サクラマス釣り養成講座
サクラマス釣り養成講座 (瀬尻三角理論)

大型サクラマス釣り養成講座(大岩魚含む)
『エキスパート編』2016改訂版(随時改訂追加)


2004.5.17大型サクラマス♂705.02015.6.23大岩魚♂612.8

プロローグ
  初めに断って置きますが、ここで提唱する事はハッキリ言って初心者には分りません。
多分理解不能ですからこのファイルについては最低10年以上サクラマス釣りの経験を積まないと納得するのは無理かも知れません。内容が分からなくてもこの通りにやってみてください。あなたが普通の人より研究熱心な釣り人ならそれほどの時間を費やさずにもいずれ分る時が来ると思います。それほどディープなファイルですから一切妥協はしませんし、初心者向きには書きませんからそこの所はお許し願います。

 サクラマス(サクラマスと呼ばれる鮭のこと、学名オンコリンカス マスマス)はヤマメと同じ魚です。まったく同じです。だから、サクラマスであるとの定義はあいまいになるのが実は普通の事なんです。世間一般にはパーマークのある物はヤマメで、無い物がサクラマスと分類するのが適当なのでしょうが、「パーマーク=幼魚紋」なので小さい時にはサクラマスの稚魚を含めほとんどの鮭科魚類の稚魚にはパーマークがあります。鱒=鮭の矮小型と言っても良いでしょう。何故なら、陸封魚になっている鱒(トラウト)と言われる魚が海に行けば鮭(サーモン)になれるのですから。


ヤマメ→サクラマス
イワナ→アメマス
オショロコマ→ドリーバーデン(日本のは亜種説もある)
ニジマス→スチールヘッド
ブラウントラウト→シートラウト
ヒメマス→レッドサーモン(ベニザケ)
と言った具合です。

*注 トラウト(陸封の鱒)になれないシロザケやピンクサーモンやキングサーモンなども居るので逆に鮭(サーモン)の全てがトラウト(陸封の鱒)になれるとは言えません。
サクラマスの子供は15cmぐらいでほとんどスモルト化していてパーマークが薄くなったり消えたりして銀毛と呼ばれるピカピカの銀色一色であるサクラマスだし、50cm近くでもパーマークのあるヤマメがいる事もあるのです。

専門の先生に聞いたところでは、「ヤマメもしくはサクラマスの稚魚が孵化してから成長をする過程の河川に居る1年目で、多量の餌を摂取し翌年の春まで16〜17cm以上になればヤマメとして河川に残留して成長出来る個体として生きられ、そこまで成長出来なかった個体は成長の場を海に求めより多数の種の存続をはかったと思われる。だから、北海道、東北では冬季に餌が少ない為、成長が悪く、海に降りる個体が全体的に多い。メスが特に多くサクラマスになり、オスがヤマメとして河川に残り易いのは気の強いオスの方が力に勝り成長が早い為である。以上の理由で暖かい地方に行くほど冬でも餌に不自由しない為メスでもヤマメとして河川に残留する個体が多くなるようだ。近年の放流ヤマメは多くが南方系であるのか、暖冬や何らかの影響で成長が早いのか河川残留型が多く、ヤマメを放流してもサクラマスの増殖には結び付かなかったが、水産試験場や研究施設の努力の結果スモルト化した稚魚を育てる技術が確立した為、効率よくサクラマスを放流できるようになり、オスのサクラマスの割合も増えた。」との事です。


*注 山形県でサクラマスを釣って漁協に登録してくれれば記念に進呈される【サクラマスバッジ】

私個人的にはサクラマスと呼ぶに相応しい風格の魚は海に行ってきた最低50cm以上の魚、欲を言えば60cm以上であって欲しいのですが、30cmでもサクラマスという人は居るし、大きな川やダム湖や湖沼で育った陸封型サクラマスも存在するし、ヤマメとの中間とも言えるパーマークが消えかかったシュードスモルトと呼ばれる擬似銀毛やグリルスと呼んでいるどっちつかずの30〜40cmの魚、更に40〜50cmの中型サクラマス、全てサクラマスと言って間違いではありませんが・・・。
それらをサクラマスとして一つの枠に入れるなら私のサクラマス釣果は餌釣りやテンカラやフライフィッシングで年間1,000〜3,000匹以上毎年ヤマメからサクラマスまで釣っていた20代の頃から現在まで数千匹〜1万匹以上にも至るのです、もちろん現在の私は50cm未満の魚についてはサクラマスとしてのカウントはしなくなりました。
そんな多数のサクラマスの中でも私の記憶に残るのは60cmオーバーの大型サクラマスのランディングと獲れなかった70cmオーバーの超大型サクラマスの事ばかりです。

その大型サクラマスのヒットポイントはかなり偏って居ますが、ポイントを見渡すだけで私は確信的に定位スポット(初期はショートステイスポット)はここしか無いだろうと特定出来ます。もちろん、この釣りの難しさは絶対数が少ない為、実際は確信を持って狙ったポイントに肝心のサクラマスが居る事の方が少ないと言う事ですが・・・。


大型サクラマス大岩魚のポイント
(瀬尻三角理論)


『初心者編〜上級者実釣編』でも述べていますがどんな河川でも初期は河口や下流域の堰堤の上下や流れが強くないトロ瀬、平坦な中でもスポット的に深くなった溝やかけ上り、湧き水や支流との合流点を狙う。5〜6月からは下流から遡って、川幅が狭くなるのに比例して臆病になっているので、朝晩は瀬尻やトロ瀬やリフルなどの明るく開けたポイントで警戒心の薄い魚を広範囲に面で攻めて、日中は荒瀬脇や大岩・テトラ際などの身を隠せるところ中心に狭い範囲を点で狙う。粘りが必要な河口付近とは違い無駄な小場所など、どんどん飛ばして移動するほうが大物との出会いは多くなる。
増水時は堰堤上のプール、トロ瀬、瀬頭、瀬脇、岩など障害物の後ろ、カーブの後半。
渇水時は堰堤等の段差の直下、荒瀬、瀬尻、岩など障害物の前、カーブの前半、テトラの際、に付いてます。
と言うようにサクラマスのポイントはヤマメのポイントに近いです。ヤマメの居る渓流や本流をスケールアップした物として捕らえると考えやすいでしょう。トロ・トロ瀬・瀬・荒瀬・瀬尻・瀬頭・瀬脇・リフルなど何処にでも居ます。
ただし、サクラマスはヤマメよりはるかに強い流れにも平気で定位します。中でも大型のサクラマスや尺をはるかに越える大ヤマメは長めの荒瀬が終わる瀬尻に多いのです。
これは大ヤマメの場合荒瀬には餌獲りの魚が少ない為に途中搾取されないで瀬尻に餌が集中しやすい、強い流れに定位出来ない小さなハヤや色んな魚の稚魚が流されてくるから格好の餌場になるなどの理由からだと思います。
大型サクラマスの場合は次の溯上時までのタイミングを待つ為、波立って空気がかき混ぜられて荒瀬から流れてくる水は溶存酸素量が多いと言う事と大小のサクラマスが同じ瀬尻で交錯すれば、より強く大きな個体が一番良い場所を独占する事は間違いないと思われるのです。
↓それから好ポイントで大岩魚(時に60cm級)が出る時はサクラマスが居ない時です。




基本は
・増水の瀬頭(瀞尻の掛け上がりから下流の瀬の始まりまで)
・渇水の瀬尻(瀬の三角模様が終わる所から開きまで)
これを堰堤に当てはめると
・増水の瀬頭は堰堤上プールの終わりに近い部分
・渇水の瀬尻は堰堤の白泡の切れから強い流れの終わる所まで
あと暑い日中は瀬の中の大石、テトラの残骸の前後、荒瀬の両サイドです。 これでほとんどの川で、どのポイントでも規模に差こそあれ解決できるのです。 たまに違う所にも居ますがそれは落ち着いてテリトリーを形成しているのでは無く、移動中なんです。一般にそれを出会い頭でのヒット(交通事故)と言うのです。







条件

私はこれまで色々なサイズのサクラマスを釣って来ました、仲間や他人の超大型サクラマスのヒットも見てきましたが、50cmクラスの中型サイズ〜60cmぐらいの平均的なサクラマスは特に条件と言うものを感じた事はありません。一時まだ未熟な時に潮の干満とヒットは関係があるとか大潮の時が良いとか関連付けて考えた事はありましたが、河口部では多少あるのかも知れませんが、中流ではもちろん下流部ですら潮と関係ないヒットが多く見られるようなので、先入観と言う観点から見てもマイナス要素はあまり気にしないほうが期待感を持って釣りをする上で良いではないかと思うようになりました。みんな自分の釣行日が大潮の日は今日は良いかもと都合よく考える事は悪い占いは見ないで良い占いだけを信じるようなものでポジティブな考えとして正解だと思います。
しかし、70cmクラスの超大型サクラマスには釣れる条件と言う物があるように思います。それは気圧の谷が通り大荒れの天気に成り掛けていて泥濁りになる寸前や泥濁りからの澄みはじめと言う他の釣り人があまりやっていないホンの短い時間帯が確率が高く超大型サクラマスの70cm前後がヒットしている感じです。私の70cmも大雨で笹濁りが強くてランディングした後も断続的に降る雨で、濡れると壊れ易いデジカメを出すのがためらわれたぐらいでしたし、釣友の佐々木氏の73cmは更にひどい天候で泥濁り寸前での撤退覚悟の時に出た起死回生の超大物サクラマスでした。もっとも確率だけの問題でピーカンの渇水でもヒットはしていると思いますが。


釣り方

釣り方の分類

スプーン
錘を付けた餌釣り(脈釣り)やニンフの釣り。

フローティングミノー
錘を付けないウェットフライや餌での水面釣りやドライフライ、逆引きやU字ターンはストリーマーの釣り。

シンキングミノーやディープダイバー
シンカーを付けたりシューティングヘッドを含んだシンキングライン使用のウェットフライやストリーマーでの釣り。


と考えれば釣り方別に合っているポイントがあり、更に水温による付き場の違いや瀬やトロなどそれぞれに向いているポイント合わないポイントがあるので臨機応変に変えなければいけないのです。それをオールシーズン同じところでやっている事は愚であり、逆もまた真なりとは言え一般には効率的ではないのです。


季節別の攻め方
★2014年から山形県のサクラマスは3月1日解禁に変更になりました。赤川・最上川含め2月末まで全河川全面禁漁!それ以外の月光川・日向川・五十川・温海川・庄内小国川・鼠ヶ関川のサクラマスは4月1日渓流釣りと同じ解禁!山形県内の渓流釣りは1995年まで実施していた4月1日解禁に戻りました。渓流と中小河川のサクラマスは3月末まで全面禁漁です!1月2月の釣り方は参考にとどめて他県の解禁河川でお試しください。
1月〜3月



低水温時、河口から下流部までの釣りは特殊ですが河口での宝くじ的ヒットや通過中のサクラマス以外は下流部とはいえ束の間のショートステイポイントがあります。かなりの低水温時はもう少し緩流帯に休んでますが、そんな時はどうせ釣れません。ヒット率を上げるには悪条件や悪天候の時に無駄な釣行はしない。何とか活性がある時は流れに変化のあるところ、ストラクチャーのあるところがヒットポイントです。中でも流れが集約して三角が出来ている瀬尻の頂点から下流の波が消えかかって少し開いたところ。ここが大型サクラマスのショートステイスポットなのです。これは赤川で言えば3段から河口までの間に私が数えると毎年10箇所前後(年によって底が変化するので変化します。)あります。たとえば代表的3段ではこんなところです。○は全てポイントですが、特に◎のところが大型サクラマスの定位場所です。この大型サクラマスショートステイスポットは水量によって大きく前後に移動し、小さく左右に移動します。




この時期こう言うところは圧倒的にスプーンで釣った方が有利です。迷う事はありません、この三角の頂点に当たる地点の右岸か左岸にキャスト位置を確保し、三角の頂点より上流に向けて水量により底を取れる重量のスプーンを打ち込み三角の頂点で底を取れるように調整し、底に着いたらそのままラインスラックだけを巻く感じでリーリングすれば、サクラマスが居るなら間違いなくヒット!






後は大あわせに合わせて確実にフッキングさせれば下流部は足場が良い所が多いため楽しいファイトが待っているだけです。スプーンのカラーは好みで良いですが、セオリーとしては渇水、清澄、低水温、低活性時はブルーやグリーン系に実績があり、増水、笹濁り、水温上昇傾向、高活性時はレッド系への反応が圧倒的です。




4月になりジワジワと水温が上昇し出すとサクラマスは幾分底を切ってもヒットしてくるようになります。こうなると確率の問題でディープダイバーの出番です。しかし、盛期とは違い強いてアクションを付ける必要はありません!自分がステディーリトリーブに飽きる為に付ける程度で良いでしょう。




4月中旬まで山形は冬と思った方が良く、まだまだ、中流の季節では無くて、最上川や赤川下流で頑張ったほうが良い結果になりますが少しずつ中小河川も視野に入れてベテラン勢もそわそわしてきます。サクラマスにも少し動きが出てきて瀞尻〜瀬頭にかけてのリフル前部、鏡の部分で良くヒットします。 しかし、大型はやはり瀬尻下流部の開き後部で流れのスジに絡んで付いています。瀬尻やや上流に立ち、瀬尻付近を飛び越させて対岸側へクロスにキャストしてそのスポットをゆっくり斜めによぎらせるようにかなり遅いスピードでステディーリトリーブするか、巻かないでトゥイッチングのみ、もしくは小刻みなストロークでのシェイキングで通過させるとバイトします。 ここはかなりの水圧が掛りますからヒットしたら走らせないでガンガンポンピングして釣手側に頭を向かせないと下流に走られ長いファイトになりバレが多くなります。何とか手前まで寄せたら逆に冷静に走りに備えラインブレイクや口切れを防ぐ為ドラグを緩め緩流帯に引き込み弱るのを待ち、抵抗する動きが止まり一瞬でも横になったら素早くランディングします。

5月、いよいよサクラマスのルアーフィッシングも盛期に入り、年にもよるが5月連休の前後にはスプーンやディープダイバーは雪代が残っていたり、深場のみで使用し、メインはシンキングやフローティングのミノープラグで軽快なロッドアクションを駆使し中流域にテリトリーを形成し定位したサクラマスをしつこく誘う。時には水面までも追いを見せるやる気充分な大型サクラマスを釣り上げる最大のチャンスとなる。





瀬尻や瀬の中にあるテトラや大石や流木などの身を寄せることが出来るストラクチャー脇に定位して活性が低い時はまったく動かず、活性が高い時は大胆な追いを見せる。実績あるポイントでストラクチャー脇を直撃してしつこく誘いたい時はシンキングミノーを流れに定位させてなるべく直上にキャストポイントを確保して、大型サクラマスが居ると確信したステイスポット下流までキャストし少しずつ近付けてここぞと思うところで大きくシェイキング&ジャークを繰り返すとドン!とヒットする事がある。



写真にある633.2圓離僖鵐僖鵑離汽ラマスはまさにその典型的ヒット例で荒瀬の中間にあるテトラの残骸にゴミがたくさん引っかかったポイントでフローティングやミディアムディープミノーで幾らやっても出なかったのがシンキングミノー「オプセル」オスプレイ/sky-pass916gでヒット!水圧が掛り下流へ引っ張られる重いローリングの後にジャンプやヘッドシェイクを繰り返し、一般のミノーならかなりヤバイ状況をこのルアー独特の遊動フックシステムのおかげでスリルを味わいながらも安心してランディング出来ました。





ポイントが静かな時や朝一番にはライズしている大型サクラマスが居る事も良くある。それが一定の場所でライズを繰り返しているようならもう獲ったも同然の時があります。
ライズをしているサクラマスやライズ後の ライズリングを狙ったサイトフィッシングと言うエキサイティングなゲームで写真のような70cm5kgの大型サクラマスを手にする事すら夢ではないのです。





瀞場〜リフルにかけてメチャクチャに跳ねているサクラマスは中小型が多く、瀬尻からトロ瀬手前までの流れのスジが確認できるようなポイントであたかも大型ヤマメや大イワナやレインボーがカゲロウやトビケラを捕食している時のようにフィーディングレーンを確認できるほどの流れのスジでライズしているのは確実に食ってきます。





ヒット後は、このぐらい大型になると小刻みにバタバタブルブル走り回る50cmクラスのような忙しいが軽い引きではなく、重々しい鯉のような引きですが、持久力は半端でなく気を抜くとかなり下流に走られますのでドラグを1.5kg設定以上にして置いて水面で必要以上にバタつかないようロッドを倒し気味にして横のポンピングで注意深く寄せてきます。





目の前まで寄せて来てもランディング寸前で突然走りだしたり、大きな振幅でバッタン、ザッパーンとロッドごと引っ張るように大きな首振りをして頭が下に向くと更に潜る時があるのでドラグを必ず緩めて鈎が外れたりラインブレイクに備えて置く事です。この時もやはり遊動フックシステムでサスペンドのオスプレイ/リトルジョン9cm11gでヒットしたので上手くランディング出来ました。





6月、気温が上がり、更に水量が日々減ってくるにともなって水温が上昇して来ると大岩魚やサクラマスは朝夕はトロ瀬やリフルに居る事があっても日中は荒瀬尻から荒瀬の中まで入ってくるか、日の当たらない木陰や岩盤の溝、流れの当たるテトラや大岩の際に付いている例が多い。こうなると広範囲を攻めるU字ターンや横からのアプローチではテリトリーのあるステイスポットを通過する時間は一瞬にしかならず、深追いをしないこの時期の日中ではヒットは望めないものです。








この場合は定位していると思われるスポットを直撃しある程度の時間ルアーを見せてアピールする為に定位スポットに流れていくスジの上流に立ち定位スポットを少し飛び越して着水させ、ゆっくり近付けて最初は軽くシェイクして食わない時は段々と強くシェイキング&ジャークで何度も同じラインをトレースしてやると多くの場合たまらずに食ってきます。







朝などにライズやもじりがあったポイントでも


日中はその付近で一番強い流れになっている荒瀬の中のテトラ際や瀬尻に的を絞って定位スポットとして確信的に攻めて見ると結構当たるものです特に大型は結構強い流れに居る時が多いです。








ロッドアクション



これを誤解している方がたくさん居ます。竿を巧みに動かす小手先のテクニックであり、かっこ良く釣るまたは見せる為のスキル論であり、魚なんてどうやったって釣れる時は釣れるよと。確かに釣れる時は何をやっても釣れますが、ステディーリトリーブだけや不適切なロッドアクションでは釣れるサクラマスや大岩魚も釣れない時があるのです。



















はじめからロッドアクションは竿を動かすと言う事ばかりに目を奪われている人がかなり多いです。本当に重要なのは水中のルアーの動きだという事を忘れている人も居ます。だから同じロッドアクションをしても、硬い竿、柔らかい竿、長さ、一つ一つのルアー自体の固有の動き、これによりまったく違うアクションを与える事になります。たとえば柔らかい竿でやればかなり派手なロッドアクションをしているように見えても水中のルアーはそれほどアクションしませんし、ロッドが固ければ地味で控えめなロッドアクションに見えても結構動きがあるものなのです。
だからはじめに各々が使用するロッドを使って、水中のルアーの動きを全て把握してからで無いと適するアクションは出来ません。使用するルアーがバランスを崩すスピード、流速を考え、それ以下の速度でロッドを操作しないと水中で回転したり撚れたりフックにラインが絡んだりします。意図的に時々ヒラを打たせて誘うのは良いのですが、安定していなければならない逆引きでのスイミング時に勝手に撚れるのは水面から飛び出したり、回転したりして不必要な水中音を発したり悪い面で目立ち過ぎポイントが荒れてしまいます。サクラマス用に作られている9兪宛紊離潺痢璽廛薀阿箜銅錣離好廖璽鵑呂△泙蠡腓なストロークで動かすと簡単にバランスを崩す物が多いものです。
ミノープラグの場合リップに水を受けてこの圧力を逃がす時に首を振りウォブリングやウィグリングといわれる大小のアクションを逆引きではリトリーブしてない時、止水に近い状態やアップストリームの時にはステディーリトリーブしているような安定したスイミング時にしている訳ですが、それを意図的にダートアクション(突っ込むような動き)させ左右への突っ込みを1往復させるのを1回のシェイクストロークで行うつもりでやるのが私のシェイキング&ジャークのやり方ですので海用に多いウォブリング系のミノーでは、シェイクストロークは大きめで、渓流に多い小刻みに動くウィグリング系のミノーは、より小さなストロークでやるのが合っています。大まかな目安としてはプラグの全長をシェイクの振幅としてやると良いでしょう。止水に近いところや魚が大きい海などでは全長の倍くらいまで追い付けるし、流れの速い荒瀬のダウンストリームではプラグの全長が追い付ける限界になる場合もあります。この移動距離が大き過ぎると捕らえ切れずに浅掛りやミスバイトやスレに成り易いです。でもヒットしないよりは結果が出るからマシかも知れませんね。

大イワナならテリトリー意識+捕食がどちらとも分析できない一体の行動ですが、サクラマスなら捕食の記憶、テリトリーを示す威嚇行動のスクランブル、この2つを喚起させる一石二鳥のロッドアクションによるダートアクションの演出が「シェイキング&ジャーク」です。 狙う魚の遊泳速度と追い切れるギリギリのルアー移動距離を身体で覚えなくてはなりませんが、セオリーとしては小さい魚は小刻みな振幅のシェイク、大きな魚は速い速度の大きい振幅のシェイクで誘い、糸ふけだけジャークしてまた最初の位置に戻す時にポーズ(ルアーがステイ)するのでそこがバイトのタイミングになる訳です。

その侵入者(侵入魚)を演じるルアーはサクラマスにとって何も危害を及ぼさない普通に泳ぐ小魚であったり、サクラマスが負けそうな(不可解な)恐怖を感じるものであっては、余程気が立っている時でなければ無視か逃走されてしまいます。それが盛期に合わないステディーリトリーブであり、やり過ぎのアクションなのです。その点を踏まえて海・荒瀬・トロ瀬・瀞場など流速に考慮してルアーに掛る水圧抵抗が高かったら小さく、抵抗が弱かったら大きく、臨機応変に行うのです。



逆引き(ダウンストリーム)と言う釣り方について

いよいよ核心です、より効率の良い釣りを目指して!
一般に多用されるクロスストリームやアップストリームのようにU字を切ったりして扇状に幅広く面や線で探る釣り方は、何処に居るか分からない魚やうぶな小物を含めたスレていない魚にはサーチする事にもなり、初めてのポイントやポイント把握の出来ない初心者にも大変理にかなった攻め方であり、数多くの魚と出会えるし、無理の無い自然な釣り方だと思います。ただし、大も小も魚のサイズには関係なくそのポイントで一番最初に遭遇した魚からヒットするので場荒れする、あまり追い気の無い定位している大型魚などでは見ている時間が短く追いのスイッチが入らない内に通過となる事もあるかも知れないのです。

などの点でみんながやる一般的な事は当然平均的釣果を目指すなら正解ですが、数々の修羅場をくぐった大型のフィッシュイーターはもちろん、食い気は無くてもテリトリーのある大型魚に対して、アングラーがポイント全体の中で目的の大型魚の定位しているスポットを確信的に推測出来さえすれば私が多用する逆引きと言う釣り方はテリトリー内にルアーを留めて長い時間ルアーを見せると言う効果で大型魚の興味を引く、テリトリーに侵入したルアーに対してスクランブルを掛けるスイッチを入れられるという要素だけは突出しているのです。そのポイントで1番の大型しかいらない人には余計な小物を出して場を荒らす事はやってはならない失敗なのです。
  だから、最初から逆引きでサクラマスや大型岩魚の定位スポットと思われるところからイキナリ釣り始めて、駄目なら細かく探れば良いのです。はじめ手前の浅い所や小場所から始めて段々と核心部分へ近付けて何て言うマシンガンキャストや全面釣りなどの釣り方は数釣りの渓流での常識ですから捨てなければ大物釣りのエキスパートにはなれません。釣りを長くやってると誰でも経験があると思いますが、数釣って行く内にいつか当たるだろうと思って小場所や浅場を先に釣っていては場を荒らして大物を追い散らしている事になりデカイ魚影が見えた、泳いで行ったと驚く事ばかりで、生涯の大物のヒットに出会わずに終わってしまう可能性もあるでしょう。まあ、でもそのほうが超大物バラシも無いし心臓には良いかも知れませんが・・・。





初期の大型サクラマス限定、スプーンでの釣り方

渓流や盛期の本流山女魚やレインボーと違い初期のサクラマスには中層と言うレンジは重要ではない。もちろん中層でも間違いなく釣れるのであるが、初期はヒット効率が悪いし浮いてくるのは50cm台の小物が多い。中層のメリットはロストが無いぐらいであるが、サクラマスフリークがロストを気にしてたら釣りになら無いと思う。ただし、スプーンのブランドや価格などは何にも関係なくヒットするから低価格でも浮き上がらない回転し難い物でさえあれば何でもかまわない。大物を釣りたければ、大物ショートステイスポット直前で底を取れるように計算して上流にキャストし、流れに馴染ませ底を感じたらラインスラックだけを巻き取って行くだけで良いのである。飽きたら少しずつジャークやシェイクを加えてみるのも良いが基本的にはステディーリトリーブが1番である。要は自分のキャスト位置よりサクラマスショートステイスポットをやや上流に設定してあるので自分の位置を過ぎたらもうリトリーブはほとんどしないでスプーンを浮き上がり気味に通過させる事を心掛けると良い、底を取ったところから自分の位置を過ぎて浮き気味になるところまでの間にドン!と来る事が多い。後は長々と下流まで流してもスプーンは回転したり流芯を逸れると失速して浮いていたのが再び落下し易くなり根掛かりしたりして何も良い効果は無い。岸際の巻き終わりに近い手前の掛け上がりでのヒットだけを期待して底スレスレを意識して速やかに回収した方がプロセスタイム的にもロスが無くて良い。もちろん、フックは丸セイゴ16号〜20号などのシングルやシングルの2本付けに変えて置く事はもはやサクラマスばかりではなく全てのスプーンフィッシングのバラシ対策として常識と言える。前述した通りスプーンのカラーは好みで良いですが、セオリーとしては渇水、清澄、低水温、低活性時はブルーやグリーン系に実績があり、増水、笹濁り、水温上昇傾向、高活性時はレッド系への反応が圧倒的で大型は何故か赤金に釣れる例が多い。

スプーン横着釣法(ノーリートリーブオバセ釣法)

私が時々飽きてきた時にやる釣法に18g以上のスプーンを↑の通りにサクラマスショートステイスポットの所で底を取るように計算してキャストするまでは一緒で着底したらラインスラックだけ取り、後はブッ込んだまま脈釣りのようにノーリトリーブで竿先のアタリに意識を集中して根掛かりを含めて変化があった時に大アワセをする釣り方があります。しかしこの横着釣法は10ポンド程度の細いラインでは強度不足と流れの抵抗が無さ過ぎて成立せずにほとんど根掛かりでロストしてしまいますので、この釣法だけは16ポンド以上に太くして結構な根掛かりすらフックを曲げたり根掛かりごと回収してしまうライン強度と水流抵抗を利用した特殊なものになります。渓流の餌釣りをする方や鮎釣りをする方ならご存知でしょうが、水中にあるラインが水の抵抗により大小に孕んでスプーンにオバセをした状態を作ってやるのです。流れの遅いところでは水面近くまでロッドを倒し水中に入れるラインを多くしてオバセを大きくしてスプーンを引っ張る力を大きくしてやり、流れの速いところではロッドを立てて水中に入れるラインを少なくしてオバセを小さくして調節しながら流すのです。渓流の重めの錘を使った餌釣りのように時々底のコツコツと言う感触を感じながらアタリを感じてアワセをするのです。「釣り東北」誌上や2004年の初釣行初ヒットでも取り上げてますが、これまでも何匹かこれでものにしてますから底をイメージ出来ない人はデタラメにリトリーブするよりは遥かにサクラマスヒットにつながる有効な釣り方かも知れません。2005年は後ろ向きで雑談中に釣れてしまったり、DVD&ビデオ撮影中にも釣れたので出来過ぎでしたが・・・。






大型サクラマスや大岩魚限定、ディープダイバーでの釣り方

まだ水温が安定せず10℃以下の日が多い時、盛期でも雪代や霜、異常低温注意報などで前日より水温が著しく低下した時はサクラマスの活性が落ちどうしても水面まで出てこない時がある。また、初夏になり真夏日にもなる6月は水温が急激に上がるとこれまた活性が落ち、マズメ時しか表層まで出て来なくなる。こんな場合もディープダイバーの出番となる。




前述した通り大型のサクラマスや大岩魚は好ポイントの中でも1等地にテリトリーを持って居る事が多いので、それさえ読めればディープダイバーで確信的に狙うのである。いずれの場合も水深1.5m以上の瀬の中にあるストラクチャーとなるテトラ際や、大渕に流れ込む瀬尻が岩盤や大岩に沿って流れているようなポイントで2mぐらい水深があれば警戒心も薄くなり、超大型ヒットの可能性も高い。
出来るだけ離れて上流にキャスト位置をとり、充分なキャリーで定位スポットを飛び越しサミングを駆使してなるべく静かに着水させる。流れを考慮に入れ、1番ストラクチャーに近付く流れスジにロッドワークで誘導しながらゆっくりリトリーブだけしてきたら、一気にロッドティップを水面に近くして潜らせる、この時もしディープダイバーのロングリップが着底してコンと当たってしまったら少しラインを緩め、下流に戻せば根掛かりは少ないから思い切って潜らせる。それで水深を考慮しながら底近くになるようロッドティップの位置を決めて最初優しく段々強くシェイキング&ジャークを繰り返しながら少な目のリトリーブでピンポイントに長く留まらせ、バイトを狙って誘っていると瀬の中ではいきなりゴンッと当たり一気に下流に向かったり、ヒットの直後水面まで出て来て大暴れする事が多く、バラシが多くなるのでロッドを寝かせジャンプや水面直下でのローリングを食い止め、ロッドを立てた縦のポンピングではなく、ロッドを寝かせたままの横のポンピングで注意深く、しかし強引に釣手側に顔を向かせて下流に走らせないように寄せて来て弱るのをあまり待たずにチャンスがあったら素早くネットですくってしまうのが間違い無い、瀬の中でのファイトはラインやフックや魚のフッキング部位にかなりの無理がかかって居る為、時間をかけ過ぎると鈎が伸びたり折れたり、ラインブレイクしたり、肉切れしたりしてこれまでの経験上、ろくな事は無いのである。

瀞場や淵への流れ込みの瀬尻でヒットした時はスレ掛かりの時のようにグーンと重くなり、首フリをしているような様子が伝わってから重々しく大鯉のようにゆったり底を離れないで泳ぎ回るものほど大型である。60cmを軽く超える大型は慌てず落ち着いてポンピングしながら頭を自分の居る上流に向かせて巻いてくればそれほど暴れる事も無く目の前までは来るが、流芯から中々離れず、何度か流芯から引き離す時、一進一退の寄せては離れる攻防を繰り返していると、徐々にスタミナが切れて水面下で流れに身をゆだねるように動きが止まる、その時、必ずドラグを4分の1回転以上緩めて走りに備え少し流れのあるところで岸と平行に静かに泳がせたままネットインさせれば予測のつかない方向に逃げたり暴れたりせずにランディングは比較的スムーズに出来る。



盛期の大型サクラマス♂や大岩魚♂を狙って釣る為のミノープラッギング

典型的な成熟期の大型サクラマス、左の写真向かって左の白い魚体の♀と右の黒い魚体の♂。
右の写真向かって左の黒い魚体の♂と右の白い魚体の♀。
サクラマス雌を釣った会長はゆったりとした瀞瀬や瀬脇でヒット!
私の釣ったサクラマス雄はどちらも荒瀬の瀬尻三角でのヒット!
早期は中々雄雌の区別がつかない魚体も多く、(鮭科にも雌雄同体がいる)サクラマス釣り歴が浅く数釣ってない人や素人では腹を割って見ないと分らないどっちつかずの外見のサクラマスもいるが魚体の黒さと引きの強さや暴れるファイトで、だいたい判断が付く。盛期に入ると成熟してメスは寸胴で横幅に厚みがあり、顔も優しく柔らかい外見になりヒットすると重々しい大岩魚や鯉のようなゆったりとした引きをし、腹を触ると卵塊を感じる、オスは鼻曲りで顔もイカツイ外見でセッパリで縦に幅広くヒットすると縦横無尽に走り回りジャンプしたり上流に遡ったり下流にどこまでも下ったり大型だと大格闘になる。


最盛期、 大型サクラマスは雄も雌も成熟してくるとペアリングする前、鮎の雌雄住み分けと同じようにサクラマス雄は瀬尻や荒瀬石裏や荒瀬テトラ脇、サクラマス雌は卵塊の成長を守るためか瀬頭やトロ瀬やリフルなどのゆったりできるポイントに住み分けてくる。大型ほどこれは顕著な傾向がある。水温12℃〜16℃ぐらいになると、荒瀬であれば、水深1m以下のかなりの浅い所にも60cmを超える大型サクラマスは定位するようになる。そうなればスプーンはもちろん、ディープダイバー、ミディアムディープすら底を拾い、根掛かりやトラブルが多くてロッドを立てて無理すれば使えるが楽しく効率的に使うには向かなくなる。
フローティングやシンキングやサスペンドと適材適所はあるがミノープラグの独壇場となり、複雑に流れる流脈の中でのポイントの読み、すなわち適水勢のスジと定位スポットの推測がカギとなる。ただし、サクラマスのやる気は充分なのでスレてさえ居なければピンポイントをはずしても浅くて良くルアーが見えるから着水の瞬間のバイトや追い食いする時も多いので、キャストからリトリーブ終了まで気が抜けない。

朝一はライズを探して狙っても良いし、実績ポイントを攻めるのも釣果に繫がるが、日中はポイントエリアを見回し、そのエリア中で一番強く長い荒瀬が終わる瀬尻、もしくは荒瀬の中のストラクチャー際を確信的に狙ってラン&ガンしたほうが、ダラダラと際限なくマシンガンキャストしながら下流に釣り降るよりも遥かに確率は高いし、惰性でキャストしている時に大型サクラマスの突然のバイトに不意をつかれて慌ててバラシて悔やむ事が無いよう気持ちも集中維持できる。

ウェーディングして上流に立ち、瀬尻の三角の頂点を越して下流にキャストし定位スポットで止めて流れを利用してシェイクし続ける。フローティングで駄目ならサスペンド、シンキングと変えて行っても良い、フローティングで出なくてサスペンドで出たり、シンキングで出たりもする。おそらく上下の動きの差だと思うが、活性が低いほど、スレて居るほどバイトは遅く浅く、シンキングが有利になるが、活性が高い時はフローティングがテリトリーに入った瞬間に水面を割ってドライフライに飛び付くようにバイトしてエキサイティングなゲームとなる。
直上にダウンストリームキャストをする為の位置を確保できない事も荒瀬では良くある事で、そう言う時はダウンクロスでキャストし、扇状にあっという間に通過してしまうテリトリーと推測したスポットを何度も何度もフローティングで駄目ならサスペンド、シンキングと変えて鮎の友釣りの時のように追いのスイッチが入るまで裏シェイキング&ジャークで誘って挑発する。
私のプラグアイチューニングは更に河川でサクラマスや大岩魚を釣る場合、ステディーなスローリトリーブでは規則的なウィグリングやウォブリングでモンローウォークしてユラユラアクションでサクラマスを誘いますが、ボサ下や張り出した枝下を逆引きで探る時は引っ掛からないようにジャークすると若干沖側へダートするよう微調整します。




そうすると岸際に段々よってきた時にジャークするか、リトリーブスピードを上げるとまた沖側に岸から離れ、サクラマスのテリトリーから逃げるような演出と岸際の浅場に根掛りするのを回避できるので一石二鳥です。
クロスストリームでU字ターンを演出する時も、より鋭角なU字を演出できます。
もちろん、右岸側に立つか左岸側に立つかでアイチューニングは逆になるので右岸用ミノーと左岸用ミノー共用はできません。




写真の66cm大型サクラマスもそんなシチュエーションで定位スポットを確信したキャストで5月24日ドピーカンのけだるい夏日の午後1時過ぎに荒瀬尻で水面を割って出てきたヒットでした。

加えて、永い間私は定位してテリトリー(縄張り)を持ったサクラマスや黒鯛など1匹ずつの個体を狙って来ましたが、その想定したテリトリーに魚が居なかったり釣り上げられたばかりで空き家や留守の時は釣れる訳がありません(笑) だから狭いポイントは上記のような狙い方で良いとして、瀞場や広大なポイント(海も含みます)ではこれまでも早朝やマズメ時は面で捉えて釣ってはいたのですがほとんど核心部分である定位スポットにばかりを重点的に釣る為のキャストばかりしていました。それを逆に定位スポットをワザとはずして魚の活性を上げる捨てキャストを数回する事により、じらされた魚はより確実なバイトをしてくる事に辿り着き、何度も実験した結果、確信を得ました。もちろんやる気を上げる「捨てキャスト」は小物が食いついたりするスピードでやったり根掛かりしたりするようなミスキャストはターゲットである本命が警戒するので絶対やってはいけません。
あくまでテンカラ釣りでやるスレ山女魚を苛立たせる空打ち込みと同じで食い付けない速さで数回キャスト&ピックアップするのです。これはシーバスやヒラメにも予想通り効果ありでした。

その他魚の活性が高い時は色んな外道が釣れてきて驚くやらあきれるやら(笑)6月に代表的外道として大型ナマズや希少性がサクラマスより高いウケクチウグイや驚くべき外道として私はクサガメも石が釣れたと思ったら亀の足に引っ掛かって釣っていますが、逃がしてやっても竜宮城には招待されませんでした。
しかし何と言っても一番多いのは来たーと一瞬思うがガッカリなのはニゴイだろう。私も前日大型サクラマスをバラシ、動画撮るぞと万全で臨んだ時ヒットしたのは大型ニゴイでアチャーだった。



赤丸がポイントの中でもピンポイントの底がかけ上がりになる瀬尻の三角。 ハヤが跳ねていたり、付近に大型魚のもじりがあったら確率は高いでしょう。もし、先に↓のような大型ニゴイやウグイヤマメの大型がヒットしたらすぐリリースせずに、



一時キープし、場荒れを防いでキャスト再開してください。核心部でシェイクするとまさにゴンッ!とひったくられる感じでヒットするでしょう。

68cm、オスの大型サクラマス3.2kg。








腰まで立ち込んで真下でのヒットだったので一般のルアーなら獲れなかったかもしれないサクラマスだったと思う。良型のヤマメが子供に見える。

更にファイト&ランディングでの注意として前にも瀬の中でのヒットで述べているが、特に盛期はウェーディングが多くなるので、荒瀬の中にウェーディングしながらヒットして、ゴリゴリ巻き込み、あっという間に目の前まで来たので素早くランディングネットですくったら、すぐ鈎が外れてしかもまだまだ元気な為ネット内で大暴れなんて事は良くある事。だからチョットでもチャンスがあればなるべく早くランディングしたほうがバラシの失敗が少なくて良いと言う事を付け加えて置きます。あとは散々朝からキャストして底を拾い鈎先が舐めているので新しいポイント に移動した最初のキャストの時は冷静さを取り戻すためにもミノープラグのフックは全てタッチアップした方がたとえバラシテもアワセミスしたんだろうかなどと言う悔いが残ら無いだろう。











2011年も教科書のような瀬尻三角で65cm3.8kgの大型サクラマス♂をヒット&ランディング!!




いかなる場合でも魚が目の前まで来たらドラグを4分の1回転以上緩めると言う鉄則を頭に叩き込む事で、幾ら最後にサクラマスが悪あがきしても、それまで何とか魚を寄せて来られたライン強度や結束なら切れません!





渇水期のスレた大型サクラマスや大岩魚対策




笹濁り時や増水時はミノーに入っているカチカチと言う重心移動音やジャラジャラという一部のミノーに内蔵してあるラトル音はかなり有効だが、一転渇水で澄水でナーバスになったサクラマスには音は禁物である。そういう時は無音のミノーに変えるとイキナリ食ってくる時がある。それを渇水期に大岩魚と2匹のサクラマスを特注の無音オスプレイで釣った事で実証した。最後の大型ナマズは余計だったが・・・。

流し込み(送り込み)釣り


これはどうやっても釣れないスレた大型サクラマスや超大岩魚を釣るために試行錯誤の末編み出したトップシークレットな釣り方だったが、真摯な釣り師の方にはレクチャーしてあげたので結果を出している人が多い。




超大型雄サクラマスのテリトリーである本命の荒瀬尻が空き家だったり、攻められ続けてナーバスになっている時は瀬尻と言えども簡単には出ない。渇水期であれば更に臆病になっている。
瀬脇やリフルで50cm前後の大小雄雌混在している2級ポイントを狙うしか無い場合もあるが、出来るだけ60cmを超える大型サクラマスを狙いたい時は本命ポイントに直接キャストして、間髪入れずリトリーブするよりも核心部より下流まで流し込んで流れに馴染んだ頃合いで、ゆっくりステディーに逆引きすると当たる事が良くある。1〜2回で反応がない時はシェイクを加えた瞬間に当たる事もある。
なにせ定位ポイントから離れた着水音すら聞こえない人の気配が全く感じられない距離(50m以上)からの操作なので百戦錬磨の大型サクラマスや超大岩魚もつい口を使うのだろう。

規模にもよりますが人の多いスレた渓流の瀬尻やトロ瀬でも大岩魚や大山女魚に使えます。



この流し込みには、高浮力のミノープラグが不可欠であり、フローティングで無音の物(手持ちのミノーに無音が無ければラトルや重心移動ボールは接着剤で固定しても良い。)に限る。


キャスト飛距離なんてこれからのサクラマス釣りには無意味になるでしょう。

サクラマスが定位しているフィーディングレーンと流れのスジさえ読めるようになれば、根掛かりのみ気を付けて、その気になればどこまでも流せるのですから。

サクラマスがいない時は60cm前後の超大岩魚が良くヒットします。






サクラマス釣りは、 毎年、難しい事には変わりないし、 仕事でブランクや制約はあるが、行けば高確率で釣れる状況になっている。
2010年も似たような状況で68cm3.2kg♂
2011年も4回のサクラマス釣行で3匹ヒット(^^V

40cmクラスは論外で最低でも大岩魚やサクラマスは60cm前後しか頭に無い!







60cmオーバーはこれまでも72cm♂・70cm♂・68cm♀・68cm♂・66cm♂・66cm♀・65cm♂・64cm♀・64cm♂・63cm♀63cm♂・62cm♀・61cm♂・61cm♀とオスもメスも数多く狙って釣れている。ただし、例外はあるが雌のほとんどと60cm以下のサクラマスは瀬脇や瀞やリフルで釣れる事が多く、大型の雄はほとんどが瀬尻三角でのヒットである。





私にとって釣りは趣味であって仕事として利益を得ている訳ではないから何を言っても自由だし、半端な人が否定できないしっかりとした釣果実績がある。

一般釣り人のサクラマスヒット確率0.063匹
単純に計算すると16回釣行して1匹釣れるのが平均値と言う事!
こんな釣る事さえ難しいサクラマス釣りで高確率でヒットし、

しかも、 数少ない超貴重な大型のオスのサクラマスやオスの超大岩魚 を選んだようにヒットさせる。

こんな夢を私個人的には、ほぼ充分に達成した。

言い換えて差し支えなければ、黒鯛ルアーフッシングと同じで 大型サクラマスや超大岩魚を狙う瀬尻三角理論 を自分なりに確立したと思う。 そう信じる事も釣る為の重要なファクターであり、自信が釣らせてくれる。この釣りの難しさは他の釣りと違い、絶対数が少ないため居ると思って狙いを付けたポイントにサクラマスが居ない事が多い事(空家)、これは覚悟しなければなりません。仕掛けについては人それぞれのこだわりですから自分に迷いが無くなればそれで良いのです。10人10色、釣れたらそれが正解です。


ただし、尺物程度狙いの渓流の数釣りと大きく違う点は
マシンガンキャストで数撃ちゃ当たる方式により手前の浅瀬から順次探ってなんて
尺狙いの渓流釣り感覚のまま全面取りで釣り始めて
チビや外道を出して危険な気配を醸しては超大型は警戒して、まず来ない。
いつまでも超大型が釣れない人のやってはならない失敗である。

具体的な相談としては、初心者とは言えない渓流釣りでは数釣れるベテラン釣り師なのに
「長年サクラマスを狙っているがいまだに釣れません。 サイズはどうでも良いんです、どうすれば、どこを釣れば釣れますか?」
と言う方がいました。

簡単だよ、
「トロ場でも荒瀬でも流芯を釣れば良いんだよ。」
と言うと「まさか?」と言うので
「ほんとにそのポイントの流芯だけ釣ってごらん。必ずいつか釣れるから。」
この話の真意は瀬脇や淵などの水に動きの無いところばかり攻めて やる気の無いサクラマスに期待するより、食い気とテリトリー意識 が強いやる気満々のサクラマスや大岩魚を狙った方が ずっと可能性が高く、餌は流芯が一番多く流れるので 大型の個体は何処にいても流芯の餌の流れを見ているので 流芯さえ攻めて行けばフィーディングレーンを釣っていることになるので 溶存酸素量の観点から言っても間違いないのです。

下手に小場所や瀬脇を攻めて尺山女魚のような小物や ニゴイやナマズなどの外道を出して暴れられると 警戒心の強い本命のサクラマスや大岩魚は猛アタックしてきません。 渓流の数釣り名人が陥りやすい、大物が釣れない失敗です!

最初からオスの超大型サクラマスか、 オスの超大岩魚がいるであろうポイントから釣らなければ 超大型とは巡り会えない。

サクラマス釣りを志したが釣れないとか、釣れる様にはなったが、 いつまでも60cm以下の小さいサクラマスしか釣れないと 不満や悩みのある人には、レクチャーしてあげているが、

私のサクラマス釣りのノウハウは エキスパート編に全て公開しているので 難しくて分からない初心者でも私が先人の釣りを見よう見まねでマスターしたように 自分なりに理解し昇華して行けば 狙って大型サクラマスを釣れる サクラマスアングラーに なれると思います。







ニジマスの驚異


忘れていましたが、赤川や寒河江川の春のサクラマスの外道として巨大レインボーがあります。
本命的ですが、寒河江川大井沢や本道寺の釣り堀やキャッチ&リリース地区の大きいだけで奇形や鰭の曲がった丸いボロ鱒と違い、
上段は左の永井氏のトロフィー、ここまで野生化したワイルドレインボーは狙っては中々釣れない魚です。下段は寒河江川や赤川の釣果。








幻のブラウントラウト&キングサーモン




山形県には養殖ではないネイティブな幻のブラウントラウトが生息する。

西川町の秘境、志津、大雪で有名な青森県酸ヶ湯や山形県大蔵村肘折なんてせいぜい積雪5〜6m。

志津は積雪10m!!およそ人の住んでるところで最高の積雪量だが観測所が無いから無名なだけです。そこに昭和のはじめに内水面水産試験場があって様々な鱒類を飼育していたと言う、その末裔が地蔵沼と五色沼をつなぐ寒河江川水系大越川支流石跳川の枝沢である細流を住処として世代を重ねて未だに子孫が寒河江ダムを含めて寒河江川やおそらく母なる最上川にも岩魚と一緒に脈々と生き続けている。
寒河江川水系ブラウンは63cmまで確認しているが、最大級はいくつなのか?岩魚の80cmも寒河江ダムで釣れているし、63cmのイトウまで寒河江川中流では釣れているので体長1m12cm体重20kgのキングサーモンも確実に遡上している最上川水系やかつて最上川の支流だった赤川では何があっても不思議は無い。私も2度赤川下流と中流でサクラマスではないサーモンor巨大トラウトをセットフックさせているが手に負えなかった。釣友も2時間のファイト後にラインを切られている。現在はいつ得体の知れない魚が来ても↓のようなキングサーモンが来ても何とかOKのタックルで臨んでいる。




エピローグ

サクラマス釣りも含めた全ての釣りは漁師さん以外は遊びです。いささか誤解して鼻が伸び過ぎている人も居るようですが、幾ら釣りが上手いからって人間的に偉くはありません!だから釣れなくても良いんだとは言うものの、もちろん釣れないよりは釣れたほうが楽しいに決まってる、そして出来れば大物を釣ったほうが達成感があるし、仲間との自慢話や家庭での明るい団欒の話題にもなり宴も盛り上がるものです。
短時間でも毎日のように行ける環境に居る人は羨ましい事で、今日はここに専念して駄目なら明日はアソコでも狙って見るかと余裕のある釣行計画を立てて遊べますが我々釣り場から遠い者はそうも行きません。そんな休日の釣りをいかに楽しく効率良く大物狙いをするかを突き詰めると、いかに無駄を省き、時間を大切にして行くかに尽きてきます。それで遊びの釣りながら何とか食い気の無いサクラマスを誘惑して釣るために色々試行錯誤して生まれたのがルアーをダートアクションさせる為のシェイキング&ジャークであり、裏シェイキング&ジャークなのです。さらに逆引き時や大型のサクラマスのバラシを防ぐ為に生まれたオプセル社のオスプレイの力を得て、これまで掛けてはバラシを繰り返して、ヒットするのが怖いような足場の悪い不利な状況でも大型サクラマスを驚異のクラッチフッキングで何とかランディング出来るようになりました。

それにダイワのATDでオートマチックなやり取りができるようになり、かなり釣り人側が優位に立てるようになった。


2015年も瀬尻三角理論で64cm3.3kg♂の大型サクラマス釣れました。



瀬尻三角理論で62cm2.8kgの大型雄岩魚も釣れました。長さ半分サイズ31cm400gの尺岩魚と比較すると重量とボリュームは7倍以上違う。


『魚類剥製渡部』さんに剥製制作依頼


 2016年4月7日、雪代低水温場荒れ状態で荒瀬尻では出ないナーバスなサクラマスをトロ瀬まで高浮力オスプレイフェアリー9gを流し込んでシェイキング!
3投目で62cm2.7キロ♀サクラマスが出ました。

sakura

2016年6月8日、

sakurasakura


ヒットルアーがハスルアーに似たスミスのRIPPER16g赤金のせいでバラシの可能性が高かったが、無事ランディング。 

sakura

72cm4.8圓痢蕾討離汽ラマス!

キャッチ&リリースについて は漁協でC&R区間を設けているなら厳格に守らなければなりませんが、何もきまりの無い河川区間なら釣り人それぞれの自由です。釣った魚を食べたい人もいるでしょうし、家族や友人に見せたい人もいる。飽きるほど数釣らないと中々大物はリリース出来ない人も多いです。
漁協や県条例などの規則を守って持ち帰るのは誰にもとがめる権利はありません。
今ではベテランになっている釣り師でも以前は渓流魚やサクラマスを持ち帰って食べたり、記録的大物を剥製にしたりしているものです。自分は散々釣って持ち帰りを卒業したからと言って他人に強要してはいけません。人それぞれが納得して自然にやれるようになれば良いと考えます。私も記録的大物や食べたい時は節度を持って鮮度を保ちながら持ち帰ります。

また、 サクラマスの餌釣りをルアー&フライと比べて下に見ている人がいますが、どんな釣り方をしても1匹の魚の価値と難しさは同じです。
どんな釣りでもやってみればそれぞれに難しさや楽しさや趣があり甲乙付けがたいのが分かります。やってみて自分に合っている釣りをすれば良いのです。

こんな楽しいサクラマスのルアーフィッシングですから、初心者も優しく受け入れ、遠征で遠くから来た方にも楽しんで行って頂きたいものです。釣りたい気持ちはみんな同じですが、割り込んだり、不必要な前日からの場所取りや禁漁区で平気で釣ってしまうなどしてトラブルの無いよう最低限のマナーを守って、仲良く楽しい釣りを楽しみましょう。






『初心者編〜上級者実釣編』

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