プロローグ




 これは、とある世界にある、とある学校でのお話。

  キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン……

カオス・コントン「ふぃ〜、今日から新しい授業でしたっけ?」
鞍馬彰吾「そうだと聞いてますね。噂だと、特別集中講義というお題目で、歴史の勉強をするんだそうですよ」
カオス・コントン「歴史ですかぁ……暗記が色々と多くて大変そうっすね……」
アークス・アルクスト「うーん……俺はちょっと苦手かなあ……」
ヴェルナ・H・エイザー「暗記ですかぁ〜? 私は得意というほどじゃないですけど、慣れてますねねぇ」
カオス・コントン「あぁ、そうでしたねぇ。ヴェルナさんは魔術師やってるから、暗記が得意だったんですねぇ」
ヴェルナ・H・エイザー「でもぉ、歴史の暗記ってやっぱり大変じゃないですか?」
鞍馬彰吾「言われてみれば、確かに大変そうですね……」
フィアーテ・V・S・B「小学校や中学校のテストだと、無駄に年号の語路合せを覚えさせられた記憶があるからな」
カオス・コントン「語呂合わせですかぁ……どんなのがありましたっけ?」
フィアーテ・V・S・B「有名な奴だと……そうだなあ、こいつは日本史の語呂あわせなんだが、『いい国作ろう鎌倉幕府』というのがあったな」
グレイシア・ネウ・カーネリアス「その語呂だと……確か、1192年だったわね」
フィアーテ・V・S・B「ああ、そうなんだが、その年号が役に立ったことってあるのか?」
カオス・コントン「そりゃあ、人より多くのものを知ってるから自慢できるでしょ? それだけでも十分役に立つんじゃないですか? あとは、学校のテストで点が取れることくらいですかねぇ」
鞍馬彰吾「でも、テストや授業以外で役に立ったことって、あるんですか?」
フィアーテ・V・S・B「ああ、俺の知る限り、テスト以外で年号・元号の暗記が役に立ったことが1回も無い
奈津嬉「クイズ番組で年号を当てる問題ならありましたよー?」
フィアーテ・V・S・B「それでも大して役に立ってないだろ?」
奈津嬉「あ……うー」
アークス・アルクスト「それに、暗記するだけの授業というものは正直言って面白くないだろうな……」
グレイシア・ネウ・カーネリアス「うんうん、確かにそうだわ。暗記するだけだったらテスト前日の徹夜で何とかなってしまうもんよ。そのせいかどうかは知らないけど、面白くない歴史の授業って寝ている人が多いでしょ?」
鞍馬彰吾「それは同感ですね。勉強する以上、理科の実験じゃないですけど、ただ暗記する以上のプラスアルファが欲しいですよね」
カオス・コントン「まさにその通りっすよ! やっぱり。歴史の授業には『萌え』の要素が無いとダメですっ!」

グレイシア・ネウ・カーネリアス 奈津嬉 アークス・アルクスト「…………」
鞍馬彰吾【無言でハリセンに手をかける】
カオス・コントン「え、えーっと……その?」
フィアーテ・V・S・B「カオス、そういうのを言う時、普通は『萌え』じゃなくて『燃え』と言わないか?」
カオス・コントン「まあ、そうなんですけど、やっぱり美人の女の子がいると、歴史に彩りが出るでしょ?」
ヴェルナ・H・エイザー「でもぉ、現実世界の歴史で、美人の女の子で歴史に名を残した人ってどれくらいいるんですかぁ? いくら『萌え』と言ったって、出てくる人の数が少なきゃどうしようもないと思うんですけどぉ〜」
カオス・コントン「で、でも、フランスの救国の英雄だったジャンヌ・ダルクがいるじゃないですか! あの人は『萌え』と『燃え』を両方兼ね備えていますよっ!」
奈津嬉「国によって評価がバラバラなところもまた人間として面白いですよね」
アークス・アルクスト「誰かさんに言わせれば、イギリス軍に捕まった後の受難も萌えるってことになりそうだなあ……」
フィアーテ・V・S・B「他には?」
カオス・コントン「そうですねぃ……『真・三国無双』にも顔を出している貂蝉なんかどうです? キャラクターも可愛いし、それに男2人を手玉に取る姿は──」

  すぱーんっ

鞍馬彰吾貂蝉は史実には出てないでしょうが」
カオス・コントン「あうちっ」
フィアーテ・V・S・B「他に有名な女性といったらどういう人間が出てくる?」
ヴェルナ・H・エイザー「うーん、そうですねぇ……ヨーロッパの王族には結構多いですね。後はぁ……男性の王や皇帝を差し置いて国内の政治を牛耳った人もいますねぇ。結構いませんでした?」
フィアーテ・V・S・B「そうだなぁ……中華の国だと、則天武后とか西太后とかが有名だな」
ヴェルナ・H・エイザー「でもぉ、この2人は劉邦の奥さんだった呂后と並んで、中国三代悪女と言われてませんでしたっけ?」
カオス・コントン「悪女ですか……うーん、こいつはまたそそられる響きですねぇ……」

エヴェリーナ・ミュンスター「則天武后は三大悪女の仲間に入れられるほど悪い人ではないそうよ?」

カオス・コントン「ふむふむ……そうですか──って、おおうっ!?」
ヴェルナ・H・エイザー「先生、いつの間に来たんですか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「ついさっきよ。……で、さっきの則天武后のことだけど、上のほうのリンクにもあるように、為政者としてはかなりの手腕を持つ人間よ。このテキストの作者は則天武后のことを中華文明圏の絶頂期を率いた女帝と思い込んでるらしいわ」
グレイシア・ネウ・カーネリアス「かなりの思い込みね……」
エヴェリーナ・ミュンスター「名君だったかどうかは別にしても、三大悪女に名を連ねるのは評価として不当という気がするわ。同じ悪女に名前を入れるのなら、獄死した毛沢東夫人のほうがよっぽど相応しいとか言ってるわよ」
カオス・コントン「おおぅ、いきなり危険な発言ですねぃ」
エヴェリーナ・ミュンスター「これはまだ序の口。今日からの歴史授業は政治的に危険な発言も満載の、ぶっ飛んだ内容になるかもしれないわよ?」
奈津嬉「わくわく、わくわく……」
フィアーテ・V・S・B「『政治的に危険な発言が満載』? どこの国の歴史を勉強するつもりなんだ?」
エヴェリーナ・ミュンスター「とりあえず、席に戻って授業を始めましょう。フィアーテさんの疑問には最初に答えておくわ」



エヴェリーナ・ミュンスター「じゃあ、早速授業を始めましょう。まずはプロローグ……じゃなくてイントロダクションということで、どこの国のことを勉強するかを触れておくわよ」
フィアーテ・V・S・B「ふむ」
アークス・アルクスト「どこの国の勉強なんです?」
エヴェリーナ・ミュンスター「今回のテーマは李氏朝鮮を中心とした朝鮮半島の歴史よ」
フィアーテ・V・S・B アークス・アルクスト 鞍馬彰吾 ヴェルナ・H・エイザー グレイシア・ネウ・カーネリアス「…………」
奈津嬉「李氏……朝鮮ですかぁ……」
カオス・コントン「せんせー、1つ質問があるのですが、いいでしょうか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「はい、何でしょう?」
カオス・コントン「どうして李氏朝鮮の歴史を取り上げるのですか? 他にも取り上げなきゃいけない歴史は山ほどあるはずですよ?」
グレイシア・ネウ・カーネリアス「そういえばそうよね……。日本の歴史教育だと、李氏朝鮮と日本の関係については取り上げられることがあっても、李氏朝鮮の国内情勢に関する話なんて殆ど出て来ないはずよね?」
エヴェリーナ・ミュンスター「確かにその指摘は間違っていないわね。日本の歴史教科書で李氏朝鮮に関して知っておくべきことは、明治時代以降に日本が朝鮮半島に進出し、李氏朝鮮を滅亡させて朝鮮半島を併合したことを除けば、こんな内容で十分のはずよ」

  ●李成桂という人物が高麗を滅ぼし、1392年に成立した国である。
  ●第4代国王・世宗の時期(15世紀前半)に、ハングルが発明されるなど最盛期を迎えた。
  ●14世紀以降、南側・西側の海岸を中心に倭寇の被害を受けている。
  ●16世紀末、日本を統一した豊臣秀吉の攻撃を受け、半島内が戦場となった。
  ●日本軍との戦闘で、海軍の提督だった李舜臣が目覚しい戦果を挙げた。
  ●17世紀以降、日本に朝鮮通信使の名目で使節を度々派遣している。
  ●朱子学を重視する国であり、科挙制度が運用されていた。

エヴェリーナ・ミュンスター「──これだけ知っていれば何とかなりますからね……多分」
ヴェルナ・H・エイザー(李氏朝鮮で科挙って話、授業に出ていたんだっけ?)
エヴェリーナ・ミュンスター「李氏朝鮮の国内政治を見ていると結構楽しいものがあるけど、一般教養のレベルではそんなこと知らなくても大丈夫よ」
フィアーテ・V・S・B「しかし、上の内容だとはしょり過ぎてないか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「そうね。無論、大学入試で日本史や世界史を習得する場合にはもっと知識を仕入れないといけなくなるけど、このコーナーは受験に役立つかどうかは二の次ということにしているから、あまり気にしちゃダメよ」
鞍馬彰吾「身も蓋も無いですね……」
奈津嬉「じゃあ、どうして李氏朝鮮の歴史を勉強しようだなんて言い出すのですか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「理由? 『サイトの管理人が世界史コンテンツに触発されて何か書きたくなったから』ということらしいけど?」
アークス・アルクスト鞍馬彰吾奈津嬉ヴェルナ・H・エイザーグレイシア・ネウ・カーネリアスフィアーテ・V・S・B「…………」
カオス・コントン「……せんせー、たったそれだけ?」
エヴェリーナ・ミュンスター「……それだけ……と答えてもいいけど、実は他にも理由はあるわね」
フィアーテ・V・S・B「まさか、『他に誰も書きそうにないネタを選んだだけ』ってオチはないだろうな?」
エヴェリーナ・ミュンスター「……………………そんなことは無いわよ、うん」
フィアーテ・V・S・B(図星らしいな……)
エヴェリーナ・ミュンスター「でも、ちゃんとした理由もあるのよ、一応」
鞍馬彰吾「例えば、何ですか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「最も身近な理由は、『宮廷女官チャングムの誓い』という韓国のドラマね」
グレイシア・ネウ・カーネリアス「……また、最近ブームの韓流ドラマ?」
カオス・コントン「どうやらそうらしいっすね……。今(2004年12月21日現在)はNHKの衛星放送が放送してるんでしたっけ?」
アークス・アルクスト「そうだったな……。今までの韓流ドラマは現代をテーマにした作品が多いけど、これは1500年くらいの朝鮮を舞台にした話だって聞いたことがあるな」
グレイシア・ネウ・カーネリアス「その時期、朝鮮半島を支配していた国ってどこだったの?」
エヴェリーナ・ミュンスター「それが、今回取り上げる李氏朝鮮なのよ」
フィアーテ・V・S・B「ふむ……そういうことか」
エヴェリーナ・ミュンスター「ええ。そうなると、このドラマを見た歴史好きな方の中に、『じゃあ、その前後の時代はどうだったんだ?』と興味を抱く方が出てきてもおかしくないでしょ?」
アークス・アルクスト「で、その時のサポート用……にこんなものを?」
エヴェリーナ・ミュンスター「そうですね。NHKの韓国ドラマのホームページでも、当時の韓国史や文化についての開設コーナーが設置されているようだけど、そのページとはちょっと異なった視点からの情報提供を行うことが狙いね。韓国のドラマを積極的に紹介するNHKとしては、ホームページ内に韓国の歴史の悪口を書くのは控えなきゃいけないでしょうし」
アークス・アルクストその一言で作者の政治的な姿勢が分かってしまいそうなのは私だけですか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「(無視)……で、この韓国ドラマの存在が、本記事を執筆することになった理由の半分くらいになりますね」
アークス・アルクスト「がーん、しくしく……」
カオス・コントン「え? それじゃあ、理由の残り半分って何なんです?」
エヴェリーナ・ミュンスター現代史と連続している近代史の一部として、李氏朝鮮の立場を再評価してみようという作者なりの試み……と言えばいいのかしら」
フィアーテ・V・S・B「……ということは、やはり日本の植民地支配の問題も関わっているわけか」
エヴェリーナ・ミュンスター「そうね。現代の日本と朝鮮半島の関係を正しく知る為には、日本が韓国を植民地として併合するに至った1860年代以降のプロセスを把握することが最も重要だけど、それだけじゃ植民地化の問題を正しく理解することにはならないわね」
ヴェルナ・H・エイザー「なるほどぉ……李氏朝鮮の歴史を少しでも多く正確に把握していれば、近代における日朝関係なんかもしっかり理解できる……こんな風に理解すればいいんでしょうかぁ?」
エヴェリーナ・ミュンスター「そうですね。歴史を知りすぎて損するということは、基本的には有り得ないからね」
奈津嬉「ふむふむ、なるほどなるほど……」
エヴェリーナ・ミュンスター「あと、最近では韓国における李氏朝鮮の評価が良くなりつつあるって話を聞いたことがあるから、その影響もあるわ」
鞍馬彰吾「その原因は、やっぱり上で挙げた『宮廷女官チャングムの誓い』のような韓国のドラマですか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「ええ、そうね」
アークス・アルクスト「そういや、2001年には、19世紀後期の朝鮮王妃だった明成皇后を扱ったテレビドラマ(※韓国KBSのサイトへ移動します)も放送されたって聞いたことがあるぞ。1年で120回以上のドラマなんて、とても長過ぎてみる気になれないな」
フィアーテ・V・S・B「このドラマは中国でも放送されていたそうだな?」
アークス・アルクスト「ああ。中国では、このドラマの吹き替えの為に放送が一時中断されたところ大騒ぎになったという笑い話もあるがな」
エヴェリーナ・ミュンスター「明成皇后……いいタイミングでいい名前が出てきたわね」
カオス・コントン「その明成皇后ってお姉様がどうかしたんです?」
エヴェリーナ・ミュンスター「実は、日本──特にインターネットの世界での彼女の評価は良くないのよ。明成皇后は、世界史コンテンツを含む日本国内の右系歴史サイトでは『李氏朝鮮の政治改革を阻害した旧時代の悪女』とされ、『朝鮮の西太后』との渾名が付けられることすらあるのよ」
カオス・コントン「せ、西太后ですか」
奈津嬉「『朝鮮の西太后』……って、それはかなりとんでもない評価にならないですか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「その反面、熱烈な韓国国民からは慕われてるんだけどね。ドラマが爆発的ヒットになったり、『国母』と呼ばれたり、彼女の殺害シーンをオペラ歌手が歌い上げた曲が韓国のヒットチャートで1位になったり……
フィアーテ・V・S・B「は?」
カオス・コントン「それって……本当の話っすか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「参考資料があるから、助手の人が用意してくれているはずなんだけど……」

  ガラガラッ

レキリス・キャソル「お待たせしました〜」
エヴェリーナ・ミュンスター「丁度良かったわ。頼んでいた資料、あるかしら?」
レキリス・キャソル「これですね?」

明成皇后シンドローム

(中略)

 このシンドロームは、同年の最高視聴率を記録したKBSドラマ『明成皇后』に続き、2001年末に声楽家・■秀美(チェ・スミ、※1)が参加した「明成皇后」のサウンドトラックが発売されると最高潮に達した。■秀美は、韓国が生んだ世界トップクラスの声楽家で、カラヤンに「神の声」と絶賛された、韓国を代表するオペラ歌手である。オペラ歌手の歌が長い間ヒットチャート1位にあったのは、韓国では初めてのことだった。■秀美のミュージックビデオは、悪徳な日本公使・三浦梧楼が志士らをけしかけて朝鮮の王宮に侵入、救国の希望である明成皇后を無残に殺害する、というストーリーが短くまとめられたものだ。
 このミュージックビデオをサウンドトラックは高価であったにもかかわらず、発売前に30枚以上の予約があり、発売後わずか3ヶ月で数百万枚が売れた。しかし、それよりももっと深刻なのは、韓国の発達したインターネット網を通じ、このミュージックビデオが殆どのウェブサイトに掲示されたという事実である。同年末から韓国のサイトに接続するたびに、閔妃(※2)のミュージックビデオをいやでも何度も診なければならない状況であった。

出典:金完燮『親日派のための弁明2』19ページ

※1:■=上部は「十と田を上下に繋げた字」、下部は「日」。
※2:明成皇后と同一人物。日本側ではこの呼称を使うことが多い。

ミュージックビデオで観る「明成皇后暗殺事件」

 KBS 2TVの人気時代劇「明成皇后」のサウンドトラックのミュージックビデオが明成皇后殺害場面を完璧に再現、関心を集めている。
 明成皇后殺害の全貌は、歴史を初めて習う10代から5、60代に至るまで、多くの人々が好奇心を抱いている歴史の中の主要な場面。今回の「明成皇后」サウンドトラックのミュージックビデオは景福宮(キョンボックン)に侵入した日本の「暴徒」約30人が明成皇后を探して暴れる姿、そして乾清宮前の庭で暴徒の刀の前に凄絶な最後を遂げる皇后及び王世子(国王の世継ぎ)にその死体を確認させる残忍な場面など全て再現された。
 今月中旬景福宮で進められたミュージックビデオの撮影にはイ・ミヨンを始めとした「明成皇后」出演者が大挙参加し、武術スタッフの補助出演者が約500人に達するなど、国内最大規模のブロックバスターミュージックビデオとして制作された。
 制作会社であるGMのキム・グヮンス代表は「徹底した考証を経て、当時の凄絶な状況を完璧に再現した」とし、「明成皇后殺害過程を徹底して隠そうとする日本人の胸を揺さぶる生々しい作品」と強調した。
 「明成皇后」のミュージックビデオが(株)イースターズオンライン(www.estars.co.kr)を通じて公開されるという事実が初めて明らかにされた時、同時に約50万人が接続をしてサーバがダウンするなど高い関心を示した。
 ミュージックビデオは25日ソウル汝矣島(ヨイド)63ビル・コンベンションホールで開かれた「明成皇后」サウンドトラック制作発表会を通じて紹介され、この日の行事ではチョ・スミが主題歌の「私行くの」を熱唱し、歌手のポジション、ヤンパ、ジョン・インクォンなどがサウンドトラック収録曲を歌った。
http://japanese.chosun.com/site/data/img_dir/2001/11/26/2001112600000111126-video.jpg
2001/11/26-11:22(MON)

出典:http://bss.jp/korea/sports/011127.htm#12

エヴェリーナ・ミュンスター「そう、これよ。ありがとうね」
レキリス・キャソル「いえいえ、どういたしまして」
奈津嬉「本当だ……」
アークス・アルクスト「オペラ歌手がヒットチャート1位というのも凄いけど、人口が日本の半分程度の韓国で数百万枚のヒットって一体どういうことなんだ……」
鞍馬彰吾「それに、ミュージックビデオが殆どのウェブサイトに掲示されたなんて……見事なまでの著作権侵害ですね……」
エヴェリーナ・ミュンスター「話を戻すけど、日本では、明成皇后だけじゃなくて、李氏朝鮮の評価は決して高くないのよ。特に、前出した世界史リンク集をはじめとする、日本国内の右系の歴史サイトや時事問題サイトで李氏朝鮮が扱われる時には、『時代遅れ』『隠者の王国』などと形容されることもしばしば」
ヴェルナ・H・エイザー「うーん……」
エヴェリーナ・ミュンスター「明成皇后は極端な例だけど、日本と韓国の李氏朝鮮時代に対する歴史認識にはかなりの隔たりがあるのは事実。今回の授業が、その両者の歴史認識の隔たりを少しでも縮めるきっかけになればいいなあ……と淡い期待を抱いているんだけど……」
フィアーテ・V・S・B「それって無理なのでは?」
エヴェリーナ・ミュンスター「授業前からそんなこと言わないで下さい……」



エヴェリーナ・ミュンスター「とりあえず、授業の進め方だけど、講師は私を含めて5人にするわ」
カオス・コントン「5人っすか?」
エヴェリーナ・ミュンスター「ええ。1人目は私。2人目は……講師と言えるかどうか分からないけど、今資料を持ってきてくれたレキリスさん。彼は助手ということでこれからもずっと出てくるわよ」
レキリス・キャソル「どうぞ、この道化にお任せ下さいませ」
エヴェリーナ・ミュンスター「……で、残りの3人ですけど、今から紹介しますね。……それじゃ、皆さんどうぞ!」

  ガラガラッ

ボルジア家の端役「よっ、邪魔するぜ」
刀和祥子「お邪魔します〜」
空有紗「こんにちは」

エヴェリーナ・ミュンスター 「それじゃ、簡単な紹介と役割分担ね。まずは端役さん。彼には主として国内の政治情勢を扱ってもらう予定でいるわ。李氏朝鮮は内部抗争が意外と多い国だから、出番はとても多くなるはずよ」
ボルジア家の端役「というわけで、よろしくな。俺の得意とする話もいくつかできそうだからな、今から結構楽しみだぜ」
グレイシア・ネウ・カーネリアス(得意……って、拷問とか処刑とかいった話も入るわけ?)
カオス・コントン(おおう……怖いっすねぇ……)
ボルジア家の端役「……そこの2人、後で体育倉庫に来てもらうことになってもいいのか?」
グレイシア・ネウ・カーネリアス「うにゃ〜〜〜〜〜〜」【慌てて首を横に振る】
カオス・コントン「い、いえ……謹んでお断り申し上げまする」
ボルジア家の端役「……では、次の先生の紹介を頼むか」
エヴェリーナ・ミュンスター「そうね。続いては刀和祥子さん。彼女の主たる領域は朝鮮歴代王朝の外交・貿易関係になるわね。日本の植民地問題を扱う時も出番は多そうよ」
刀和祥子「というわけで、皆さんよろしくお願いします。タダの歴史オタクじゃないことを証明して見せますね」
エヴェリーナ・ミュンスター「そして最後に空有紗さん。彼女にはアドバイザー的な立場で授業に加わるけど、戦争に関しては色々と助言や解説を頼むことになるわね。私達5人の中じゃ一番戦史に通じているからね」
空有紗「んー、まあ、そんなわけでよろしく。まったりと勉強しましょうや」
フィアーテ・V・S・B「そういや、社会問題や文化については誰が取り上げるんだ?」
エヴェリーナ・ミュンスター「状況次第だけど、おそらくは私が行うことになるわね。歴史のテスト勉強ではいつも頭を悩ませるところだけど、今回は勉強に役立たなくても、一般教養や与太話のネタとして李氏朝鮮の知識が身に付けばいいと思っているから、気楽に楽しくいくわよ」
グレイシア・ネウ・カーネリアス「それじゃ、早速李氏朝鮮の建国の話──」
ボルジア家の端役「おっと待った。その前に、話をしなければならないことが山ほどあるぞ」
カオス・コントン「まだ始まらないんすかぁ?」




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