曹丕(曹子桓/魏文帝) > 孟達の蜀の肉料理レシピの詔(全三国文、太平御覧、北堂書鈔より)

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◆白文

A
「新城孟太守道蜀[月者]肫鶏鶩味皆澹、故蜀人作食、喜著飴蜜、以助味也。」(書鈔一百四十七、御覧八百五十七)
(全三国文巻六魏六 文帝三)

B
魏文帝與朝臣詔
新城孟太守道蜀[月者]肫鶏鶩味皆淡、故蜀人作食、喜着飴蜜。
(御覧八百五十七)

C
魏文與朝臣詔云、新城孟太守道蜀[月者]羊鶏鶩味皆淡、故蜀人作食、喜着飴蜜、以助味也
(書鈔一百四十七 )

◆書き下し文

A
「新城の孟太守が道(い)うに、蜀の猪肫鶏鶩は味皆澹(あわ)く、
故に蜀人が作る食、喜(し)は著しく飴蜜し、以って味を助く也(なり)。」

◆現代和訳/通釈文

A
「新城の太守の孟達が語るには、蜀の干し肉やにわとり、アヒルはみな味がうすいので、
蜀の人か作るたべものは、ごちそうにはみな飴や蜜をかけて味を助けています。」

A/B/C
「魏文帝が朝廷の臣に詔をだして言うには、新城の太守の孟達によれば、
蜀の豚・羊・にわとり・あひる(の肉)はみな味がうすいので、 蜀の人か作るたべものは、
ごちそうにはみな[飴や蜜を(たくさん)かけて/飴や蜜で煮込んで]味を助けています。」

◆スレッドの関連ログ(抜粋)

140 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/10(土) 12:44:46
飯といえば、曹丕が孟達に「蜀の料理は味が薄いから蜜で味付けをするって本当?」と尋ねていますね。
当時の食事事情ってどんなものか興味あります。


141 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/10(土) 13:01:10
>>131
そのエピソード好きだw
孫晧は王済や賈充に対する皮肉話も面白いね


142 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2007/02/10(土) 17:30:44
曹丕グルメ杉w


143 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2007/02/10(土) 18:45:29
>>140
あったねw
「蜀の肉って味薄いんだって?蜜かけて食うって本当?」って
おまいもっと他に聞くことあるだろw蜀の内情とか聞いとけよwと思った記憶がww


144 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/10(土) 19:34:53
出典何処だっけ?好きなエピソードなのに思い出せん・・・


146 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2007/02/10(土) 22:50:42
>>144
多分、北堂書鈔


149 名前:1(ry [sage] 投稿日:2007/02/11(日) 02:16:27
>>140-144
Thxです! 自分は全三国文のとこしか読んだことないので、いちおうそこからうpしますー。

全三国文巻六魏六 文帝三より
(白文)
「新城孟太守道蜀[月者]肫鶏鵞味皆澹、故蜀人作食、喜著飴蜜、以助味也。」
(書鈔一百四十七、御覧八百五十七)

(書き下し、適当ですorz)
「新城の孟太守が道(い)うに、蜀の[?]肫鶏鵞は味皆澹(うす)く、
故に蜀人が作る食、喜(し)は著しく飴蜜し、以って味を助く也(なり)。」

(訳、適当ですおorz)
「新城の太守の孟達が語るには、蜀の干し肉やにわとり、鵞鳥はみな味がうすいので、
蜀の人か作るたべものは、ごちそうにはみな飴や蜜をかけて味を助けています。」

[月者]の字がわかんなかったです済みませんorz
蜀は土地が貧しいから、家畜も痩せてるのかな……。というか、曹丕はそんなことを
いちいち聞いたうえにメモして書いておかなくていいと思うww孟達もびっくりしただろうw

全三国文のこのへんは、ライチだの蜀錦だの曹丕のブログ状態でおもしろいですねw。
ちょっとずつうpしてみようかな……


150 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/11(日) 02:25:41

曹丕のブログ(違)は是非とも全文見てみたいですw
気長にお待ちしてます〜


151 名前:1(ry [sage] 投稿日:2007/02/11(日) 03:29:45

>曹丕のブログ(違)は是非とも全文見てみたいですw
これって全三国文からのうpでもおkなのでしょうか。太平御覧とか芸文類聚とか
ちゃんと読んだほうがいいのかな(´・ω・`)ヨンダコトナイ


154 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/11(日) 05:49:02
>>149
×鵞
○鶩
ちょっと原典を確認してみた
御覧八百五十七 魏文帝與朝臣詔
新城孟太守道蜀[月者]肫鶏鶩味皆淡、故蜀人作食、喜着飴蜜。

書鈔一百四十七
魏文與朝臣詔云、新城孟太守道蜀[月者]羊鶏鶩味皆淡、故蜀人作食、喜着飴蜜、以助味也
手持ちの北堂書鈔には校勘記があって、テキストによって
出典を魏略にするもの
朝臣→群臣
[月者]→?
着(著)→煮
という風な文字の異同があるらしい。

全三国文がなぜ「[月者]肫鶏鶩」を採用したのかよくわからんが
北堂書鈔のように「[月者](肫)羊鶏鶩」と読んだほうが
「豚・羊・にわとり・あひる(の肉)」とスッキリ解釈できるような希ガス
ちなみに[月者]=豬=猪
肫もいろいろな意味があるが、肫=豚でいいと思う


163 名前:1(ry [sage] 投稿日:2007/02/12(月) 01:29:16

>>154
Thxです!! SUGEEEEE!!!!! 字が潰れてて見間違えますたです済みませんorz>鶩
なるほどー、要するにどの字でも言いたいことは豚とかの肉だよ、ということでしょうか。
考えてみれば、木牛流馬を発明する必要があるぐらい牛馬が貴重な蜀で、
牛なんてそうそう食べられないですおね。あと>>149 △澹(うす)く→◎澹(あわ)く ですたorz
「魏文帝が朝廷の臣に詔をだして言うには、新城の太守の孟達によれば、
蜀の豚・羊・にわとり・あひる(の肉)はみな味がうすいので、 蜀の人か作るたべものは、
ごちそうにはみな[飴や蜜を(たくさん)かけて/飴や蜜で煮込んで]味を助けています。」
みたいな感じでしょうか。っつか、そんな詔を出されても困るようなwww


173 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/12(月) 04:39:45
>>163
>考えてみれば、木牛流馬を発明する必要があるぐらい牛馬が貴重な蜀で、
>牛なんてそうそう食べられないですおね。

http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1170826884/260-
タイムリーに此処でも話題に上がっている。
取るに足らないような発言でも良く考えて見れば時代背景に繋がるんだな。少し感動。


174 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/12(月) 05:44:33
>>173
蜀でも牛は食える
しかし牛は牛でも水牛だがな!
運搬には使えないが農耕には使えるので結局値段が張るのは間違いないけど


180 名前:無名武将@お腹せっぷく [age] 投稿日:2007/02/13(火) 00:27:29
>>174
水牛もかなり貴重品だぜ
蜀貧しいからな


185 名前:1(ry [] 投稿日:2007/02/13(火) 03:22:32
>>173-174,>>180
Thxです!>>173のスレの↓で予想以上に牛馬が貴重品でおどろきますた。
>馬一頭の値段で霊帝当時、劉備が初任官し た署長クラスの官が買えたくらい。
>牛は屯田制でこれの有る無しで 官民の取り分が一割違ったことを見ても分かる。

>>164のように、豊かな魏でも豆の葉っぱしか食べられない人が
曹植たんが見かけるようなところにたくさん住んでいたのですから、
蜀の市井の人は、水牛といえど肉はなかなか口には入らなかったでしょうねー。
そいで「味があわい」というのは、家畜禽のたぐいが痩せて「脂がのってない」っっーことを指していて、
飴蜜をくわえて脂質(の滑らかさ)を補ったんじゃまいかと台所で思いついたので言ってみるテスト(ry

しかし、曹丕はきちんと仕事しつつも孟達に肉のレシピを聞いてメモっていたと
蜀で血の汗をながしている先主や諸葛亮丞相が知ったら、さぞ気がぬけたことでしょうw。


188 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/13(火) 12:26:17
>>185
中華料理で糖蜜を肉にかける場合子豚の丸焼きや北京ダックなどのような場合もあるよ
皮を糖蜜でコーティングして中の水蒸気を閉じ込める
そうすると水蒸気の圧力が高まって皮に見えない無数の穴が開き口に入れるとホロっと砕けるようになる
これを脆といって中国人は珍重する、らしい
実際にそんな中国人には会った事ないから実際はどうだか知らん


189 名前:無名武将@お腹せっぷく [] 投稿日:2007/02/13(火) 13:05:10
腹減らすなww




188 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/13(火) 12:26:17
>>185
中華料理で糖蜜を肉にかける場合子豚の丸焼きや北京ダックなどのような場合もあるよ
皮を糖蜜でコーティングして中の水蒸気を閉じ込める
そうすると水蒸気の圧力が高まって皮に見えない無数の穴が開き口に入れるとホロっと砕けるようになる
これを脆といって中国人は珍重する、らしい
実際にそんな中国人には会った事ないから実際はどうだか知らん


200 名前:1(ry [] 投稿日:2007/02/14(水) 04:46:19

>>188
あっ、それ食べたことあるです!<脆
外側が飴がけでパリパリで、中の肉はジューシーで、氏ぬほどうまいのですおね(*´Д`)
自分の台湾や中国人の友人でも、これが好きな人はたくさんいるですー。
そうか、飴蜜した肉ってあれのことか……もしそうだったら蜀漢は想定外に贅沢ですねw
#中国では、日本の「おかき」みたいな油で揚げた甘い餅(?)のことを「脆果」と呼ぶですー。
油で揚げてパリっとした甘い味のものを「脆」っつうんだろうか。

#いま気づいたのですが、前スレで教えていただいた↓曹丕の梨の詔
http://www.geocities.jp/sangoku_bungaku/so_hi/pears.html
>魏文詔曰:真定郡梨.甘若蜜.脆若浚.可以解煩飴.
これは、梨の果肉が「脆くやわらかい」じゃなくて「パリパリ(シャクシャク)してる」
と解釈するのが正解ですか? そうなら整合性がとれるよ!( ゚∀゚)o彡゜ウワーイ!!


201 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/14(水) 08:44:20
>>200
脆はサクっとしてホロホロと口の中で溶ける食感
噛む一瞬は歯に抵抗を与えてくれつつも口に残らない
バタークッキーのような食感

ただパリパリしてるのは酥
これは日本でいう醤油煎餅なんかの食感

この2つは似ているようで全くの別物ですんで要注意を
噛んだ後、脆いのが脆、ずっと固いのが酥


203 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/14(水) 11:49:53
>サクっとしてホロホロと口の中で溶ける食感

「ふんわり名人・きなこ餅」みたいな食感か


204 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/14(水) 13:19:34
あれか、カルメ焼きみたいな感じ?


205 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/14(水) 13:29:44
食い物ネタだけに食いつきがいいな


206 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/14(水) 13:44:41
誰が上手い(ry


220 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 02:21:27

>>200-201
>噛む一瞬は歯に抵抗を与えてくれつつも口に残らない
>バタークッキーのような食感
の梨って想像が付かないなw


221 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 02:36:50
>>203
あれ旨いよ旨すぎるよ
曹丕に教えてやりteeeeeeee


222 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 02:40:37
>>221
絶対にレジピを聞き出してメモ取るだろうなw



223 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 02:46:00
そして詔を出す
朝臣一同「(゚Д゚)ポカーン」

いやねマジな話、蜜柑や肉の詔って何の為に出したんだろ


224 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 02:52:36
美味しいものを食べて心を豊に……な訳がないかw


225 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 03:29:26
>>220
あくまでも食感ですよ
梨は梨でも洋ナシのような梨はシャクっと最初の一口は歯に抵抗があるのですが
咀嚼すると途端に梨の果実は影も形も消えうせて口に甘い汁が、鼻には芳しい香りが残るわけです
だから梨は「脆」な食感といわれるんですね
私自宅の庭でラ・フランス栽培してるんですが、皆さんにもこれが「脆」だとご馳走して差し上げたい
食べれば一発で「ああ、これが脆か!」とお分かりいただけると思います
もっとも、今は旬じゃないんであと半年ちょい待ってもらいますけど

>>200
>>1さんの解釈通り「パリパリ(シャクシャク)してる」でほぼ合ってると私は思います
んで>>201でちょっと不案内な解答しちゃったんですが、
脆ってのは油で揚げる必要も、甘い味である必要もありません
一口目には歯触りがそれなりにしっかりしているのに、噛むと一気に崩れていく食感でさえあればいいんです
バタークッキーとか煎餅とか妙な例えを出して申し訳ない
ちゃんとこうやって細かく書けばよかったですね



226 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 03:34:50
乙!だが前スレの結論では
曹丕の梨は洋梨系でなく飽くまで
シャクシャク系の日本梨らしいが…ううむ難しいな


227 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 03:39:05
>>226
洋梨も熟成を待たなければシャクシャクしつつそれでいてみずみずしい状態でも食べられるんです
熟成した梨に比べて香りと味の濃厚さでは劣るのですが、
香りの清清しさでは少し早めに食べた方が優れています
ここ洋梨スレですよね?


228 名前:226 [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 03:40:55
すまん、日本梨じゃなくて「日本梨と同系の中国梨」だったorz
http://www.geocities.jp/sangoku_bungaku/so_hi/pears.html


229 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 03:48:19
前スレの梨の話題の概要

「魏文詔曰:真定郡梨.甘若蜜.脆若浚.可以解煩飴.」

梨はシャクシャクしてる物だ。何故脆く柔らかいんだ?

中国の梨は柔らかい洋梨系なんか?

調べる

やっぱ中国梨は日本梨と同じくシャクシャク系だった

何故曹丕はシャクシャクの中国梨に「脆若浚」と言った?

>>200

あとここは洋梨スレじゃないぞwww


230 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 03:51:47
ここまで梨についてを熱く語り合うことになったのも
皇帝の舌が洗練された繊細なものだからですねw


231 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/15(木) 04:28:30
>>223
この手の詔勅は類書に断片が引用されているのが残っているだけだから
本論は別の所にあった…

と信じたい


248 名前:1(ry [sage] 投稿日:2007/02/16(金) 02:05:12
>>201-
#梨
Thxです! SUGEEE!! ひつこく梨につきあってくださってthxであります(`;ω;´)ゝ
>>229さんのとおりの理由で、中国の梨は、(少なくとも現在は)洋梨系ではなくて、
シャクシャクした日本の梨と同じようなやつなのに、「脆」という修辞はふしぎでなりません。
そいじゃ「脆」=「シャクシャク」ならば整合性があるよ! と思ったのですが、
やっぱり少し違うみたいですねー。曹丕の舌は贅沢すぎだw。

>>223-
食べ物の詔をなんのために出したのか、自分も知りたいですw
薄葬詔のような詔勅のきれはしだったとしても、なぜ葡萄のうまさについてを詔するのかw
国土の開拓とか、農業政策とかの一環で出したのでしょうかー。謎すぎですお……


267 名前:無名武将@お腹せっぷく [sage] 投稿日:2007/02/16(金) 21:30:27
色々醜態を晒しついでにちょっと食べ物の話題延長で

糯・モチモチしたおこわなどもち米の食感
滑・あんかけ等のツルツルした食感
松・柔らかいマシュマロとかケーキみたいな食感
老・古くて固い、火を通しすぎて固い
嫩・野菜が柔らかい食感、半熟で美味い ←→老

咸・しょっぱい、塩辛い
甘・甘い
辛・ピリっと辛い
酸・酸っぱい
苦・苦い

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