読書感想文の書き方3 文の組み立て方

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このページでは、学年別に、読書感想文の構成の仕方(文の組み立て方)について説明しています。



小学校1・2生のみなさんへ

1・2年生の人は、読書感想文を書くことはむずかしいかもしれません。本をよんで思ったことを、うちの人や先生と話しながら書いてもよいでしょう。

本のなかで一ばん好きなところ、好きな人、はじめて知ったことなどを書いたり、うちの人や先生と話しあったりしてみましょう。お話に出てくる人に言いたいことを、手紙のように書いてもよいでしょう。

絵本を読んだのなら、絵もじっくり見てみましょう。文に書いてなくても、絵からわかることがあります。 05.8.12

1・2年生むき どくしょかんそう文のかきかた(まとめ)

かんそう文のなかみのれい

  • 本の中で一ばんすきなところや、すきな人のことをかきましょう。どんなところがすきか、なぜすきなのか、かんがえてみましょう。
  • 本をよんで、はじめてしったこと、こころにのこったことをかきましょう。
  • お話に出てくる人にいいたいことをかきましょう。
  • お話に出てくる人と、じぶんをくらべて、にているところ、ちがうところをかきましょう。
  • 絵を見て、きづいたこと、絵からわかることをかきましょう。

かんそう文のかきかたのれい

  • お話に出てくる人に手紙をかくつもりで、かいてみましょう。
  • 「〜したよ」「〜と思ったよ」というように、話しことばでかいてみましょう。(このような書き方が、いつもよいというわけではありません。)

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小学校3・4年生のみなさんへ

3・4年生の人は、物語のあらすじにそって順番に書くのではなく、感想文の中心となることを1つか2つ決めてから書いてみましょう。

物語の本について書くのでしたら、次のようなことを参考に、中心を考えてみましょう。

中心にすることが決まったら、感想文を組み立てましょう。感想文を「はじめ」「なか」「終わり」の三つで組み立てるのも、ひとつの方法です。

感想文の中心にすることを「なか」にもってきます。中心が2つある場合は、「なか1」「なか2」というように、「なか」が2つできます。

「はじめ」の部分には、本をよんだきっかけ、読む前の自分の気持ちや生活、本の題名をはじめて見たときに感じたことなどを書くのもよいでしょう。

「終わり」の部分には、本を読む前と後で自分の考えがどう変わったか、本を読んで心からさけびたかったこと、本から学んだことを自分の生活にどう生かしていくかといったことを書くのもよいでしょう。  05.8.12

3・4年生向き 読書感想文の書き方(まとめ)

「はじめ」…400字づめ原こう用紙の半分くらいにまとめる。

  • 本を読んだきっかけを書く。
  • 本を読む前に、題名を見て思ったことを書く。
  • 本を読む前の自分の気持ちや生活を書く。

「なか」…原こう用紙2まいくらいにまとめる。

  • 一番心に残った場面やことがら。なぜ、心に残ったのか、どのようなことが心に残ったのか説明する。
  • 登場人物の生き方や考え方、行動について、見習いたいところを考えて書く。
  • 登場人物の生き方や考え方、行動のなかで、好きなところや、自分とにているところ、ちがっているところを考えて書く。
  • ノン・フィクションのばあいは、新しく知ったことや、本を読む前に思っていたこととちがっていた内容を書く。
  • ノン・フィクションのばあいは、本をまねて、実際に自分で体験してみた感想を書くとよい。

「終わり」…原こう用紙半分くらいにまとめる。

  • 本を読む前と後では、自分の考え方が、どのような変わったか。
  • 本を読んで、心からさけびたかったこと。
  • 本から学んだことを、自分の生活のなかに、どのように生かしていくか。

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小学校5・6年生、中学生のみなさんへ

読書感想文は、自分の素直な感想を書いていくものです。しかし、小学校5・6年生以上の年れいになると、本の主題や、作者が最もうったえたかったことについて考えることが大切になってきます。本には、「平和」「環境を守る努力」「困難にうちかつ生き方」「人と人とのつながり」など、作者が言いたかったことが、必ずあるはずです。

主題や、作者がうったえたかったことについて、自分なりに考えたことを自分の主張点とします。

自分の主張点を決めたあと、感想文の大まかな文章構成を考えましょう。「序論」「本論」「結論」という三つのまとまりで考えていくとよいでしょう。

「序論」は、感想文を読む人の興味をひく印象的な書き出しをくふうしてみましょう。自分が一番言いたかったことを結論の部分だけに書くのではなく、序論に書くのもいいです。最初に自分の主張点を書いて、あとから説明していく書き方です。そして、「結論」部分で、もう一度主張点を述べます。

また、本を読む前の自分の考え方や、主人公とのちがいについて書いてみるのもよいでしょう。

「本論」では、自分の主張点をくわしく説明したり、自分の考えを深くほりさげたりしていきます。自分の経験をおりまぜて書いていくのもよいでしょう。この時、経験文が長くなりすぎないように気をつけてください。

「結論」部分では、自分が一番主張したかったことを書きます。「序論」と「結論」の二かしょに書いてもいいのです。そのほかに、本を読んだあと、自分の考え方や行動がどう変わったかということを書くのもよいでしょう。本から得たことを、今後の生活にどう役立てていくかということや、さらにくわしく知りたいこと、あらたな課題について書くのもよいでしょう。  05.8.12

5・6年生向き読書感想文の書き方(まとめ)

「3・4年生向き」とかぶる部分もあります。

「序論」…400字づめ原稿用紙半分くらいにまとめる。

  • 自分の主張点(はじめと最後の両方に結論を書くことを双括法といいます)。
  • 本を読む前の自分の気持ちや生活。
  • 本を読む前に、その本のテーマについて考えていたことや自分の経験。(たとえば、戦争をテーマにした本なら、感想文を書く本を読む前まで、戦争についてどう思っていたか。)

「本論」…原稿用紙2まいくらいにまとめる。

  • 作者が最も言いたかったこと(本の主題)は何か、考えたことを書く。
  • 作者の考えと、自分の考えを比べて、共感できるところ、または、「違う!」と思うところを書く。
  • 登場人物の生き方や考え方、言ったこと、行動のなかで、好きなところや自分とにているところ、ちがっているところを考えて書く。 このとき、自分の経験をおりこんで書く。
  • 登場人物の生き方、考え方、言ったこと、行動のなかで、自分の生活や生き方に取り入れていきたいところを書く。
  • 登場人物がしたことや言ったことを少し引用して、自分の考えを書く。

「結論」…原稿用紙半分くらいにまとめる。

  • 自分の主張点(双括法)。このとき、序論で書いた「自分の主張点」より、少しくわしく書く。
  • 本を読んだあと、自分の考えや行動がどう変わったか。
  • 本から得たことを、今後の生活にどう役立てていくか。
  • さらにくわしく知りたいこと。
  • あらたな課題。
  • 感想文を書いた本と関連して、次に読みたい本。


中学生向き読書感想文の書き方(まとめ)

「5・6年生向き」とかなりかぶります。

「序論」…400字づめ原稿用紙半分〜1枚くらいにまとめる。

  • 自分の主張点を書く(はじめと最後の両方に結論を書くことを双括法といいます)。
  • 本を読む前の自分の気持ちや生活。
  • 本を読む前に、その本のテーマについて考えていたことや自分の経験。(たとえば、戦争をテーマにした本なら、感想文を書く本を読む前まで、戦争についてどう思っていたか。)

「本論」…原稿用紙3枚〜4枚くらいにまとめる。

本論だけで3、4枚書くのは大変です。「本論1」、「本論2」というように、本のテーマについて考えたことを2つくらいに分けて書くのもよいでしょう。この場合、「本論2」は、「本論1」を発展させた内容にするとよいでしょう。

  • 作者が最も言いたかったこと(作品の主題)は何か、考えたことを書く。
  • 作者の考えと、自分の考えを比べて、共感できるところ、または、「違う!」と思うところを書く。
  • 登場人物の生き方や考え方、言ったこと、行動のなかで、好きなところや自分とにているところ、ちがっているところを考えて書く。このとき、自分の経験をおりこんで書く。
  • 登場人物の生き方、考え方、言ったこと、行動のなかで、自分の生活や生き方に取り入れていきたいところを書く。
  • 登場人物がしたことや言ったことを少し引用して、自分の考えを書く。

「結論」…原稿用紙半分〜1枚くらいにまとめる。

  • 自分の主張点を書く(双括法)。このとき、序論で書いた「自分の主張点」より、発展させた内容を書くか、「本論」で書いたことをふまえて書く。
  • 本を読んだあと、自分の考えや行動がどう変わったか。
  • 本から得たことを、今後の生活にどう役立てていくか。
  • さらにくわしく知りたいこと。
  • あらたな課題。このとき、本の内容をさらに発展させる課題を考えるのがよい。

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