鍾乳洞熟成酒の誕生秘話

 

 


鍾乳洞熟成酒は、新聞でも大々的に紹介されました。


鍾乳洞熟成酒の誕生秘話

「何とか、自分たちだけのお酒を作りたい。それも、とびっきり夢のあるお酒を!」鍾乳洞熟成酒の誕生は、そんな素朴な願いから生まれました。ここは近隣の市町村から集まった5件のお酒屋さんが組織する「ここしか村グループ」の定例集会、そこでは活発な意見が出されていた。「ワインは熟成して美味しくなるが日本酒はどうなのか?」、「日本酒も一定期間熟成させたものは一般的にまろやかになるはずだ。」、「でも、どこで熟成させるのか?」、「冷蔵庫では夢もへったくれもないし振動もお酒に悪いのでは?」等々、しかし、偶然にもメンバーの中に郡上八幡にある大滝鍾乳洞の社長と親戚の酒屋さんがいたのです。「そうだ、鍾乳洞で貯蔵してはどうだろう。あそこには今は閉鎖してある旧洞がある。」メンバーの意見が一致しました。ここしか村グループのお酒はこれだ!! 本当にここにしかない夢のあるお酒。清涼な鍾乳洞の滴のしたたり落ちる洞窟の中で熟成させた鍾乳洞熟成酒。しかし、そこからが問題でした。「どこの蔵元が、わざわざ鍾乳洞へお酒を貯蔵してくれるだろう。しかも出てきたお酒が美味しくなってくれるという補償はどこにもない。」、「もし、お酒がだめになってしまったら大損害だ。」などの意見も出ました。しかし、我々のグループの夢に、大滝鍾乳洞殿と美濃市の小坂酒造殿が、こころよく協力を申し出てくれました。心配していたお酒の熟成に関しても、鍾乳洞の温度や、光が全く当たらないという条件から、うまく熟成するのではないかという見解でした。そして鍾乳洞へお酒を貯蔵してから一年が経過し、いよいよ鍾乳洞熟成酒を取り出す日が来ました。一年の歳月は、お酒のラベルをぼろぼろにし一瞬メンバーを不安にさせました。しかし一口、口に入れた瞬間メンバーの顔から笑みがこぼれました。「うまい!大成功だ!」特に熟成前のお酒を飲み比べると、そのまろやかさが際だっていました。「鍾乳洞熟成酒」これぞまさに、ここにしかない至高のお酒だと思います。