1971年末に「COM」が休刊し「COMコミックス」に変わった頃、
漫画界全体にも変化の兆しがあったように記憶しています。
ちょうどその頃から各出版社は漫画雑誌の発行部数を競う事を加速し、
先進的な漫画家や編集者の苦闘の末に表現メディアとしての地位を確立しつつあった
「漫画」が、所謂「産業」へと変わって行く始まりでもあったのです。
そんな「産業」としての「漫画」は、やがて出版社の収益の中核を担うようになります。
勿論、そんな「産業」としての漫画界からも沢山の傑作・秀作・佳作が生まれ、
多くの読者に長く愛されている事を否定するつもりはありませんが、
何と言うか、「作家」としての漫画家や送り出す側の一般商業誌の編集者にも、
その頃までは確実にあった「自由な雰囲気」が、「COM」が休刊したあたりから
徐々に失われて行ったように感じていたからです。過渡期とも言える
そんな時代にも、「自由な雰囲気」を維持しようと抵抗した雑誌がありました。
こちらのコーナーでは、「COM」と同時代、あるいは「COM」以後に発行された

そんな雑誌たちを紹介して行こうと思います。

タイトルは「COM」1967年3〜4月号に「手塚治虫名作劇場」として前後編で掲載された
「フィルムは生きている」からパクらせていただきました。
手塚治虫のアニメーションに対する思いがあふれた秀作です。
...ディズニーの記録映画に「砂漠は生きている」というのもあったりしますが。
「COM」に執筆していた作家の皆さんや「ぐら・こん」の投稿者の皆さん、

愛読者だった皆さんの心の中にも、確実に

「COMは生きている」

という想いを込めて...。

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「ごん」

発行/日の丸文庫(東京)・光伸書房(大阪)
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『刑(デカ)事』

no.49最終号

発行/東京トップ社

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