10/9 毛皮について考えること。
先月も少し触れた話題です。
毛皮が最近売られております。
ファッション雑誌をめくってみますと、毛皮は必ず出ているくらい。
流行っているようです。
寒くなってきた証拠ですね。
ところでこの一部の毛皮に関しては問題があると個人的には思うところなのです。
 
エスキモーやアラスカインディアン、ブッシュマンなど純粋に狩猟に頼って生活する民族、
彼らの一部は今でもその様な生活をしていて、
先祖代々、狩で仕留めた動物を無駄にせず活用して暮らしています。
自分達で狩りをし、自らの命を繋ぐため,
狩った動物の肉を食べ、
骨を武器などに仕立て、
革も寒さしのぎの洋服などにしています。
それに彼等は先祖からずっとそんな生活をしているので、
体がお肉オンリーでも健康でいられるようになっているようです。

そういう活かされた毛皮はすばらしいと思うのです。
日本人は最近肉を食べる(昔々肉禁止の時代もございました)
自分の命を繋げるために、他の命をいただく。
こればっかりは自然界の掟のようなもので仕方ないこと。
ならばその牛の革など無駄なく活用するのは命をくれた牛へのせめてもの償いだと思うのです。

さてその日本は牛(肉)を無駄なくほぼ全部活用しています。
ペット用で牛の足の硬い所や(豚の鼻なんてものも!!)あります。
米牛においてもBSEで問題がまだありますが、日本はその米牛でも米が捨ててしまう箇所もチャンと
引き取って活かしています。
本来日本人は無駄を出さない良い意味で質素な生活習慣が身についてるんですよね。

しかし上記に当てはまらない=命を繋ぐため(寒くて凍えてしまう為)ではなく、
毛皮だけの目的(皮だけの場合もアリ)
で命をとってしまうのはいかがなものか、、、と思うのです。

(毛皮ができるまで・・・)
野生の動物をトラバサミという罠で捕らえる方法と養殖とがあります。

想像してみてください。
養殖(狭い檻で人口的に増やす)では、
毛皮になる為に生まれてきて、どうせ殺されてしまうからなんの配慮もされません。
狭い檻で最低限の餌しか与えられず、やっと檻から出られると思った時は毛皮にされる時です。

コスト削減の為、
その毛皮を剥がされる時、死んでしまうと毛皮が硬くなり、仕事の効率が悪くなる、、、
という理由から生きたまま剥がされることもあるようです。

人間の道楽、ファッションの為だけに自由も無く生まれてくる立場にもなってみてください。
私達の目的は単に一時的なファッションの為。
でも毛皮にされる動物はたった1つの命しかないのです。

私事では以前、実のところ毛皮を可愛いなと思っている立場でした。
初めから毛皮に反対ではありませんでした。
いえ、今思うと賛成派に属する行動をしていたようです

毛皮は可愛いけど高価であるな、とその程度。
(しかし日本に入ってくる毛皮は中国での養殖が主。
養殖が進み、安価で若い方でも買えて需要は沢山あります。)

それに毛皮知識が乏しい日本の毛皮シェアは多くを占める。
それに比べて英ではブレア首相は2002年に毛皮工場を廃止し、
そこで働いていた方に他の職を保障したり、英はとても進んでいます。

毛皮と直接携わる方は、、、
「『毛皮はロマンチックだ』というけれども、
もしその現場をみれば、毛皮を身につけたいと思う人はほとんどいないでしょう。」
、、、と言っています。
そんな方がいてくれるからこそ毛皮は私達の元に届くのです。

しかし少しは長く生きるようになると、いろんな情報とめぐり合う。
情報を得たくなる、今まで当たり前だった事でも疑問が生じてくる。


毛皮=動物を殺してその皮を剥いでできるもの。
こんな簡単な事実に、真正面から取り組まず、
毛皮を可愛いなと、そして買ったこともあった、無神経な自分は、
とても幼く、無知で、恥じることである、と今は思います。(だって動物が好きなんだもの)


無知であることは
知らない間に責任をしょっている場合もあるのだと
改めてきずかされました。

しかし華やかなファッション業界での毛皮製品を見るとき、
動物の死体に近いものを身にまとっているなんて。。。
多くの苦しんだ動物達の犠牲の集大成だなんて、
そんなイマジネーションはなかなか沸かないと思うのです。
まず視点が全く違う。
だからまず事実を知る、それからどう選択、行動するか決めたいもの。

毛皮を購入した方はきっとフサフサしてキャー!カワイイー♪という毛皮に対する
憧れみたいな(人間にはないので)感覚があるんだと思うんです。
だから動物が大嫌いだったら毛皮着てないと。。。
だったら憧れは憧れのままにしておいて、放っておきましょう。
それを自分の所有物にしようなんて思わずにねー。
好きならその対象を自由にさせて温かく、見守りましょう。

別に毛皮産業を批判しているわけでもなく、毛皮を着ることは個人の自由であることを前提に。

それに動物をインクや紙など?の消耗品でどうでも良いと思っている方もいると思うし、
いや、犠牲はできる限り作りたくないし、まして私達と同じ命だから大切に守りたいと
思う方もいると思うのです。
世の中色んな人がいるから善悪判断も法律に触れない限り
人それぞれで自由です。何が悪いとも言えません。

長くなりましたが毛皮がどのように作られるのかを知らずに
毛皮を購入されている方、以前の私同様、多いと思うので。
それでもほしければお求めください。

毛皮(fur)ブーム
非常に残念なことが昨日ありました。
某デパートの1階の洋服屋さん、今年の冬の毛皮の状況を見に行きました。
色んなブランド店に多くの毛皮商品が並んでいました。
やはり毛皮はこの時代になってもまだ存在しているのだなと痛感したと同時に落胆してしまいました。。。
この件はまた詳しく後日書きたいと思っている次第です。

毛皮は個人の自由です。
が毛皮を身に着けられる方は、身に着けるだけでも、買うだけでも、
冷たく重たい慈悲を伴わない責任を必然的に負うのだと
自覚してからにしていただきたいのです。

ご自分の着ているものがどんな過程を辿りここにあるのかは
是非ともまず知っておいていただきたいのです。
知っているようで知らない毛皮の過程。

毛皮に興味のない方、大嫌いな方、あまり意識していない方、たまたま洋服に付いていた方、
毛皮がわりと好きな方。大好きな方。色んな方がいらっしゃると思います。
女性にとって、アパレル業界にとって、毛皮はまだまだ切っても切れない関係を持続している現状です。
(25/sep/2005)
こちらは裏コラムとして2005・10より立ち上がりました。
普段のコラムとはチョッと違った視点での
コラムです。

これはキツネの首巻。
ほかの毛皮とは
比べ物にならない程の
ボリューム感
毛質もウサギなどとは
全然違う。


sanova
ラビットファー
見ため的には
かなり乙女心をくすぐる
かわいさ。
タグをみてみてください。
ほとんどが
中国と記されています。
これはウサギ
最近の若い方の
コートは
ウサギが多い
10月コラムへのリンク

8/29 ペットブームU
先月のペットブームTからの一応続きです。
あまり明るい話題ではないのですが、やはりこんな状況は少しでも減ってほしいとの願いでまたこのトピックです。
とあるケース。
ある犬種が流行ると、
その犬種の雌は戦後ベビーブームみたいに産めや増やせやで沢山の仔犬を産みます。
が、やはりそんな自然の摂理に適わない
異常な状況でできた仔犬は、
やはり身体的に異常が認められる子が。。。。
そんな仔犬達は時に異常が明らかに認められる、
にもかかわらず
見た目では判らない、とのことで、時にペットショップで売られます。
そんな犬を買った飼い主は’妙に病気がちな子’だわ、、と少ーし疑問を抱きつつ病院へ頻繁に通う日々。
しかし飼い主はそんな医療費がかかる犬にシビレを切らせ、
しまいにはもう要ーらない・・・(結構かかるんです医療費)
と判断したりする。
そして保健所へその犬を連れていく、又は捨てる(そういうケースも多いようです。)
そうすると、そこら辺を徘徊しているところを捨て犬は保護され保健所へ。
(犬は猫と違い法律上必ず保健所へ連行されます)
そんな犬はほぼ確実に(里親が見つかる可能性は1%。
保護・譲渡者が貰い手が現れそうな犬は引き抜かれる場合も。
しかしその様な引き抜き譲渡をしない保護場所もあるよう)処分されます。
そのような、人間の’事情’で飼うことを放棄された犬猫などは
年間50万匹前後(幸い保護・譲渡団体のおかげで減少傾向!)
・・・1日に1000匹〜以上が処分されていることになります。
保護されてから約3日で処分されます
(・・・米ロスでは同じように保護されても譲渡率90%以上を実現していて
保護期間も3ヶ月と長い、らしいんですが。)

そんな犬猫達には、さらに過酷な運命が待ち構えています。
処分のやり方なのですが完全な安楽死ではないようです。
注射投与ではなく窒息死という方法ですが、一酸化炭素によるものではありません。
コストの面(年間300億円処分でかかる)、
職員の安全性から二酸化炭素で現在行われています。(・・・先進国で類まれなこの処置)

何も悪い事していないのに、人間の勝手な都合で死を強制的に迎えなくてはならない、
更に追い討ちをかけるような苦しみを伴う死は、理不尽だと思う。

この同じ瞬間を生きている今、
保健所の沢山の動物(犬の場合、一度は人間に飼われたことがあるのがほとんど)は、
ただただ死を待つ、という現状なのです。

犬なんか
自力では都会では生きていけません。
捨てられるのも飼われるのも人間次第。
人間によって生死が決まってしまうのです。
救えるのも人間しかいない現状です。