「COM」編集部関係者の方が、虫プロ商事倒産後も「ぐら・こん」の投稿作品の
未返却の原稿の一部を保管されていて、なんとか執筆者に返却したいという事でしたので、
こちらに掲載させていただき、微力ながら情報を集めようという事になりました。

御住所や本名も解っている作品もありますが、
なにしろ投稿時の情報ですので、迂闊に発送も出来ず確認も出来ない状態です。
掲載にあたり、著作権や個人情報の保護にも配慮して、掲載画像は最小限に止め、
御住所の解っている作品についてはその住所の一部を、
本名の解っている作品もペンネームを記させていただきます。

掲載原稿について執筆者及び執筆者や作品を御存知の方等、
なにか情報を御存知の方は当ホームページまでお知らせください。

dairy_kawaraban-gracom@yahoo.co.jp


画像をクリックして下さい
「セミ」(COM1967年8月号掲載)

「ぐら・こん」新人賞に入選した白石晶子さんの作品
おかげさまで原稿の返却が出来ました。
また、ご好意により作品も掲載させていただけました。
★執筆者プロフィールはこちら
「きょうだい」(COM1967年12月号掲載)

「ぐら・こん」新人賞に入選した白石晶子さんの作品
おかげさまで原稿の返却が出来ました。
また、ご好意により作品も掲載させていただけました。
★執筆者プロフィールはこちら
「五月下旬」24ページ

おかげさまで執筆者の方がみつかりました。
投稿作品については、御自身のブログに
書かれていらっしゃいますのでご覧下さい。
「漫棚通信ブログ版」
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-98fb.html
「汽車がくる…」27ページ

ペンネーム等いっさい不明。
*
「糸の切れたあやつり人形」16ページ、

ペンネーム・伊藤一二三。

*
*
「下描きだけの作品」16ページ

(女子高生の学園内恋愛ラブコメ)
扉ページが紛失しているため、
タイトルもペンネームも不明。
*
★1971年の記憶★

 「ぐら・こん」の投稿作品の原稿は、募集開始当初から筆者に返却する事が基本でしたが、本誌掲載
作品の原稿が印刷所で紛失したり、返却先が不明等で100%返却出来ていた訳ではなかったそうです。
高校時代に一緒に漫画研究会を立ち上げた友人のA氏は、1971年の春から「COM」編集部で投稿作品の
原稿整理のアルバイトをしていましたが大学受験の準備ために辞める事になり、夏の終わりぐらいから
小生が後任となりました。未返却の投稿作品は大量に残っていて、始めた当初は作品やページ数を確認し
返却用の封筒に入れ替え、まとまった所で郵便局から集荷に来てもらうという作業の毎日でしたが、
そのうちプロの執筆作家さんの原稿を返却に行ったり、写植を貼ったり、編集部に訪れて来た大学の
漫画サークルの方々や漫画家志望の方々の応対、プロの執筆作家さんとの打ち合わせや原稿取り等、
編集部員のような事までするようになりました。特にプロの作家さんの未返却原稿が大きなロッカーに
沢山有って、そちらの返却のために頻繁に出かける事も多くなり、住所と市販の地図を頼りに結構遠方の
見知らぬ土地でまで出掛けたため、家をさがすのが得意になりました。
 そんな編集部員モドキの生活を送っていた小生は、ある日石井編集長に連れられて西武池袋線の
富士見台駅へ降ります。5分ぐらい歩いて精肉店「肉の越後屋」の裏手の階段を上って着いたのが、
なっなっなんと...手塚プロダクション。小学生の頃、富士見台の虫プロダクションに頻繁に通っていたし
(遊びに)、モダン(死語!)で豪奢な手塚邸もしょっちゅう覗いていたので特に驚くような事ではないん
ですが、手塚先生にちゃんと紹介されるという事ですっかり舞い上がってしまいました。小生はただの
編集アルバイトなのにもかかわらず、手塚先生は執筆中のペンを止めて丁寧に挨拶してくださり、
ニコニコしながらフレンドリーに話しかけていただいたので、えらく感激したのを覚えています
...この時は毎月末の締め切り前後に数日間泊まり込む事になるとは想像も出来なかったケド。
 その後、手塚プロダクションを後にして少し歩き見覚えのある手塚邸の横を通って着いたのが
村野守美先生のお宅でした。これが我が師との初めての出会いでしたが、それはまた別の機会に。
 そんな訳で、投稿作品の原稿整理は後回しになり、ほぼ編集部員のような日常となりましたが、
当時虫プロ商事の制作部長として君臨していた暴君"ヤマト"N氏の独断に近い形で「COM」が
「COMコミックス」となったのを潮時に、編集部のアルバイトを辞めてしまったので、その後
投稿作品の原稿返却はどうなったのかは小生には解りません。
 しかし今回、40年近く未返却の原稿を保管されていた編集部関係者がいらっしゃったという事、
漫画を愛する投稿者や投稿作品に対する「ぐら・こん」の理念を大切に思っていてくれた事に、
とても感激いたしました。
執筆された方が見つかり原稿が無事に返却される事を祈って...。


2012.11.24/さいとうてるひこ
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