ごあいさつ

 

「29年度 区災ボラウォークを通して」

保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク(災ボラ)は、優先度の高い人々と共同支援体制を重点活動として進めてきました。今年度は健常者から災害要支援者、いわゆる帰宅難民ウォークを2回行いました。1回目は聴覚障がい者団体「虹の会」と、普段は通学にバス通学している人達にとって地震等の災害が発生したと想定した時、徒歩で通学できるウォークを実施しました。横浜地下街から国道一号を動線として。その間の避難場所、例えば公的施設やコンビニ、ガソリンスタンド、学校等緊急避難を受け入れてくれる場所等を地図に落とし確認してウォーキングしました。点検確認のため約2時間ほどかかりましたが、私たち健常者と違い障がいを持つ人にとっては初めてのことや障がいのハンディキャップを乗り越え、ともに共同で完歩しました。2回目は、7年前の東日本大震災3.11を風化させないこと、また、横浜は震度5.5による市民生活が大混乱を起こし、ライフラインの途絶、ことに交通網の遮断による帰宅困難者の大量発生により徒歩帰宅を余儀なくされました。国道沿いを黙々と歩く人の波は、蟻の行列のような有様でした。もし、首都圏直下型地震が起きたとき、私たちはどう帰宅困難者を確保したらよいだろうかと、横浜駅を起点として帰宅困難ウォークを試みました。今回車椅子の方も参加され、帷子川沿いの海抜表示の確認をしながら設備ウォーク、横浜地下街を脱出して国道沿いを帰宅困難路としたウォーク。また、健常者と障がい者共同による避難場所や避難受け入れの施設等の確認をしながら地図落としをした検証ウォーク、また、車いす使用者と安全確認、避難受け入れ場所、コンビニ等の災害時の受け入れ、トイレ施設の確認を通して自らの立ち位置で状況にどう対応したらよいか、シミュレーション訓練を実施しました。すでに東南海地震や首都圏直下型地震がいつ起きてもおかしくないと言われている昨今、対応できる備えを心掛けておくことは、私たちにとって急務であり、日常性である生活に災害(地震)を意識することが「減災」であると思います。それぞれの立ち位置を自覚して備えることの大切さを肝に銘じておきましょう。