「射雕英雄伝」DVD視聴記録1

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「雕:チョウ」は当て字です。正しくは「G:チョウ」です。パソコンによっては、正しく表示できないことがあるかもしれません;[周鳥]で一字です。人名なども正しく表示されないことがあるかもしれません。あらかじめご了承下さい。


第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話

射雕英雄伝,登場人物 「射雕英雄伝」DVD視聴記録2


第一話

第一話 あらすじ

「射雕英雄伝」は、南宋時代の侠客(きょうかく:きょうきゃく)たちの物語である。

剣の使い手である道士(どうし)丘処機(きゅう・しょき)は、宋の高官・王道乾を誅殺する。王は、江南の防衛図を金に売ろうとしていたのだ。

牛家村に住む郭嘯天(かく・しょうてん)と楊鉄心(よう・てつしん)は、ともに英雄の子孫であり、義兄弟だ。自宅で酒を飲み交わしているとき、窓から丘処機を見かけ、酒席に誘う。

丘処機は、郭嘯天と楊鉄心が信じられず、戦いとなる。郭嘯天は剣、楊鉄心は槍で応じる。いずれも腕が立つのだが、丘処機には及ばない。ふたりは、丘処機の実力を認め、降参した。

さきほどの戦いから一転して、三人はうち解け合い、飲み直すことになった。丘処機は、江南の防衛図を火にくべる。丘処機はまた、郭と楊の妻が妊娠していることを知り、名付け親となる。「郭靖(かく・せい)」「楊康(よう・こう)」と刻んだ剣を、郭と楊に渡す。彼らは、生まれてくる子が男同士だったら義兄弟に、男と女だったら夫婦に、と約束しあう。

その後、丘処機は、仲間の合図を見て、牛家村を去る。

真夜中、楊鉄心の家に、矢傷を負った黒装束の男が侵入する。鉄心の妻惜弱(せきじゃく)は、男を介抱する。男は、朝にはいなくなった。

翌日、郭と楊は、行きつけの飲み屋の主人が武術の使い手であることを知る。主人は曲三(きょく・さん)といい、片足である。

その夜、牛家村は、段天徳が率いる軍におそわれる。郭と楊は、妻たちを守って奮戦するが命つきてしまう。妻たちも、段の兵士たちに拉致されてしまう。

第一話 つぶやき

金庸さんの小説は長く、五巻以上もある作品はざらです。主人公が後から登場するので、最初のうちは、誰が主人公なのかさえわかりません。ちなみに、射雕英雄伝の主人公郭靖は、生まれてすらいません。

しかし、主要登場人物のひとりである丘処機は、初っぱなから登場です。凄腕です。兵士に護衛された王道乾を倒し、郭嘯天と楊鉄心がふたりがかりで戦っても敵いません。そして、短気です。郭と楊から酒席に誘われただけで、「毒を盛っただろう」と因縁をつけて、戦い始めます。戦ってみて、相手が強いことがわかると、仲良くなります。

飲み屋の主曲三は、見過ごしてしまいがちな脇役です。盗人で、クセのある人物ですが、師匠自慢をするあたり、憎めないところもあります。後で明らかになるのですが、曲三の師匠は黄薬師でした。 06.8.12

初登場人物

丘処機(きゅう・しょき)…全真教の道士。全真七子のひとり。強いが、血気が盛んすぎ。

郭嘯天(かく・しょうてん)…「射G英雄伝」の主人公郭靖の父。

楊鉄心(よう・てつしん)…楊康の父。

包惜弱(ほう・せきじゃく)…楊康の母。

李萍(り・へい)…郭靖の母。

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第二話

第二話 あらすじ

段天徳は、包惜弱(ほう・せきじゃく)と郭嘯天の妻・李萍(り・へい)をとらえる。惜弱らの護送隊列は、黒装束の男たちにおそわれ、惜弱は連れ去られる。

段天徳は、萍を連れて逃げ、法華寺の焦木大師にかくまってもらう。だが、自分の悪事と、李萍を連行していることは、大師に隠していた。

丘処機は、法華寺に乗りこみ、段天徳と夫人を引き渡すように要求する。だが、焦木大師は突っぱねる。そして、酒仙楼に来るよう言い渡す。

惜弱を連れ去ったのは、金国の王子・完顔洪烈(わんやん こうれつ)だった。洪烈は、惜弱を愛するようになっていた。惜弱が鉄心の子を身ごもっていることを承知で、金国に連れ帰ろうとする。

丘処機は、酒仙楼におもむく。丘処機を待っていたのは、焦木大師と、江南七怪(こうなんしちかい)と呼ばれる七人の武闘家だった。

丘処機は、酒の入った大甕を軽々と持って登場する。そして、甕を投げて、江南七怪にふるまおうとする。江南七怪は、それぞれの技で甕を受け止め、酒を飲みほす。江南七怪の武芸に感服した丘処機は、負けを認める。しかし、段天徳と夫人を連れ戻しに、法華寺に行くと宣言する。

江南七怪は激怒し、法華寺で待ちかまえる。

法華寺では、丘処機と江南七怪の戦いが繰り広げられる。

第二話 つぶやき

第二話は、丘処機の強さが際だっていました。江南七怪の七人に勝ってしまいます。

丘処機が正義感に燃え、親友の夫人を取り返そうと頑張る気持ちはわかります。しかし、段天徳がひそむ法華寺に乗りこんだ時、焦木大師に事情を説明せず、いきなり戦い始めます。「戦う前に話し合え!!」と言いたい。

丘処機は、法華寺で、抜き身の剣を引きずりながら歩きます。剣の切っ先が石畳にふれて、火花が飛びます。「ブラックレイン」の松田優作さんを思い出しました(また古い映画を)。

武芸ができる男の人は、気に入らないことがあると「フン!!」と言います。あからさまに「フン!!」と。

江南七怪のリーダー柯鎮悪(か・ちんあく)、渋いです。

惜弱が介抱したのは、金の王子だったことがわかります。金は、宋の人々にとって侵略者です。惜弱が、完顔洪烈を助けなかったら、楊康はひねくれなかったことでしょう(苦笑)。06.8.12

初登場人物

江南七怪(こうなんしちかい)…武芸に優れた七人の仲間。柯鎮悪(か・ちんあく)がリーダー。朱聡(しゅ・そう)、韓宝駒(かん・ほうく)、南希仁(なん・きじん)、張阿生(ちょう・あせい)、全金発(ぜん・きんはつ)、韓小螢(かん・しょうえい)。韓小螢は女性。

完顔洪烈(わんやん・こうれつ)…金国の王子。

段天徳(だん・てんとく)…悪徳役人。

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第三話

第三話 あらすじ

法華寺の戦いで、丘処機も江南七怪も動けなくなる。そこへ、李萍を連れた段天徳登場。焦木大師の制止を振り切って逃げる。焦木大師は、段天徳を止めようとして亡くなる。

焦木大師の葬儀の後、丘処機と江南七怪は、「それぞれが、郭と楊の夫人を捜しだし、その子どもに武芸を授け、戦わせよう」と約束をする。

惜弱は、完顔洪烈に連れられて金に行き、康を出産する。彼女は、金の王妃として生きることになる。

李萍と段天徳の一行は、金軍に捕まり、金に連れて行かれようとする途中、騎馬民族に襲われる。李萍は生きのび、靖を出産する。

康は、金の王子として、わがままいっぱいに育てられる。郭靖は、蒙古で母から「父の仇を討て」と教えられる。ふたりは六歳になった。

ある日、蒙古の草原で、テムジンとジェベの軍が戦をする。それを、郭靖は目撃する。ジェベの軍は敗退。傷を負ったジェベは、郭靖にかくまってもらう。

第三話 つぶやき

主人公の郭靖がやっと生まれます。少年郭靖は、ぼーーっとした無口な子です。でも、子どもながらに義侠心があります。テムジンの軍に「ジェベの行方を教えろ」と脅されても、がんとして断ります。

弓の名手のジェベ、かっこいいです。このドラマの登場人物は、若者よりも、オジサンの方が味があって魅力的です。

康は、いかにもわがままな王子様という感じです。06.8.13

初登場人物

郭靖(かく・せい)…「射G英雄伝」の主人公。純朴で義侠心に篤い。救国の武芸家に成長する。

完顔康(わんやん・こう)…楊鉄心と惜弱の子。完顔洪烈の養子。金国の王子として育てられ、出自については、知らされていない。

ジェベ…弓の名手。郭靖の師匠の1人。

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第四話

第四話 あらすじ

郭靖がジュチに殺されそうになると、ジェベが現れる。そして、テムジンの部下ボルジュとジェベは弓で戦うことになる。双方、技の限りを尽くして戦い、ボルジュが優勢となる。ジェベを討ち取ろうとする際、テムジンに、ジェベの命乞いをする。ジェベは許されて、テムジンの部下になる。互いに実力を認め合ったジェベとボルジュは、義兄弟となる。

郭靖と母は、テムジンの部族にひきとられ、生活を共にすることになる。郭靖は、ジェベに弟子入りし、テムジンの子トゥルイやその妹コジンと親しくなる。

ある日、テムジンのもとに、金国の王子ふたりが使者として訪れる。テムジンに官位を授けるためだが、一部の者に官位を与えることで、反間の計を用い、部族間の対立をあおる目的もあった。

テムジンの義兄弟ジャムハは、テムジンの兵力半分をくれ、と要求する。年老いたオンハーンの息子セングンに、自分とテムジンの兵を半分ずつ差し出すと言う。テムジンが返答する前に、ナイマン族の襲撃を受けるが、撃退する。

第四話 つぶやき

ジェベとボルジュの一騎討ちが圧巻です。弓の名手ジェベは、自らハンディをつけるために「戦いに矢はいらない」と申し出ます。弓だけでどうやって戦うのかと思いきや、敵が射た矢を奪って自分の矢にするのです。飛来する矢を右手、左手、口でつかむシーン、矢を手のひらの中で回転させて持ち替えるシーンは、見とれてしまいます。ボルジュの矢も、途中でつきてしまい、一度は補給してもらいますが、それもなくなると、地面にささっていた矢を抜いて射ます。

凄腕のふたりは、戦った後は義兄弟になります。義侠心があって、武芸に秀でた人たちは、戦ってお友達になるようです。  06.8.15

初登場人物

トゥルイ…テムジンの子。郭靖とは義兄弟となる。

コジン…テムジンの娘。郭靖に思いを寄せる。

テムジン…後のチンギスハーン。

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第五話

第五話 あらすじ

完顔洪烈は、酒席で、テムジンとセングンとの間の溝を深める発言をする。オンハーンに、「若い世代で優秀な者は誰か」と尋ねたり、テムジンの部下をほめたりして、セングンの嫉妬をかきたてる。

郭靖とトゥルイは、セングンの息子トサカとけんかをする。トサカは、取り巻きに囲まれているので、ふたり対多数である。それを、旅の途中通りかかった江南七怪に止められ、トサカは去る。江南七怪は、郭靖の剣(丘処機が「楊康」と彫った剣)を見て、郭靖を発見したことを知る。

江南七怪は、郭靖に武芸を仕込もうとするが、一手教えただけで、郭靖に素質がないことがわかる。それでも、郭靖は武芸を習いたいと言うので、夜、山に来いと言う。

夜の山で、江南七怪は、ピラミッド状にならべられた九つの頭蓋骨を発見する。九陰白骨爪を完成させた黒風双殺の仕業だった。黒風双殺は、柯鎮悪の兄の仇であるが、江南七怪で敵わぬほど強い。柯鎮悪は、他の六人を逃がし、ひとりで戦おうとする。だが、六人が反対し、柯鎮悪に加勢することになる。

最初に現れたのは、黒風双殺のひとり梅超風である。七人で攻撃するが、梅超風の方が強い。が、柯鎮悪がくり出した針が梅超風の目にささる。

戦闘中に、黒風双殺の片割れ陳玄風に追われ、郭靖が登場する。江南七怪のひとり張阿生は、韓小螢(かんしょうえい)をかばい、陳玄風の攻撃をもろに受ける。

郭靖が陳玄風にとらえられた時、郭靖は陳玄風を刺し殺してしまう。梅超風は、陳玄風と共に撤退する。

郭靖は、江南七怪に弟子入りし、虫の息となった張阿生に挨拶をする。やがて、張阿生は亡くなる。一方、梅超風は陳玄風の最期を見とる。陳玄風は、体に彫りつけた九陰真経を梅超風に託す。

翌日、トサカは、馬の群れをけしかけて、トゥルイを殺そうとする。コジンがトサカの企みを知り、トゥルイに告げる。トゥルイは江南七怪に助けられるが、コジンは逃げ遅れる。それを郭靖が助ける。

トサカを叱るオンハーンに、テムジンは、「トサカにコジンを嫁がせる」と約束する。

第五話 つぶやき

江南七怪は、やっと郭靖を見つけます。柯鎮悪は、ほんとうに郭嘯天の子の郭靖か、確かめようとします。郭靖を高々と持ち上げ、父と母の名を問います。しかし、郭靖は両親の名前を知らない ┐(´-`)┌  そのくせ、仇の段天徳の名は知っています。郭靖母、きっと、すりこむように何度も何度も教えたのでしょう。柯鎮悪、感激のあまり、郭靖を落としてしまいます。喜んだ江南七怪の面々は、郭靖をペタペタなで回します。

黒風双殺、強いです。江南七怪の攻撃が通用しません。陳玄風があっさり死んだせいか、梅超風の強さが際だっています。梅超風登場シーンでは、彼女のテーマソングが流れます。悲鳴(?)のような曲です。梅超風は、指をバキバキ折り曲げ、髪をなびかせ、華麗に舞います。美人です。

滅茶苦茶強い黒風双殺のひとり陳玄風を、郭靖は刺し殺します。六歳にして……

トサカとトゥルイのけんか、子ども技ではありません。トサカは、大人数でトゥルイと郭靖をやっつけようとするし、郭靖は剣を抜くし。トサカはまた、馬の大群をけしかけて、トゥルイを踏み殺させうとするし (((( ;゚Д゚))) それなのに、テムジンは「子供のけんかだ」と言います。いくらオンハーンをたてたといえ、コジンをトサカに嫁がせようとするは。。  06.8.18

初登場人物

黒風双殺(こくふうそうさつ)…陳玄風と梅超風の夫婦。師匠・黄薬師を裏切り、九陰真経を盗み、桃花島から脱走した。滅茶苦茶強く、人殺しを何とも思わない。

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第六話

第六話 あらすじ

トゥルイをあばれ馬の群れから救い出した江南七怪は、テムジンから感謝され、パオを与えられる。コジンを救った郭靖は、テムジンからも、江南七怪からも、その義侠心をほめられる。

江南七怪はモンゴルにとどまり、郭靖に武芸を教えることになる。6人で2時間ずつ、一日12時間教えるのだが、郭靖はもの覚えが悪く、なかなか上達しない。

年月が流れ、郭靖は16歳になる。だが、郭靖のもの覚えの悪さは相変わらずだ。

ある日、丘処機の弟子尹志平がモンゴルを訪れ、江南七怪に丘処機からの手紙を渡す。決闘の時と場所の確認の手紙であった。

郭靖のけいこ中、コジンは、「黒鷲と白鷲がけんかしている。白鷲が負けそうだ」と郭靖に知らせる。郭靖は、コジンとともに岩山に行く。すでにテムジンと部下たちが集まっていた。テムジンは、黒鷲を射落とし、「命中させた者にはほうびをやる」と言う。

郭靖は、一矢で二羽の鷲を射落とす。テムジンに「ほうびは何がよいか」と問われ、「コジンをトサカの嫁にやらないでくれ」と頼む。だが、聞き入れてもらえず、かわりにテムジンの剣をもらう。

郭靖が剣のけいこをしていると、ひとりの道士が現れ、「そんな練習は役に立たん」と言う。郭靖は、道士から内功を教えてもらう。

第六話 つぶやき

江南七怪は、いよいよ郭靖に武芸を教え始めます。みな、郭靖の覚えが悪いこと、素質のなさを嘆きます。しかし、江南七怪の面々、教え方が無茶苦茶です。六才の子どもに向かって、槍を回転させ、ふりかかる水を払えだの、一抱えもある石を割れだの、高い木の枝につり下げて、落ちる間に剣を三手ふるえだの命じます。ふつうの六歳児には無理ですって(ノ△・。)

さて、郭靖ができの悪い弟子だとわかった江南七怪の面々、丘処機が楊鉄心の子を探し出していないことや、男でないことを願います。しまいには「郭靖よりできが悪いこと」を望む始末。しかも、「郭靖より覚えが悪い子はいるか?」とのつっこみ入りです。だがら、尹志平が丘処機の手紙を持ってきた時には、楊の息子に郭靖が負けるかもしれないと、みな危機感を抱いています。郭靖だけがのんきに構えています。

尹志平、郭靖と会うなり、攻撃をしかけます。攻撃が挨拶がわりです。 06.8.20

初登場人物

尹志平(いん・しへい)…丘処機の弟子。若い。彼は、「神G剣侠」で小龍女にひでーことをするし、小者だってことが明らかになる。

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第七話

第七話 あらすじ

郭靖は、なぞの道士から内功を教えてもらうい、岩山の頂上で目を覚ます。切り立った崖の上である。郭靖は、降りることができない。道士は、郭靖を突き落とし、郭靖に縄を投げて崖を降りる手助けをする。

テムジンのもとをトサカが結納の品を持って訪れる。トサカとコジンの結婚の日どりについて、テムジンは、翌日、トサカを送るついでに返事をすることを決める。

一方、郭靖は、この二年間で武芸の腕をあげていた。韓小螢を上回る内功を身につけ、韓宝駒が手なずけることができなかった野生の馬を乗りこなす。

郭靖の軽功は、江南七怪が教えたものとは違っていた。江南七怪は、自分たちの他に、郭靖の師匠がいるのかといぶかる。

江南七怪は、郭靖の師匠をつきとめるために、夜、出かける郭靖の後をつける。江南七怪は、郭靖が登った岩山に登ることができない。夜明けを待って登り、山頂で、梅超風の仕業である九つの頭蓋骨を見つける。彼らは、郭靖の師匠は梅超風だと思いこみ、郭靖と梅超風を殺すことを決める。

郭靖と道士は、オンハーンの滞在地にしのびこむ。パオの外で盗み聞き、完顔洪烈とセングン、ジャムハが組んで、テムジンを殺そうとしていることを知る。郭靖は、テムジンにこのことを知らせようと、帰路を急ぐ。

柯鎮悪らは、パオに帰った郭靖にいきなり攻撃をしかける。韓小螢は、身を挺して郭靖を守る。道士・馬トが現れ、郭靖に内功と軽功を教えたことを話す。柯鎮悪らは誤解していたことが明らかになる。

郭靖は、テムジンの危機をコジンに伝えるが、コジンは梅超風に捕まってしまう。馬トと江南七怪は、全真七子に扮して、梅超風をしりぞけ、郭靖はコジンを救い出す。

郭靖は、テムジンの後を追い、危機を知らせる。テムジンの軍は、セングンとジャムハの軍と衝突をする。  06.8.24

第七話 つぶやき

第七話は、郭靖の純朴さ、素直さが随所に見られました。岩山から降りることができず、馬トをちらっと見て、無言で「降りられないよ〜」と訴えたり、武芸の腕があがったことを江南七怪にほめられて喜んだりして、なかなかかわいいヤツです。暴れ馬に乗りこなし、江南七怪のもとにもどった郭靖は、ほめてもらいたそうにしていました(と、MORIは思いました)。けど、ほめずに「フン!!」と言って去る江南七怪の面々。ひとりとり残された郭靖は、「あれ??」と首をかしげています。

岩山から降りられない郭靖を、馬トは突き落とします。馬トさん、柔和そうなのにスパルタ教育?

「人の話を聞かない」「話し合いはしない」は、金庸キャラのお約束です。江南七怪の六人のうち、柯鎮悪ら三人は、郭靖が梅超風の弟子になったと思いこみ、郭靖を殺そうとします。(||゚Д゚)ヒィィィ!

セングンとジャムハが、テムジンに弓を引こうとしていることを、郭靖はコジンに伝えます。コジン、心なしか嬉しそうです。セングンとテムジンが対立すると、トサカに嫁がずにすむから?

梅超風は、凄腕の悪女です。けれど、MORIにとっては、憎めないヒトです。間違った人生を歩んでいるのですが、失明し、ひとりで江湖を渡り歩く梅超風、ちょっと哀れです。

江南七怪は、全真七子に扮し、目が見えない梅超風を威圧します。だいじなお芝居なのに、郭靖は声を出し、梅超風に疑われます。柯鎮悪は、郭靖を尹志平に見たてます。前回、尹志平に出会っていてよかったね>江南七怪と郭靖さん。丘処機に年若い弟子がいることがわかっていたから。  06.8.25

初登場人物

馬ト(ば・ぎょく)…実際は第六話から登場していますが、名が明らかになるのは七話。全真教の教主にして、全真七子のひとり。強いです。

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第八話

第八話 あらすじ

セングンとテムジンの戦いが始まろうとする緊迫した中、テムジンとジャムハは話し合いをする。テムジンは、蒙古がひとつになって、金国に抵抗しなければならないと説く。そして、自分とジャムハのふたりは英雄だと言う。ジャムハは、テムジンの「蒙古統一」と「戦利品は私有財産」という考え方を受け入れることはできない。テムジンとジャムハは義兄弟だったが、決別する。

セングン・ジャムハとテムジンの軍がにらみあっているところ、金国の王子・完顔洪烈は、黄河四鬼をけしかける。郭靖が黄河四鬼と戦っていると、江南七怪が加勢にかけつける。江南七怪は、黄河四鬼を追いはらう。

テムジンの軍に援軍が加わり、戦いが始まる。

その夜、テムジンは捕虜のトサカと会い、「トサカとコジンの婚礼は行う。今日のことはなかったことにしてほしい」とセングンとジャムハに伝えてくれと言う。テムジンの部下は、それを聞いていきりたつが、敵を油断させ、奇襲をかけるための作戦だった。

テムジンは戦に勝ち、チンギスハーンとなる。戦勝祝賀会で、郭靖にコジンを嫁がせることが決まる。

翌日、郭靖と江南七怪は、丘処機との約束を果たし、段天徳を討つために旅立つ。とちゅう、郭靖は、江南七怪と離れ、ひとり旅をすることになる。

郭靖の馬は汗血馬であることがわかる。馬目当ての白装束の者たちにおそわれるが、郭靖はふりきる。

張家口で、郭靖は物乞いの少年と出会う。少年は饅頭を盗み、店の者からとがめられるが、郭靖がかばう。少年は、郭靖に料理をおごってくれと言い、高価な料理をたくさん注文する。郭靖は、高級料理は食べず、焼き餅を食う。

郭靖の様子を黄河四鬼と、候通海が見ていた。

第八話 つぶやき

テムジンの戦勝祝賀会で、兵士たちが見守る中、テムジンが馬をとばすシーンがあります。兵士たちの数の多さと、草原の広大さには驚きです。中国ならではです。

黄河四鬼、弱すぎ。郭靖との戦いで、押しまくられますし、江南七怪には相手すらしてもらえません。「フン!!」とあしらわれています。

郭靖は、まだ18歳です。素直で純朴な性格と、ぼーっとしたところが相まって、幼さが感じられます。郭靖役の李亞鵬さん、原作の郭靖の人柄をよく表現していると思うのですが、どうも中国では評判が悪いらしいです。ぼーっとしすぎているのがいけないのだとか。幼い郭靖、江南七怪と別れて旅をすることをいやがります。韓小螢も、情にほざたれています。仲良し親子みたいだー(#^.^#)

江南七怪の紅一点の韓小螢、いいなーと思います。むさい男のなかに、細やかな情を持つ韓小螢がいるだけで、剣呑な雰囲気をやわらげたり、人間関係が悪化する(もしくは戦いになる)のを防いだりします。郭靖の母も労っていますし。

いよいよ黄容登場です。金庸ヒロインのお約束、男装の美少女です。黄容、もしかして郭靖に一目惚れ? 06.8.25

初登場人物

黄容(こう・よう)…郭靖の恋人。黄薬師の娘。賢く、料理の腕は確か。

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第九話

第九話 あらすじ

料理屋で出会った物乞いの少年は、父に逆らって家出をしてきたことを郭靖に告げる。少年は、郭靖といっしょに蒙古に行きたいと言うが、郭靖は家に帰れと諭す。

少年との別れ際、郭靖は少年に、上着もお金も汗血馬もやってしまう。少年は「お人好し」とつぶやきながら去る。

黄河四鬼と候通海は、郭靖と江南七怪に仕返しをするために、郭靖の宿を襲う。江南七怪がいなかったため、決闘を翌日に延ばし、郭靖を閉じこめ、見張る。その夜、なぞの人肉ワンタン売りが現れ、黄河四鬼のうち三人と候通海を連れ去る。

黄河四鬼の銭青健と郭靖は、決闘の約束を果たすため林に行く。銭青健は、自分とそっとくりの人物に出くわし、いぶかしがっている間、罠にかかってしまう。黄河四鬼の三人と候通海も木につるされていた。郭靖はその下を泰然と通り過ぎる。

にぎわう町中で、郭靖は「比武招親」を催す穆易・念慈父娘を見かける。美しい穆念慈の結婚相手を探すためだが、彼女より武芸で勝る男と結婚すると言う。

そこへ、貴公子が現れ、穆念慈と戦い、勝って穆念慈のくつを奪う。穆易は、「比武招親に応じたのだから結婚しろ」「くつを返せ」と迫る。だが、貴公子は穆易を倒し、「遊びだった」と言い捨て、去ろうとする。

その様子を見ていた郭靖は、「約束したのだから、結婚しろ」と貴公子に言う。貴公子は郭靖を倒す。なおも食い下がる郭靖に、彭連虎が襲いかかろうとした時、全真教の王処一が割ってはいる。

そこへ金国の王妃が現れ、貴公子は金国の王子・完顔康と名乗って去る。穆易は、王妃を見つめる。

完顔康に攻撃され、病気になった穆易を郭靖と王処一が見舞う。穆易は、楊鉄心だった。

郭靖と王処一は、完顔康から、趙王府に招待される。趙王府には、武芸の達人が集められていた。 06.8.28

第九話 つぶやき

物乞いの少年(実は黄容)は、「父が、ある人を閉じこめて食事もやらないから、自分が食事をやったら怒られたので家出した」と言います。この閉じこめられてた人って周伯通ですな。

ずいぶん武術が上達した郭靖でしたが、黄河四鬼と候通海五人にはかなわないと言い、決闘をさけます。ワンタン売りのばあさんは、その黄河四鬼・候通海をやすやすと罠にかけてしまいます。しかも、大の男三人は担いでいたような……なぞのワンタン売りのばあさん恐るべし!!

「射雕英雄伝」の主要キャラクターである完顔康と穆念慈が登場します。穆念慈、美人です。「比武招親」で、一人目の男と戦ったとき、なんだかいやそうにしていました。完顔康が相手のとき「ときめいていませんでしたか?」と、穆念慈に聞きたい!

全真七子のひとり王処一登場です。渋いです。

八話で、郭靖は、汗血馬目当ての白装束軍団に襲われました。その親玉が欧陽克でした。

初登場人物

穆易(ぼく・えき)…実は楊鉄心。金国王妃となった惜弱のもと夫で、完顔康の実の父。

穆念慈(ぼく・ねんじ)…穆易の養女。

王処一(おう・しょいつ)…全真七子のひとり。

欧陽克(おうよう・こく)…西毒・欧陽鋒の甥。女好きで悪辣。

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第十話

第十話 あらすじ

郭靖と王処一が訪れた趙王府には、武芸の達人が集められていた。達人等は王処一と郭靖を生きて帰さぬ勢いである。沙通天は、黄河四鬼が郭靖に敗れたことを根に持っていた。

王処一は、完顔康を人質にとり、郭靖とともに趙王府を出る。門を出たとき、王処一は霊智上人に襲われる。霊智上人を撃退するが、毒沙掌を受ける。

毒沙掌の毒が王処一を蝕み、二十四時間以内に解毒しないと命が危ないという。郭靖は、王処一に教えられ、四種類の薬を買いに行くが、四種類とも売り切れていた。完顔康が手をまわし、薬を買い占めていたのである。

王処一と郭靖が身を潜める宿に手紙が届く。郭靖に来てほしいという黄兄弟からの手紙だった。郭靖は、賢い黄兄弟に知恵を借りようと、指定された場所に出かける。そこで郭靖を待っていたのは、娘姿の美しい黄容だった。黄容は、郭靖に手をかすことを約束する。

その夜、郭靖と黄容は、趙王府に忍び込む。完顔康が買い占めさせた薬を盗むためである。ふたりは、薬を探しに行く前に、牢に閉じこめられた穆念慈・穆易を見かける。完顔康は牢を訪れ、穆念慈に甘いことばをささやく。

完顔康は、牛家村を模して作られた館に住まう母と会う。穆念慈のことを知った母は、完顔康と穆念慈の結婚に賛成する。貧しい穆念慈との結婚を渋る康に、包惜弱は「自分も貧しかった」と告げる。

第十話 つぶやき

趙王府で四面楚歌となる王処一と郭靖。趙王府からの脱出は困難でした。王処一は、完顔康を人質にとって、郭靖とともに無事趙王府をでます。頭いい〜。

完顔康、いやなやつです。穆念慈と穆易を閉じこめたくせに、「穆易の傷を治すため」とか「穆念慈との結婚を考えている」等と言います。

黄容と再会する郭靖は、黄容のために菓子を持参しています。この菓子は、第九話で金国の役人が持ってきたものかも?郭靖、木訥そうで気配りができる人です。黄容は嬉しそうに「少しずつ食べる」と言います。  06.9.9

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