topitem
topitem item2 topitem

HOME | BLOG | DISKS 2

Informations

楽器(アドリブ)で歌うというのはどういうことか?

アドリブも歌なんだということはよく言われますが、具体的にはどういうことなのか、ということをちょっと考えてみました。これは勿論、アドリブのフレーズに歌詞をつけて歌えるようでなくてはいけないということではなく(後期コルトレーンはどうなのかとか、エリック・ドルフィーのフレーズは無理だろうとか、ということになってしまいます。オーネット・コールマンなんかは、そのまま歌になりそうなのもありますが)、その人なりの歌ということです。キース・ジャッレトのうなり声を聞くと、彼のピアノは全部歌だということがよく解りますね。

我々が実際に歌う時のことを考えると、普通は、まずメロディー、そして歌詞を確認して(つまり一回身体の中に入れて)、声として出すということになります。アドリブでも同じようにやることも出来ます。多くのフレーズをストックしておいて、それらを核にしてメロディーを作るというやり方です。ただこの場合、一般的には(一度聞いたら、すぐ演奏できるような才能の持ち主以外は)真面目で多大の努力を要するということになります。

自分自身を含めて多くの凡才は、目(楽譜)や音という外からの情報にそのまま反応して音を出す、つまり身体の中から出てくる音ではなく、身体の表面でしか音楽をやっていないので、どうしても薄っぺらになりがちです。実はこの場合、もっと大きな問題としてリズムのことがあります。ジャズを含めたアメリカのポピュラー音楽の特徴にビートのことがあります。ビートは音楽のボトムになくてはならないものですから、上っ面だけで音楽をやっていると、文字通りノリの悪い、拍子の縦の線からずれた演奏になってしまいます。プレーヤーの上手下手を分ける大きなポイントはここにあります。

いいアドリブソロとはどういうものか。多彩で、時に歌うがごときフレーズを交えたメロディーライン(曲の構造や特徴となる音、使えるスケールや音をとっさにつかむ)、強いビート感がある、自分の音を持っている(身体全体を使って楽器を鳴らしている)、といったことになるでしょうか。

具体的にはどうしたらいいのか。このように書いてみると、ただ練習あるのみ、みたいになってしまいますが、限られた時間の中での練習ということになると、個人個人でその処方箋は違ってくると思いますが、一般的には、どんな時にもビートを意識すること。単調なスケールの練習の時も、ビートを意識することで楽器と自分の身体の距離も近づくような気がします。実際に声を出して歌ってみること。ソルフェージュをやるのもいいと思います。いいシンガーを聞いて、声のコントロールの仕方をテーマを演奏する時に活かすことでメロディーの歌い方の感覚を身につける、といったこともいいでしょう。

以上、屁理屈のようではありますが、ちょっと書いてみました。(2015.6.22)

 2012年、なんと30年ぶりにカーティス・クリーク・バンドのCDが、ディスクユニオンから発売されました。

 20131月23日には、30年前のLPが3枚、高音質のSHM-CDで復刻されました。ニューアルバムの予定もあります。時代がひとまわりした感じですね。

 

これは自作CDのリストです

以前のホームページこちら

お問い合わせ、ご質問などはこちら