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伍子胥伝

   



 ①本小説の著作権は三羊にあります。
 ②日本語の文法などに誤りが沢山あると思いますが、ご指摘してくださる方を心から待ち望んでいます。
 ③即興創作のため、不定期で大幅に修正する可能性があります。

 

太史公言う:
 怨恨の害毒が人に与える影響は、すさまじいものではないか。王者でさえ、怨恨を臣下にいだかせるような行為をすることはできない。まして、同列のものにおいてはなおさらである。はじめ、伍子胥が伍奢にしたがってともに死んでいたら、ケラや蟻のようなつまらぬものと何の異なるところがあったろうか。人質された父の招きを断って小義を棄て、そのために父兄の讐を報じて大恥をすすぎ、名を後世に垂れたのである。悲壮ではないか。子胥が楚の追手に追い詰められて揚子江のほとりで進退きわまったときには、道々乞食までしたのだが、その心志には、かたときも郢を忘れたことがあろうか。 その故に、隠忍して功名をとげたのである。壮烈な男子でなくては、だれがよくこれほどまでに為しえただろうか。 白公も、もし、恵王をおびやかしてみずから楚王になったりしなかったら、その功業謀略において偉大なものが あっただろうに。





  • 第一章  奸賊設計乱人倫  忠臣秉直入監牢


  • 第二章  父子蒙冤成忠儀  英雄引箭退追兵


  • 第三章  伍子胥路遇豪傑  太子建命喪他郷


  • 第四章  子胥白首過昭関   漁父夜渡芦中人


  • 第五章  公子光千金購剣   白州犁一朝誤身 


  • 第六章  公子計賺楚辺城   専諸夜奪魚腸剣


  • 第七章  刺王僚専諸学芸   図覇業闔閭立国


  • 第八章  干将鋳剣興呉都   要離断臂詐慶忌


  • 第九章  揚子江頭添血跡   武聖宮中斬王姫


  • 第十章  戦舒城龍成喪命   平民憤子常除奸


  • 第十一章 撃越国智収勇将   隠韜晦賢臣遇主