壷と2人の顔に見える

ルビン「ルビンの壷(ルビンの杯)」(1915年)
デンマークの心理学者ルビンが1915年に発表し、「図地反転図形」の存在を初めて紹介した。
」とは、形として認識される部分、「」とは、そのとき背景となる部分を指す。
壺が図として認識されるときは、その他の部分は地であり、2人の顔が図として認識されるときは、その他の部分は地である。壺と2人の顔が同時に見えることはない。

壷と2人の顔に見える

作者不詳「神秘的なつぼ」(19世紀末)

壷と2人の顔に見える

福田繁雄(1976年)

壷と2人の顔に見える(陶芸作品)

福田繁雄「ルビンの壷のようなフクダの壷」(1977年)

上下に2人の顔、左右にも2人の顔が見える

福田繁雄(1971年)

2人の女性に見える

福田繁雄(1985年)

トランペットを吹く男性と女性の顔に見える

シェパード

男性と、女性の顔に見える

福田繁雄(1977年)

柱と女性たちに見える

シェパード

女性たちと別の女性たちに見える

福田繁雄(1986年)

女性たち(上半身)と女性たちの脚に見える

福田繁雄(1985年)

手と足に見える

油谷勝海「手から足から手」
中央の骨のところで、手と足が入れかわっている。

2方向へ飛ぶ鳥

エッシャー「昼と夜」(1938年)
図と地の反転が不思議な流動感を生み、あたかも鳥たちが、互いの体の間をすり抜けるようにして飛んでいるように見える。
類似のエッシャーの作品を、「2次元から飛び出す」の項でもいくつか紹介している。

カナダの国旗

周囲の白い背景をじっと見つめていると、2つの怒った顔が見えてくる。



目次に戻る