|
出産レポート 〜 南アフリカの自宅出産
6月9日に出産しました。外国での出産について興味のある方は多いと思うが、特にアフリカでの出産状況は把握しにくい、というか、ほとんど知られていない。
そこで自身の出産を通して知ったジンバブエと南アフリカの病院、助産婦出産、自宅出産について報告します!
登場人物&施設
わたし:櫻田あゆみ。ジンバブエでの文化人類学調査、結婚を通して、1999年以来5年以上をジンバブエで過ごした
。出産を控えて2007年4月に南ア・プレトリア市へ。現在子育て主婦。
キングドム:Kingdom。夫。ジンバブエ人。名前はニックネームと思われがちだが本名。アンゴラでの地雷除去プロジェクトを計画中
、だが私とベビーを養うために今は南アで色んな仕事をしているよ。
フェミナ病院:プレトリア市内の私立病院。女性疾患・出産を扱う病院。
ストークスネスト:フェミナ病院付属の助産・乳幼児検診のための施設。
ヘザーとマーゴ:プレトリア市のフェミナ病院付属の助産施設の助産婦たち。
目次
1.ジンバブエの出産状況
2.南アフリカの出産状況
3.南アフリカの助産婦出産
4.助産婦による診察
5.自宅出産の選択には考慮が必要
6.自宅出産の準備リスト
7.そして出産!
8.助産婦出産の良いところ
9.自宅出産のよいところ
10.考慮する点
簡単なレポートですので、南アでの助産婦出産、また病院出産についてもっと興味のある方は
へ質問をどうぞ。自宅にインターネットが無いので返答にやや時間がかかるかもしれませんが、ご了承ください。
1.ジンバブエの出産状況
↑トップへ
私の家族はアフリカに来たことがない。私がジンバブエから妊娠報告をし、南アフリカで出産するというと、「えーっ病院は大丈夫?」と言われた。『大丈夫』である
!どんな発展途上国でも、設備の整った病院は、少ないながらもあるものだ(無いところもあるらしいが)。ジンバブエ
、南アの場合、発展途上国とはいえインフラが整っており、病院環境も比較的良く、地元住民も外国人も病院で安全に出産することができる。私は妊娠8ヶ月目までジンバブエで定期検診を受けた。ジンバブエで出産
するにはまず、産婦人科医の定期健診を受ける。その後、出産施設のある病院を予約する。医師が発行する手紙をもって、医師が指定した病院の中から一つを選ぶ。
陣痛が始まったら予約した病院に出かけ、病院の助産婦とかかりつけの産婦人科医と出産する。ジンバブエの国立病院は、経済状況が下降するにつれ、医師不足・薬不足が深刻になっているから避けたほうが無難。私は私立の女性産婦人科医を希望していたが、問い合わせると数人の女医がハラレ市内で開業していた。選んだ医師の検診料は、保険無しで1回500〜1000円くらい(インフレが激しいので、日本円に換算するとバラツキがある)。院内は清潔で、スキャナーがあり、マタニティクラスがあり、日本の産婦人科と同じようなシステムだと思う。出産時の費用は、産婦人科医への支払いが1〜2万円、病院への支払いが1万円くらい。国立ならばこれより値段が下がるが、設備・サービスのレベルもぐっと下がる。地元新聞には、ある国立病院の看護婦が不足していて、待合室の椅子で生まれた赤ちゃんが椅子から落っこちたが怪我は無かった、というビックリ仰天の記事があった。ジンバブエには日本の助産所にあたる施設がほとんど無いようで、国立か私立の病院で産むのが一般的である。農村地区など、病院施設に遠い住民はどうして出産しているのか知らないが、病院にアクセスできる場合はできるだけ病院で産むようだ。私はジンバブエでの出産も考えた。しかし出産自体はOKとして、国全体の経済の傾きの方が問題だ。商品不足が
日々悪化し、砂糖が無い、パンが無い、薬が無い、、、生活必需品がいちじるしく不足している。さらに停電や断水もしばしばで、赤ちゃんのお風呂や洗濯
が難しくなるのが目に見えた。出産後の生活を考えて、経済状況良好な南アでの出産を決めた。
2.南アフリカの出産状況 ↑トップへ
南アもジンバブエと同じく、産婦人科医の検診の後、予約した病院施設で出産するのが一般的だ。南アの医療レベルは比較的高いが、これも私立の場合。夫キングドムは、私の出産の数日前にバイクで
転んで、プレトリア市の大学病院(国立)の救急へ出かけた。ところが、5月末から国家公務員のほとんどが賃上げストライキに入り、勤務中の医師の数が不足。緊急対策として軍の兵士を借り出して患者の手当てに大わらわ。数少ない職員は疲れているのか、給料が低いせいかやる気が無く、患者に乱暴な言葉を浴びせかけたり、重傷患者をボンヤリと見ていたり。キングドムは2時間以上待ったが医者に診てもらえず、看護婦が包帯をしてくれただけ。サービスの良い国立病院もあるらしいが、新聞を見ていても、多くの国立病院がダメだと書かれている。そこである私立病院に問い合わせると、産婦人科と病院施設の使用料金(保険無し)を合わせると、通常の出産で9000ラント(約US$1280)、帝王切開で14000ラント以上(約US$2000)である。
3.南アフリカの助産婦出産 ↑トップへ
私の姉が日本の助産所で子供を産んだのを見て、私も助産所を希望していた。助産婦出産は自然出産なのがいい。病院出産では、分娩が長引きそうだと帝王切開や会陰切開をサッサと施行するらしい。特に南アの帝王切開の割合は妊婦の50〜70%に昇るという。確かに、キングドムの親戚を始め、南アの女性たちには帝王切開経験者が多い気がする。普通の病院で産むと、私のお腹は切開されてしまう可能性が高い。一方、助産婦出産は時間をかけてゆっくり出産を進めるため、切開をしないで済む可能性が高いらしい。ジンバブエでは助産婦情報を得られず残念に思ったが、南アでは助産婦出産施設にアクセスすることができた。 ジンバブエと同じく、南アにおいても助産所は一般的ではない
ようだが、私がアプローチした助産婦は、プレトリア市内にある私立の婦人科・小児科のフェミナ病院(Femina
Hospital)に付属した施設ストークスネスト(Stork’s
Nest=コウノトリの巣)で他2人の助産婦と共に出産、出産前後教室、新生児・幼児ワクチン接種を手がけている。フェミナ病院に来た妊婦は、病院で産婦人科医を通して出産しても良いし、ストークスネストで助産婦出産を選択しても良い。ストークスネストにはアクティブ・バース・ユニット(ABU:Active
Birth
Unit:積極的出産施設)と呼ばれる出産施設があり、妊婦はこのユニットか、フェミナ病院の出産施設か、その他の病院の出産施設か、自宅での出産かを選択できる。助産婦の診察費は産婦人科医よりも低く、出産費用はABUを利用すると
、保険なしでR9000(約US$1280)、自宅出産だとR6500(約US$930)。この費用には出産後2〜3日の自宅訪問や、非常時に待機する産婦人科医の予約費用などが含まれる。私は第一希望を自宅出産にした。新しい国の見知らぬ病院で出産するのが不安で
あり、自宅の方がリラックスして自然出産ができるのではないかと思ったからだ。
4.助産婦による診察 ↑トップへ
ストークスネストでの初回検診で、助産婦マーゴに会った。ストークスネストでの助産婦出産・自然出産が、産婦人科・病院での出産と比べてどんなものであるかの説明があった。近年は多くの女性が、産婦人科や大きな病院で出産する。しかし大きな病院では、出産時に初めて会う助産婦や医師が対応する場合があったり、病院側から産み方を指図されて自由な動きがとれない、出産後に赤ちゃんから離されることが多い、といった点が一部母親たちの不満になっている。一方助産婦が手がける自然出産では、陣痛促進・帝王切開・会陰切開などをしない。妊娠中や出産時に非常事態が発生しない限り、多くの妊婦が、病院の施設・機器・手術・薬を使わなくても出産ができるからだ。また助産婦出産の場合、検診から出産、産後のサポートまで、一貫して同じ助産婦が対応する。助産婦の多くが女性であり、出産を経験者も多く、頼りがいと安心感がある。さらに、産婦人科医と比べて費用は割安である。非常時に待機する産婦人科医や病院の備えも確立している。説明の後はおなかの検診。ストークスネストでは、助産婦の触診でお腹をチェックするが、触診ではっきりしない場合は隣の病棟にあるスキャナーでチェックする。初回検診は30分ほど。フレンドリーでゆったりした雰囲気で、わき合い合いとした感じが、助産所のいいところである。マーゴの検診の翌週に、フェミナ病院のS医師による検診を受けた。フェミナ病院のストークスネストで助産婦出産をする場合、S先生が待機医師になるからだ。S医師は、妊娠・出産時に問題が起こったとき(赤ちゃんが出てこない、帝王切開の手術が必要になる、出血が多いなど)に対処にあたる。
5.自宅出産の選択には考慮が必要 ↑トップへ
私は初回検診時に、自宅出産をしたい旨を伝えた。オランダでは自宅出産が比較的多いらしいし、その他各国でも自宅出産の人気が高まっているらしい。しかし、マーゴ、ヘザー共に「初産の妊婦さんにはABU(アクティブバースユニット)かフェミナ病院での出産を勧めているのだけど、、、」と言う。初産が万事良好だった経産婦には自宅出産はお勧めだが、初産の場合はどんな事態が起こるか分らないからだという。そして自宅出産の緊急時には病院輸送が必要になり、妊婦・胎児にかなりの負担がかかるそうだ。アクティブバース(自発的出産法、積極的出産法)というのは、妊婦が自分で選んだ体勢で出産に望んだり、音楽を聴きながら出産したりと、妊婦が出産の積極的な主体になって産むという方法。ストークスネストのアクティブバースユニットを見せてもらうと、広くて清潔な部屋に、大きなベッド、湯船、シャワー、トイレなどがおしゃれにコーディネートされている。大きな湯船では水中出産ができる。CDプレーヤーで好きな音楽を聴いたり、好みの香やアロマを炊いたりできる。また、家族・親戚・友人など、誰でも立ち会うことができる。私はそれでもやっぱり自宅出産にした。自宅からストークスネストまで車で30分くらいかかるし、昔はみんな自宅出産だったのだから大丈夫だろうと呑気に考えていたのである。
6.自宅出産の準備リスト ↑トップへ
自宅出産と言うと準備が面倒だと思われるかもしれないが、ストークスネストでもらった下の表を見るとわかるように準備用品は近くのスーパーや薬局で安く購入できるか、既に自宅にある物ばかりで、1日あれば簡単に揃う。*以外は必須の物だ
が、結構使わない物もあった。
|
準備するもの |
説明 |
私のコメント |
|
タオル10本
|
5本=濃い色のもの。出産時・産後の掃除用。3本=柔らかい赤ちゃん用タオル / または普通のタオル1本と赤ちゃん用湯上り毛布2本。2〜3本=妊婦のお風呂用 1本=小さ目の濃い色のもの。赤ちゃんのお風呂上り用 |
家にある普通のタオルでOK。掃除用タオルはなぜか使われていなかった。どうやって出血や出産後の後始末をしたのだろう? |
|
バケツ2個 |
ゴミ箱用と出産時に出る洗濯物用。双方ゴミ袋(スーパーのでOK)を装着しておく。他に複数の予備ゴミ袋と大きなゴミ回収袋を1つ |
ゴミ回収袋は使われていなかった。 |
|
胎盤を入れる容器 |
燃やすか埋める。 |
我が家はアパートなのでスーパーのゴミ袋に入れて、義理の姉の家で燃やしてもらった。 |
|
大きなビニールシートまたは 大きいゴミ回収袋 |
分娩時に使うベッド・マットレスやカウチなどをカバーできるようにセロテープで貼り合わせておく。工務店などで売っている黒いペイント・シートも良い。 |
ゴミ回収袋を使った。2枚くらいでOK。 |
|
卓上ランプか懐中電灯 |
出産後に助産婦が赤ちゃんの涙などをチェックするのに使用。 |
赤ちゃんが朝に生まれて光が十分あったためか、使われていなかった。 |
|
湯たんぽ、または小麦袋 |
小麦袋は電子レンジで暖めて使う。1〜2個。陣痛を緩和したり、赤ちゃんのタオルを暖めたりするのに使う。 |
特に冬は必須。南アの6月は冬まっさかりなので、湯たんぽ大活躍。陣痛の時には痛みで頭が一杯で湯たんぽ利用を忘れていたが。 |
|
ヒーター |
出産に使う部屋を暖める。 |
いつも使っているヒーターでOK。 |
|
シチュー鍋 |
助産婦が出産に使う器具を消毒するのに使う。 |
いつも使っているのでOK。 |
|
肘掛の無い椅子 |
|
分娩時にしゃがむ姿勢をとりたい場合に使う。私は使わなかった。 |
|
*ペーパー・タオル |
|
掃除するのに使ったのだと思う。キッチンペーパーでOK |
|
*コットン
|
|
産後、会陰を縫い合わせる時とか、赤ちゃんのへその緒の消毒とかに使った。 |
|
*リネン・セーバー 10枚 |
ビニールと紙が何枚か重ねあわされた失禁対策シーツ。薬局で売っている |
分娩時や産後の出血からベッドを守るために使う。 |
|
*マタニティ・パッド20個 |
30cmx10cmくらいのサイズのもの。 |
大きい生理パッドでもいい。 |
|
ハイパリスプレー(Hyperispray) |
Natura製品(ブランド名)。産後、妊婦の体を清潔に保つのと鎮痛に使う。 |
最近はこの製品があまり生産されていないらしく、下記のあら塩での鎮痛でOKといわれた。 |
|
エチルアルコール またはUmbicareまたはWecisin
Powder |
赤ちゃんのへその緒部分を消毒するのに使う。 |
エチルアルコールを薬局で購入した。しばらくの間、オムツ替えの度におヘソを消毒する。 |
|
あら塩 |
出産後にお風呂に入れて鎮痛のために使う。 |
|
|
ラベンダーのエッセンシャル・オイル |
出産後にお風呂に入れると良い。必須ではない。 |
|
|
氷嚢(冷凍庫に入れておく)、砕いた氷、凍らせたコンドーム、凍らせた豆類、いずれか |
会陰に当てて使う。 |
氷を冷凍庫に用意しておいたけど、使わなかった。 |
|
精製塩2キロ |
水中出産の場合お風呂に入れる。 |
自宅で水中出産を希望する場合は、水中出産用のお風呂をレンタルできる。 |
|
MyprodolまたはVoltaren(座薬) |
産後の鎮痛に使う。
|
薬局で尋ねたら、最近は製造していないと言われた。産後は何の鎮痛剤も使わなかった。 |
|
ゆったりしたTシャツを何枚か |
分娩時に妊婦が着る。 |
破水や出血で汚れるので2枚はあった方がいいけど、私は1枚しか使わなかった。 |
|
産後に着る服 |
お母さんのものと赤ちゃんのもの |
自宅なのでどんな服でもよかった。 |
|
使い捨てパンツ、古いストッキングの脚部分を切ったもの、古いゆったりしたパンツのいずれか |
数枚。 |
使い捨てパンツは大きな薬局で売っている。私は履きなれた大き目のパンツを使った。産後の出血で汚れやすいので、後に捨ててもよいような下着が便利。 |
|
安価な新生児用おむつ |
数個。産後にお母さんが使う。 |
産後の出血は多いので、マタニティ・パッドの外からあてて使うようだ。私はリネン・セーバーを使った。 |
|
赤ちゃん用のおむつ |
|
|
7.そして出産! ↑トップへ
私の予定日は6月2日だったが、実際の出産は9日になった。1週間以上遅れたら、帝王切開になる可能性が高くなり、自宅出産はもちろん、自然出産は無理になると言われていたので、ぎりぎりで間に合った感じだ。私の陣痛は夜の8時くらいに始まった。陣痛の間隔が3〜4分おきになったら助産婦に連絡をとるように言われていたので、朝の7時ごろヘザーとマーゴに来てもらった。2人のうち1人が補助の助産婦である。赤ちゃんの心音をチェックする機械を始め、
上記準備リスト以外の必要な器具は全て助産婦が携帯してくる。彼女らの到着後まもなく“いきみ”が始まったが、初めてなせいかイマイチいきみ方が分からず手間がかかった。しゃがんだり、座ったり、姿勢を何度も変え、最終的に助産婦の提案で、キングドムが私を後ろから支える姿勢をとった。いきんでいる間はヘザーとマーゴが絶えず「大丈夫だいじょうぶ。うまくやってるわ (You
are doing
great)!」と私を励まし、赤ちゃんの頭が見えると「髪の毛が見えるわ!ホラホラ!」と鏡で見せてくれた(が、必死だったので見えなかった)。 いきんだ時間が長かったせいか、赤ちゃんの心音が疲れてきていると助産婦が言ったときにはややあせった。痛みとあせりでやけっぱちになった私がエェーイィ!とイキムと、赤ちゃん誕生!朝8時半。おーっ、よかった。。。心音が弱っていると言われて心配だったが、体が出るとすぐワーッと大きな声で泣いた。ヘソの緒付き、羊水ドロドロでグルグル動く赤ちゃんをだっこ。この後キングドムがヘソの尾を切って出産は完了。めでたしめでたし!出産後は、1人の助産婦さんが1〜3日くらい、希望に応じて自宅に往診しに来る。産後のお母さんと赤ちゃんの容態をチェックし、お乳の与え方やお風呂の入れ方などのアドバイスがある。それにしても、陣痛もイキミもかなりいたかったよ。。。トホホ。
 |
 |
 |
 |
|
イキむ私。どんな姿勢でいきんでもOK。 |
生まれたてのレン・ユタカ
。羊水つき。 |
出産後、助産婦さんたちと。とてもフレンドリー。 |
生まれた日のレン・ユタカ |
8.助産婦出産の良いところ ↑トップへ
日本の助産所出産は親しみやすい点で人気が高まっているが、自分も南アで助産婦出産を経験できて、とても良かったと思う。南アの助産婦出産vs病院出産との比較をしてみたので、下表をご覧ください。
|
助産婦出産 |
病院出産(私立) |
|
自然出産が基本。「切りたくない」人にお勧め。 |
医師、病院のスケジュール・方針から、帝王切開・会陰切開などを施行する場合がある。 |
|
検診時間にゆとりがある。20〜30分。
|
忙しいためか、検診時間は比較的短い。
|
|
検診料は一回約2000円。(保険無し)
|
検診料は一回3000〜4000円(保険無し)。
|
|
出産費用はR6500(約US$930) 〜
|
出産費用は約R9000(約US$1280) 〜
|
|
家族、知人、誰でも立ち会うことができる。
|
立ち会える人は限られている。
|
|
出産姿勢・方法は自分で決めてよい。
|
出産姿勢など、病院側から指定される。
|
*上記情報は、私が問い合わせた施設のもの。
9.自宅出産のよいところ ↑トップへ
自宅出産は、住み慣れた家の中でリラックスして産むことができる。好きな音楽をかけたり、好きな物を食べたり飲んだり、好きなときにお風呂に入ったりしながら陣痛を乗り越えることができる。家族成員が積極的に出産に関わることができる。私の自宅出産の場合、いきむ時に夫が後ろから支えて一緒にいきみ、出産後はヘソの尾を夫が切ったが、心に残るよい体験だった。また、陣痛が始まってから病院へ駆けつけたり、出産後に帰宅する面倒が無く、自宅でのんびり赤ちゃんと過ごすことが出来る。私の場合、出産の後すぐに、赤ちゃん、キングドムと私の3人で、自分の家で静かにシミジミと新しい家族が出来た感動にひたることができたのはとても良かった。また、費用は3つの出産施設(1.病院、2.ストークスネストのアクティブバースユニット、3.自宅)のなかでも最も安価だ。
10.考慮する点 ↑トップへ
助産婦出産は沢山の利点があるし、家族・赤ちゃんとすぐ一緒にいられる自宅出産も素敵な経験。でも以下の点に注意しましょう。
−妊婦・胎児に問題が無い場合に限ります。
−自宅出産は、分娩中に問題が起きたとき、病院への輸送が身体的・精神的にタイヘン。でも、初めての出産に何も問題が無かった経産婦はたいてい自然出産でいけるらしいのでマル。
−アパートなどで自宅出産する場合、ご近所が気になるかも。私は1時間ほどいきんでいたが、その間ギャアギャア叫んでいたのでアパートの住人は朝っぱらから何事かとびっくりしただろう。
−助産婦出産は妊婦が主体。初産の方は旦那さんや立ち会う予定の家族と共にマタニティクラスに参加して、出産に関する知識をつけておこう。私の出産時、キングドムが陣痛中に眠りこけて何の気遣いもしてくれなかったり、私が陣痛中に何も栄養をとらなかったのでイキミ時に疲れきってしまったり、さらにイキミ方が分らずパニックに陥ったりしたが、マタニティクラスでお互い出産についてもっと学んでおけばよかったと思う。
なにはともあれ、今はどんどん大きくなる赤ちゃんと楽しく暮らしています。息子の名前は『蓮(レン) 豊(ユタカ) タイガー』。最初の2つは私の姉と妹、最後のはキングドムのお姉さんの提案。私の案はキタロウ、キングドムの案はキングドム2世だったのだけど、あっさり却下されちゃったよ。

11週目のレン・ユタカ |