと料金をチェック。需給バランスで運賃が変わるようですが、日付と行き先を入力すればネット上で簡単に料金確認できます。チケットには、出発48時間前までなら名義等の変更が可能な「T」「L」「P」クラス、安いけど一切の変更がきかない「I」クラスなど、いくつかのカーストがあるようですが……。

バンコクからペナンまで片道500バーツ(約1400円)の「I」クラスチケットを発見。エアアジアの場合、基本的に取り扱い旅行代理店といったものはなく、HPから申し込んでクレジットカード決済することになります。ネットでの購入手続きを済ませると、「Travel Itinerary」という確認メールが届くので、そこに記された予約番号を控えておき、あとは旅行当日、ドンムアン空港のチェックインカウンターに直接行くだけ。それにしても500バーツとは安い!空港で払うタイの出国税も同額の500バーツなのが、理不尽です。
搭乗2時間前。手ぶらでカウンターに行き、パスポを見せて予約番号を告げると、吹けば飛ぶような薄っぺらい紙切れをくれました。便名やゲート番号が書いてありますが、コンビニのレシートと全く同じやつです。う〜ん。経費節約とはいえ、あまりにチープな搭乗券。チェックイン後に空港内のバーキンで腹ごしらえしたとき、間違ってバーキンのレシートと一緒に丸めて捨ててしまいそうになりました。

タイ近隣諸国の格安航空会社バトルは最近とみに激化しており、エアアジアの他にも、ノックエアーオリエント航空バリューエアータイガーエアウェイズパシフィックエアラインなどが、無茶なダンピング合戦を繰り広げています。各社のHPをのぞくと、ペックス料金がどうのマイレージがどうのと言いつつ必死に旅行プランを練っている日本の節約旅行者をあざ笑うような、ど迫力激安キャンペーンが当たり前のように展開されています。タイ国内のフライトが9バーツ(約25円)など、もうヤケクソとしか思えません。
さて、エアアジアの機内です。全席自由席。早く乗り込まないと、席がなくなり、つり革につかまっていくことになります。というのは冗談で、さすがに飛行機なので座席の数しか客は乗せません。でも、座席指定不可は本当で、合成皮革のシートにはシートカバーも付いていません。

機内食は当然なし。飲み物もなし。ひもじくなっちゃったら、ジュース・カップ麺・サンドイッチ等の機内販売でしのぎます。映画・テレビ・機内誌等の娯楽もなし。安全のしおり&ゲロ袋は、大体の席にあり。キャラクターグッズや免税品の販売は、しっかりあり。ワーデスさんのライフジャケット実演も一応あり。安い飛行機ゆえ、客室乗務員はふてたようなオバサンばっかだろうと思っていたら、さにあらず。真っ赤な制服のワーデスさんは推定平均年齢25才。給料・待遇がどんなかは知りませんが、一応愛想笑いもしてくれます。
激安なので、途中で落ちても文句は言うまいと思っていたのですが、飛行機はどういうわけか無事にペナンの飛行場に着きました。ふ、今日はついてるぜ。さあ、街の中心に向かいましょう。

ペナン飛行場に乗り入れていた路線バスは既に廃止されており、28リンギットのエアポートタクシーしかないのですが、飛行機代が1400円なのにエアポートタクシーが1000円近いなんて、ばかばかしくて払えません。どうしたものかと考えていると、バックパック背負ったファランのカップルが、ずんずん駐車場の方へ歩いていくのが見えました。なんとなく後に付いていくと、そのまま飛行場の敷地を出て右前方の小道を……。後に続くこと5分。路線バスのバス停がある大通りまでやってきました。なるほど。ちょっと歩いて表通りのバス停から路線バスに乗れば、2リンギットでペナンの中心、ジョージタウンまで行けたのでした。


ジョージタウンのペナン通り某ホテル前では、こんなトライショー(観光用人力車)も見かけました。エアアジアのロゴがしっかり入ったパラソル付きです。
ピサの斜塔にも例えられるジョージタウンのランドマーク、古色蒼然としたショッピングビル「コムタ」。1階にはこぎれいで広々としたクーポン式食堂もありますが、あえて赤い看板がギラギラしている3階のリージェント・フードコートへ直行です。

夢にまで見たホッケンミーとついに御対面!この体に悪そうな色合いがたまりません。なんでもかんでも、ココナツミルクとニンニクと味の素で仕上げるタイ料理とは異なるアプローチを取りながらも、なかなか存在感のあるラーメンです。さあ、景気よくすすってスープも飲み干し、一気に寿命を縮めましょう。じゅるじゅる。
マレーシアのフードコートの注文方法は、タイと微妙に異なります。中に入ってまず適当な席に座ると、やる気があるのかないのか顔を見てもわからない無表情なおじさんが、飲み物のオーダーを取りにきます。

飲み物を頼んだら、店内に並ぶ屋台に自分で出向いてそれぞれのお店の人に料理を注文。飲み物は鉄仮面おじさんが、料理は屋台の人が持ってきてくれるので、注文が終わったら席に戻って待ちます。料金はなにか持ってきてくれたらその都度、席で精算します。


ところで、フードコートのすぐ横、しょぼくれた催し物広場では、「タイ物産展」やってました。意外なほど人気で、特にカオニャオマムアン(マンゴとモチ米にココナツミルクをまぶしたどぎついデザート)のブースでは、ベールを被ったマレー女性の待ち行列ができていました。タイではごく当たり前の食い物なんですが、マレーのみなさんには珍しいのでしょうか?
力尽きたマーブンクロンみたいな雰囲気の「コムタ」散策にも飽きたので、「コムタ」から安宿街チュリア通りの方へ歩いて5分のところにある「金鷹飲食中心」へ移動。今度はワンタンメンいってみましょう。

マレーシアを訪れると、マレー式経済飯やインド式ロティチャナイなどには目もくれず、ひたすらラーメンや焼きソバやパクテー(肉骨茶)など、中華もんばかり食ってしまいます。しかも、ドリンクはなぜかスターフルーツジュース、一本やり。私の中の無意味なお約束なのです。気にしないでください。さ、満腹したし、ペナンにいてもつまんないから、タイに帰るか……。


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【補】ニュース記事から

●2007/11/07 エアアジアが長距離路線にも進出

マレーシア国内だけでなくタイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、カンボジアなど
片道3時間以内の80路線に就航し年間4000万人の乗客を運ぶ東南アジア最大の
格安航空会社に育ったエアアジアが、英国のバージン・ブルーとともに
関連会社として設立したエアアジアXによって長距離部門にも進出する。
エアアジアは12月1日にはクアラルンプール〜ビエンチャン(ラオス)路線を就航するほか、
念願のクアラルンプール〜シンガポール路線に乗り入れる許可をマレーシア政府から得て
来年早々にも運航を開始する。

●2008/05/20 格安航空のエア・アジアXが日本就航

マレーシアの格安航空エア・アジアXは、2009年にも、日本路線に参入する方針を固めた。
茨城、福岡、名古屋の3空港を候補として検討を始めた。
アジアの格安航空会社が日本へ乗り入れるのは初めてとなる。
高コスト運営が続いていた日本の航空市場にも、価格競争の波が押し寄せそうだ。
エア・アジアXの日本路線参入を巡っては、10年3月に開業する茨城空港が誘致に名乗りをあげ、
先ごろ茨城県幹部がマレーシアを訪問して意向を伝えた。
かつてマレーシア航空が運航していた中部国際空港や福岡空港の地元でも
マレーシア路線復活に向けた待望論が強い。


●2008/07/02 格安航空会社、燃油高騰で減便へ

ノックエア、ワンツーゴー、タイ・エアアジアの格安航空3社が、
燃油価格高騰に対応すべく収益性の低い路線から撤退している。
タイ国際航空傘下のノックエアは7月1日からバンコクとチェンライ、
ウボンラチャタニ、クラビを結ぶ3路線を取り止めており、
プーケット路線(現在週21便)の減便も検討中という。
ワンツーゴーもバンコクとチェンマイ、プーケットを結ぶ2路線で
週28便から21便に減便、ハートヤイ路線も週14便から7便に減らした。
また、タイ・エアアジアはバンコク=中国厦門(アモイ)路線を取り止めている。

●2008/07/21 格安航空会社、運航一時中止を発表

格安航空『ワンツーゴー』は7月18日、燃油高に伴う財政立て直しのため、
7月22日〜9月15日まで全フライトの運航を中止すると発表した。
2003年12月に創業したワンツーゴーは、ノックエアーやエアーアジアと同様、
格安航空サービスを提供してきたが、かつてない燃油高により深刻な経営難に陥っている。
また、使用航空機8機がどれも旧式で、燃費が悪いことも追い討ちをかけ、
燃料費だけで運営コストの70%を占めるまでになってしまったという。
格安航空は、燃油値上がりによる収益悪化、利用者の減少で苦しい経営を強いられているが、
「タイエアアジア」「ノックエア」2社は今のところ全面的な運航中止の予定はないという。


●2010/08/26 春秋航空、格安航空券をWeb限定で発売

2010年7月28日、中国の春秋航空が、茨城=上海(上海浦東国際空港)間の

プログラムチャーター便の運航を開始したが、9月15〜29日に運航する座席の1割を
片道4000円(税別)の料金で販売すると発表した。同社は、コスト削減のため、
格安チケットを含むすべての航空券の販売を、同日以降、ホームページ

http://www.china-sss.com/jpに限定し、旅行代理店では販売しない。

●2010/09/21 エア・アジアX、羽田〜KL線就航、片道5000円のキャンペーンも

2010年9月21日、マレーシアの大手格安航空会社(LCC)エア・アジアXは、
羽田〜クアラルンプール(KL)間の路線に12月9日に就航すると正式発表した。
運航日はいずれも、火・木・日曜日。エコノミークラスの価格は片道1万円〜
1万5000円程度と大手航空会社の2分の1から3分の1ほどに抑えた。
さらに、同社は今回の就航開始を記念して、羽田発クアラルンプール便を
片道5000円で販売する(空港使用税、燃料サーチャージは別)。
キャンペーン価格は9月23日〜10月31日、同社Webサイト(携帯サイトを含む)からの
予約に限定。対象となる搭乗期間は2010年12月9日から2011年7月31日まで。
日本にはシンガポールのジェットスター・アジア航空や中国の春秋航空などの
格安航空が既に運航しており、ANA全日本空輸も2011年度から運航する予定で、
航空運賃の引き下げ競争が激化しそうだ。











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